死線の向こうに
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今回も大満足。こんな奥深い作品を書けるサンドラ・ブラウンは本当にすごい。 そんじょそこらのロマンス小説がすっかり物足りなくなるのは当然ですね。 冒頭の反政府組織は、同じ頃の日本の赤軍派などを彷彿させます。そして戦争に関連するPTSDは、一昔前ならベトナム戦争、最近なら中東紛争など…実際にある深刻な社会問題を提起しています。忘れかかっている世代、知らない世代、特に関心がなかった人たちに、一部でも投げかけるという点でも意味を感じます。 ストーリーは最後の方まで先の読めない謎やどんでん返しがあり、ページをめくる手がやはり止まりませんでした。 ロマンス部分ですが、アメリアはドーソンに当初は冷たくはねつける態度をとっていましたが、この状況ではわからないわけではありません。つんつん女は好きではないのですが、アメリアの場合はまあ納得できました。 そしていろいろあって、終盤では逆にアメリアの姿勢に好感度アップ!このように素直に相手を説得するのはヒーローの方が多いと思いますが、ヒロインにしたところが良かったです。 サスペンスでありながらヒーローが銃器とは縁のないジャーナリストという点にも、ここ最近では新鮮さを感じました。 今作品もロマンスは素敵で、林啓恵さんの翻訳はホットな気持ちにしてくれるので好きです♡ | ||||
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サンドラ・ブラウンの作品はほとんど拝読していますが、今回のオチは正直ビックリさせられた方だったかも。 「おお~~っ、そう来たか!?」という感じ。 ただ、話を読み進めていく中で、途中でそのオチに結び付く設定に気が付けたのかと聞かれると、「う~ん?」だったかな。 過去の事件と現在の事件が込み合っていて、最初に登場人物がどんどん出てくるので、 頭の中で人物の関係がなかなか整理できず、途中何回か前に戻って読み返してしまいました。 なので、時間をたっぷり取って、腰を据えて読むのがオススメ。 また、他の方も書いていらっしゃいますが、再読するともっと内容が入ってくると思いました。 今回、作品のテーマとして、退役軍人と戦争によって負った彼らの心の傷が扱われています。 エンタメ小説にしては重いテーマですが、日本人以上にアメリカ人にはいろいろと考えさせられるストーリーなんでしょうね。 「死線(デッドライン)」という言葉にいくつもの意味を持たせているのもサンドラの上手い所だと感じました。 もちろん今回もしっかりしたプロットで、ロマンスがありながらもさすがサンドラらしい骨太なストーリー展開です。 ロマンス度はそこまで高くないですが、サンドラらしい作品がお好きな方にはおススメです。 | ||||
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硬派な設定ながらホットシーンも忘れず、相変わらずサンドラ・ブラウンは楽しませてくれます。 が、サンドラならもっと面白くできたのではないか・・・と思ってしまう。 現実だったらとんでもない事件&ストーリーなのに、展開にあまり勢いがなくて、アッサリしてしまった感じ。 犯人のこともよくわからず、主人公ドーソン・スコットやヒロインの感情にも共感しにくかった。 サスペンスそのものより、漠然とした不安の中で描かれる大人の恋愛、に軸があるからだと思うけれど。 その恋愛も彼女にしては描ききれていない気が。 ★を4つつけましたが、彼女の集英社の作品で評価するとしたら中の中★3つかな。過去の作品が面白すぎるからということもありますが。 と、細かい不満を書いてしまいましたが、それでもサンドラ・ブラウンだけあって事件の背景は凝ってますし、十分読み応えのある作品です。 友達には「なかなか面白いよ」とすすめています。 | ||||
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最近は年に1冊位のペースでしょうか?発売が待ち遠しい作家の1人でもあります。 正直、今回は今ひとつ主人公達に気持ちが寄り添えず、行動が理解できず、読み進んでしまいました。 が‥‥さすが、、です!!そうだったのかぁ〜〜と、大きな謎が解き明かされました。謎が最後に解き明かされるのはよくある展開ですが、今回は謎だと思っていなかったほどの謎でしたので、改めてこの作家のうまさに感動し、しばし、絶句してしまいました。今一度、かみしめる様にゆっくり読み返さなければ、と、思っています。 この作者が好きな方はもちろん、はじめての方も、一度読んだら‥次のたくさんの素晴らしい作品があなたを待っていますよ! | ||||
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