1960年代後半、アメリカ。デトロイトに住んでいたアーサーは治安の悪化に不安を覚え、妻子を連れて故郷のカンザス州へ帰る。

“管内に殺人事件発生”の報が飛び込んできたのは、東日本大震災から五日目のことだった。被害者は原発作業員の金城純一。

1900年万国博覧会で賑わうパリ。

精神科医ラゼーグら周囲の心遣いから次第に心を開くようになった音奴。

ホテル・コルテシア東京のフロントクラーク山岸尚美と、警視庁捜査一課の新田浩介。

オーストラリアで働くノルウェー人女性が死体で見つかり、オスロ警察の刑事ハリーは捜査協力のため、単身シドニーに赴く。

上院議員ジョン・オコナーが何物かに殺害された。

久留米藩領井上村。大庄屋高松家の総領・甚八と弟の庄十郎は父に連れられ、数千と集まる百姓たちの姿を目の当たりにする。

死者と生者のあわいを描く、幻想怪奇小説集。

都内で起きた不可解な連続殺人事件。

安優海は臨月を迎え産休中。夫が寝言で女性の名前を呼び、浮気を疑い始める。

楽しかったはずの学生生活…。

エリカが通う大学には、怪しげな《吸血鬼愛好会》というサークルがあるという……。

雪に囲まれた廃墟の塔で密室殺人が発生。

フィンランド初の快挙! 北欧ミステリの最高峰「ガラスの鍵賞」に輝くシリーズ一作目が初登場! ロシアからの「帰国移民」ヴィクトルは、失踪した女の捜索を依頼されたのだが、事態は思わぬ方向へ──。

神奈川県警港みらい署の若手女性刑事・菱川海月。

右大臣だった菅原道真が大宰府へ左遷された。悲憤慷慨する彼にお相手役の保積もお手上げ。

両親の離婚以降、月に一度祖父と会うようになった彗子。母の再婚を機に会うことをやめる二人だったが……。

チンピラの梶原、大学生の弘樹、警察官の和田。何の接点もないように見える三人には共通点があった。

夫の定年退職を機に、東京から高知の山奥の白縫集落に移り住んだ夫婦。

1914年、大西洋で豪華客船が爆発。

2011年3月11日。日本から遠く離れた南太平洋のバヌアツにも、地震による津波警報が出されていた。

明治維新から第2次世界大戦、バブル崩壊から地下鉄サリン事件に秋葉原通り魔殺人、福島第1原発事故まで、帝都トーキョウに暗躍した、謎の男の無責任一代記!史実の裏側に、滅亡する東京を予言する、一気読み必至の待望の長編小説!!

古書店を舞台にした青の出演映画が公開になり、相変わらず賑やかな堀田家。中学3年生になった研人はますます音楽に夢中。

著名な経済評論家・北川啓が主宰する「北川社会情報研究所」。

駆け落ちして一緒になった年上の妻が殺された。妻が離婚したがっていたこと、アリバイなしで夫に容疑が。

九州新幹線「つばめ」車内で幼児が誘拐された。犯人は、幼児の父親が勤務する製薬会社で開発中の新薬の化学式とサンプルを要求。

大手建設会社の営業課長家田幹朗は、常務の懐刀として社内で最も汚い役を一手に引き受けている。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

大晦日、ロンドンの飛び降り自殺の名所、トッパーズ・ハウスの屋上で、人生に別れを告げようとして上った失意の男女4人が鉢合わせをする。

「人形つかいの力」と「大阪のお笑いパワー」を武器に、謎の転校生・又三郎の陰謀から東京の友だちを救った小梅。

能登半島の岬で記憶喪失の男が発見された。一方、東京新宿では爆弾テロ事件が発生。

かつて能登の断崖に消えた“百舌"が工作員として再び日本に潜入した──。

警察官が関与する事件が続発した。警察庁特別監察官・倉木は、警察内部で巨大な陰謀が進んでいると踏み、捜査を開始する。

神保町の古書店「泪亭」二階に住む謎の美女・白井沙漠。

北海道の自然豊かなリゾート地、大沼。

ホストクラブclub indigoの客が殺された。

東日本大震災から2年。近藤の携帯電話に、岩手で行方不明になった婚約者・渚の歌声が突然入る。

普通じゃなくて、ごめんなさい。 生きにくい子で、ごめんなさい。

“嫁”の介護に不満を持つ老人(「寝たきりの殺意」)。豊胸手術に失敗した、不運続きの女(「シリコン」)。

独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像。英国で図像学を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。

ダムができて湖に沈んだ村―のはずが、5年後に雨不足で村は再びその姿を現した。

化粧品会社の美人社員が殺害された。容疑者は同僚!? ネットで飛び交う憶測と無責任な週刊誌報道。

フィンランドはユダヤ人虐殺に加担したか―歴史の極秘調査ともみ消しの指令を受けたカリ・ヴァーラ警部。

結婚を控えたある日、私の前に兄と名乗る青年が現れた。

国立自然史博物館に預けられていた「呪いのルビー」が狙われた。

五・一五事件の前日に来日した大スター、チャップリンの知られざる暗殺計画とは―粋と仁義を体現する伝説の夜盗たちが、昭和の帝都を駆け抜ける。

中年男性が通勤途中行方不明になり、3カ月後凍った湖で見つかった。凶器は魚をさばくナイフ。

『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ、待望の第3弾! 今多コンツェルン会長室直属のグループ広報室に勤める杉村三郎が主人公の現代ミステリー! 杉村はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。

消費者金融の元社長で資産家の秋山夫妻が殺害された。十津川警部は、秋山に恨みを抱いていたという漫画家の戸川を逮捕する。

18年前の嵐の日、美しくて奔放な姉が下着を剥ぎ取られ惨殺された。事件は、当時12歳の妹ベラミーの心に深い疵を残した。

高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。

浅田次郎のあの名作が、みらい文庫に登場! 第117回直木賞受賞作『鉄道員(ぽっぽや)』より、「鉄道員(ぽっぽや)」「うらぼんえ」の短編2編を収録。

夜行列車で語られる、愛を超える熱情に生きた女性の生涯。

古今東西の書物が集う墓場。移ろい行く時代の中で迷える者達。

食品輸入会社の現地職員としてアテネで働く美貴は、仕事で訪れたとある村で廃院となった修道院を見つける。

イギリス医学界の重鎮、アーサー・ヒルがノーベル賞を受賞した―。

関ヶ原合戦が終わった。天下分け目の大戦に勝利した東軍徳川方では恩賞問題に苦悩していた。

「貴族探偵」を名乗る謎の男が活躍する、本格ミステリーシリーズ第2弾! 今回は新米女探偵・高徳愛香が、すべてにおいて型破りな「貴族探偵」と対決! 期待を裏切らない傑作トリックの5編収録。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

風営法の改正に伴い、若手ホストたちがショーとスイーツでもてなす昼間の2部営業をはじめた「club indigo」。

島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。

“雪だるま”事件は連続殺人の様相を呈していた。また、10年前に起きた警官失踪が、事件に関係していることも明らかとなる。

夏休み明け、小梅のクラスに一人の転校生・又三郎がやってきた。又三郎は美少年で、そのうえ「お笑いの天才」だった。

母は人生でやり残したことを叶えるため。娘は二条城在番の夫へ密書を届けるため。

かつての恋人ロージーはなぜ失踪したのか?その真相に気づいていたらしい家族も死に、同僚刑事の忠告も無視して調べを進めるフランク・マッキー。

「アイルランドを捨てて新しい人生を切り開こう」…そう駆け落ちの約束をした晩、ロージーは失踪した。

葬儀店のひとり娘に産まれた森野、そして文房具店の息子である神田。同じ商店街で幼馴染みとしてふたりは育った。

寂れた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。

薬草栽培や生薬の精製につとめる、御薬園同心の水上草介。

少年が抱える切ない空想、曼珠沙華が語る夫の過去。老夫婦に届いた 絵葉書の謎、少女が見る奇妙なサソリの夢。

成績不振の写真部員設楽洋輔は、眉目秀麗で天才で変態の岡江和馬の勉強指導と引換えに、鳥好きの美少女愛香の盗撮を請け負う。

東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。

旅行帰りに忽然と消えた妻、妹の霊を売り込みにきた男、シナリオ自身が勝手にセリフを直してしまう撮影現場…“幽霊と話せる”名物バスガイド・町田藍が警察や司法の力では解決できない謎に立ち向かう!人気シリーズ第7巻。

異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。

店内を大改装することになった個性派ホストクラブ「club indigo」。

大正三年、東京。画家を志して家を飛び出した槇島功次郎は、雪の無縁坂で、容姿端麗な青年画家・穂村江雪華と出会う。

幻の破壊的兵器「ギリシャ火薬」を追ううちに、関係者のむごたらしい死に遭遇し、自身も命を狙われるシャードレイク。

16世紀ロンドン。法廷弁護士シャードレイクのもとに、従弟殺害の罪を問われている少女エリザベスの弁護依頼が舞い込む。

ボツの世界「ボツコニアン」では、三国志も二軍!?おなじみ三国志のメンバーに、小説やゲームで軽視されがちなキャラたち、そしてなぜか怪獣やロボットも入り乱れる、誰も見たことのない「赤壁バトル」!!脱力系ファンタジー、シリーズ最高潮!!

「七人目」の脅威がいまだ残る六花の勇者たちは、ドズーの話から、テグネウの策略の一端を知る。

大学の学食で、エリカは強烈な力を感じ取った。そして直後に、ひとりの学生が「胸が…苦しい」といって突然息絶えたのだった…。

浜名湖畔の料亭「花ずみ」。ある日、名女将の後を継いだ旬平から、妻の通子に奇妙な電話が入る。

頭を使うか、体を使うか…。妻の座と店の主導権をめぐって、二人の女は火花を散らす。

神谷警部補は、警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、伊豆大島署に左遷中。彼に本庁刑事部長から神奈川県警に出頭命令が下る。

乙一×toi8の最新作!! 父親を亡くした兄弟・アールとグレイ。2人は不思議な世界『アークノア』に迷いこんでしまう。

「青葉おひさまの家」で暮らす子どもたち。 夏祭り、運動会、クリスマス。

とある企業の新社屋完成披露パーティーに招かれた吸血鬼クロロックと娘のエリカ。

売れっ子ホストばかりを狙い、顔に劇物をかけるという通り魔事件が発生。

片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。

1945年、夏。すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。

1945年8月15日、玉音放送。国民はそれぞれの思いを抱えながら、日本の無条件降伏を知る。

昭和五年、東京。「忠臣蔵」の舞台で事件は起きる。

1971年、ニューヨーク。ルルとメリーの幼い姉妹を悲劇が襲った。

言葉は交わせない。ずっと一緒にもいられない。

週刊誌のライターが殺された。警視庁捜査一課・継続捜査担当の黒田は過去の殺人事件との関連を疑う。

ネットで出会い、メール交換だけで親しくなった千晶と秀紀。

定年を間近に控えた刑事、香西には“死”の匂いを嗅ぎとる不思議な能力があった。

16歳の夏、なにもかもが嫌になって家出をした徹平。もう戻らないと心に決めた旅立ちだった。