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(短編集)

殺人暦



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殺人暦の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

期待をやや外れ

横溝小説は強烈なインパクトがあり、読書後も余韻が長く続いたものだが、この本はそれをあまり感じなかった。金田一探偵の推理でなかったからか、アガサ・クリスティーを読みすぎたのか、体調が悪かったからか、あるいは単に歳を取ったのか。ただし、決してネガティブな評ではない。一読の価値はあります。
殺人暦: 他3編 (春陽文庫 C 95-1)Amazon書評・レビュー:殺人暦: 他3編 (春陽文庫 C 95-1)より
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No.2:
(5pt)

これもまた横溝ミステリである

著者は長編型作家だと思う。
つまり、いわゆるストーリーテラーというわけだ。
戦後のミステリ作品でも、短編より長編に傑作が多い。
しかし戦前では、様々な事情から短編が中心の執筆だった。
また、それも純然たるミステリ作品ばかりではなかった。
だから、後にブームが到来し、映画化もされた多くの戦後の作品と比べて、本書収載のような戦前の短編は、あまり注目されなかった。

しかし、著者のミステリの基本は戦前の怪奇幻想風味の短編にある。
本書には「殺人暦」、「三本の毛髪」、「丹夫人の化粧台」、「髑髏鬼」の四編が収載されている。
いずれも戦前の作品であり、「鬼火」や「真珠郎」などよりも前のものだ。
ミステリとしてのレベルはけっして高いわけではない。
ミステリといいにくいものだってある。
しかし、これが戦後の「犬神家〜」や「獄門島」などの原点なのだ。
とりたてて傑作とはいえない。
だが、著者の全貌を理解するためには、本書の作品もまた必要なのである。
殺人暦: 他3編 (春陽文庫 C 95-1)Amazon書評・レビュー:殺人暦: 他3編 (春陽文庫 C 95-1)より
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No.1:
(4pt)

読みやすい文体

四つの作品から構成される本書だが、一番面白かったのは、
表題作にもなっている『殺人暦』だった。
二転、三転と転回し、展開する。実に楽しめる作品となっている。
何より読みやすい文体だった。
殺人暦: 他3編 (春陽文庫 C 95-1)Amazon書評・レビュー:殺人暦: 他3編 (春陽文庫 C 95-1)より
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