(短編集)
殺人暦
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横溝小説は強烈なインパクトがあり、読書後も余韻が長く続いたものだが、この本はそれをあまり感じなかった。金田一探偵の推理でなかったからか、アガサ・クリスティーを読みすぎたのか、体調が悪かったからか、あるいは単に歳を取ったのか。ただし、決してネガティブな評ではない。一読の価値はあります。 | ||||
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著者は長編型作家だと思う。 つまり、いわゆるストーリーテラーというわけだ。 戦後のミステリ作品でも、短編より長編に傑作が多い。 しかし戦前では、様々な事情から短編が中心の執筆だった。 また、それも純然たるミステリ作品ばかりではなかった。 だから、後にブームが到来し、映画化もされた多くの戦後の作品と比べて、本書収載のような戦前の短編は、あまり注目されなかった。 しかし、著者のミステリの基本は戦前の怪奇幻想風味の短編にある。 本書には「殺人暦」、「三本の毛髪」、「丹夫人の化粧台」、「髑髏鬼」の四編が収載されている。 いずれも戦前の作品であり、「鬼火」や「真珠郎」などよりも前のものだ。 ミステリとしてのレベルはけっして高いわけではない。 ミステリといいにくいものだってある。 しかし、これが戦後の「犬神家〜」や「獄門島」などの原点なのだ。 とりたてて傑作とはいえない。 だが、著者の全貌を理解するためには、本書の作品もまた必要なのである。 | ||||
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四つの作品から構成される本書だが、一番面白かったのは、 表題作にもなっている『殺人暦』だった。 二転、三転と転回し、展開する。実に楽しめる作品となっている。 何より読みやすい文体だった。 | ||||
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