ふたたび赤い悪夢
- 法月綸太郎シリーズ (13)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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実は大学生の頃に読んだのは『頼子のために』までで、その後別の作家に移った。これは単純にその頃出ていた彼の作品の文庫が『頼子のために』しかなかったからだ。本作を読んだのはかなり後で、数年経った頃。そして本作は『頼子のために』と『一の悲劇』と合わせて悲劇三部作という謳い文句でもあり、しかも先に書いた感想でも解るように、私の中では読後数年を経て、『頼子のために』の記憶は美化されていた。手にした時の期待感は推して量るべしだろう。 | ||||
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「頼子のために」「一の悲劇」と合わせて三部作と呼ばれる作品です。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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★★★★☆ | ||||
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期待を裏切らない読み応えでした。 長年探していたものの書籍ではてにはいらず諦めていた商品のため、ネットブックの利便性に気づくキッカケとなりました。 | ||||
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600ページ超えの長編ミステリー。本作は三部作の最終巻で、「頼子のために」ともう1冊のあとに読むべき本らしい。知らなかった。こういうことがあるからナンバリングつけてほしいんだ私は。「頼子のために」のみ既読だったので初っ端から主人公が落ち込んでる理由は辛うじて理解できました。うっすら前二作のネタバレが挟まれるので初見の人はやはり「頼子のために」から順番に見た方がいいでしょう。 ページ数が多いので嫌な予感はしていたのですがやはり中だるみがひどくてダルダルです。文章自体は読みやすいのですが、それを補って余りあるダルさ。進行が遅く100ページくらいまでは我慢して読みましたがそこから飛ばし読み。経験則ですがページ数が多い小説は9割中だるみしているので悪い予感が当たった形になります。100ページ程度しか読んでいないのであれですが心情面をかなり丁寧に書いていました。感情の機微は大切にしたい方ですがミステリー小説であまりにそこにページ数を割かれるのも考えもの。人間の厚みをトリックと同じくらい重視している方なら気にならない…のかな。とりあえず道のりが長いので腰を据えて付き合える方向けですね。 「頼子のために」はテンポよく進んで面白かっただけに序盤で躓いた本作は残念でした。我慢して最後まで真面目に読めば面白いのかもしれませんが序盤がダルくて無理。飛ばし読みしたので正当な評価とは言えませんが、まあ☆2にしておきます。 | ||||
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使うのやめてくれよ。これは飛行機が堕ちる悪夢の曲なんだから。 | ||||
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法月探偵長編シリーズの「頼子のために」、「一の悲劇」と続く3部作の一編。3部作と言っても他の2編は独立した作品として読めるが、本作だけは過去の法月長編と内容が密接に絡んでいたり、一部内容を割っている部分があるため、この「ふたたび赤い悪夢」だけは最低限、前作の「頼子のために」を読んでからでないと魅力は半減してしまう。さらに登場人物が続投している「雪密室」も読んでいると尚作品の理解がしやすい。何故か3部作のうちの「一の悲劇」とは何の関連もないのだが・・・・。 文庫版で600ページ超えと非常にボリュームがある作品だが、引用やアイドルの文化史などの蘊蓄にもかなりページが割かれているが、これ事件のトリックと何か関係あるのかなと思っていると何の関係もなかったりするなど、ややこの事件とトリックにしては長すぎる感がしないでもない。正直3部作の中では一番評価は低いが、質は十分高いので最後まで興味を失うことなく読めるだろう。 前作「頼子のために」からすると本作は法月探偵の再生と救済の物語と位置付けられるが、本作の後の長編「生首に聞いて見ろ」が出るまで10年ほどかかっているので何やら象徴的な作品ではある。 重厚な作品だが、劇中出てくる映画監督がどう見てもモデルが大林宣彦だったり、原作作家の名前が吉本ばぎなだったりと細かいところで変なギャグが織り込まれていたり、洋楽の歌詞引用がやたら多いのも特徴。 | ||||
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