めぐり糸



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    初公開日(参考)2013年12月
    分類

    長編小説

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    めぐり糸 (集英社文庫)

    2017年01月20日 めぐり糸 (集英社文庫)

    終戦の年に生まれた“わたし”は九段の花街で育った。家は置屋から芸者を呼ぶ料亭「八重」。母も評判の芸者で、客として訪れた父は母と知り合い、わたしが生まれた。踊りや唄の練習に励み、幼くして芸者になることを夢見たわたしは、小学二年生のときに置屋「鶴ノ家」の子、哲治と出会う。それは不可思議な運命の糸が織り成す長い物語のはじまりだった。数奇な人生と燃え上がる情熱を描く長編。(「BOOK」データベースより)




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    No.3:
    (5pt)

    「愛なのか憐みなのか」

    夏目漱石『三四郎』に、「pity is akin to love」(可哀想だった惚れたってことよ)
    と与次郎に云わせる場面がある。作品は、小唄のような節回しで語れるような物語
    ではない。女の執念の深さを見せつけられる。なぜ、執拗に一人の男を想い、追って
    いくのか。いまの幸せに満足できないのか。
     日常の男女にありそうな、いや、非現実的な物語だ、様々な読み方があろう。
    「愛」とはなにか、「憐み」とどうちがうのか。「女の一生」を一人舞台で語る。
    聞き役は、「泣いているあなた」と「読者」である。
    語り手の正式な名称はない。老年を迎えた女性が「織ってきた人生」をほぐして
    いくお話。

     東京に向かう夜汽車で、若くて泣いている「あなた」に、自分の幼年時代から現在
    (おそらく還暦前くらい)までの、過去に溜めた「なみだの壜」から思い出を語りだす。
    1945 年 9月、疎開先の静岡で生まれた「ちいちゃん」である。一人称の視点で語る、
    彼女の姓名は明確ではない。
     幼年から老年まで、五人の男、祖父、父(実の父かどうかわからない)、哲治、
    英而、徹雄と、実の母に囲まれた世界で人生を歩んでいく。
    九段の実家は、芸者の「置屋」で「料亭」でもある「八重」である。ちいちゃんの
    運命的な「糸」は、近所の「鶴ノ屋」にいる哲治。
     高校を卒業し、最初の夫、英而と幸せな結婚生活を送るが、事業の失敗から借金生活
    になり、「僕たちの愛は不可能な愛なんだ」といわれ離別する。
    二人目の夫、徹雄と「ただここにある、ほんのわずかな優しさ」を求めて結婚する。
    雪子という娘にも恵まれ、幸せを噛みしめる。

     しかし、「こんな幸せが長く続くはずがない」と不信感が絶えず浮かんでくる。
    この不安の根底には、いつも哲治がいる。どうしても忘れられない。小学校のとき
    海水浴場「長者ヶ崎海岸」で、哲治と死んだ蟹を埋める。「一度波にさらわれたら、
    一生海の中で生きることになる」と哲治に云われる。哲治という海に引きずり込まれた
    彼女。彼女自身の「運命」という様々な「糸」にまとわりつかれた人生を送っていく。

     淋しく、哀しく、せつない人生行路である。母からは「あたいは忙しいのよ」と
    ろくに話し相手にもなってもらえず、哲治からは「あんたもう帰ってくれよ」と何回も
    罵られ、英而からは「僕にはきっと君の字が読めないよ」と冷淡に突き放される。
    祖父から疎まれ、父からは、英而との間に「子供を作らない」条件で金を借りる。
    彼女を取り巻く人間の無関心、無感動。
     それでも、幼馴染の哲治をどこまでも追う。 彼女の生きてきた証のため、自分の
    せつない白紙のページを埋め、落丁を補うため、「沈黙」の哲治を頼る。

     哲治の「沈黙」「寡黙」な性格と、彼女の「饒舌」が作品のページを牽引する。
    夜汽車で、優しさの象徴である徹雄と雪子の待つ東京へ向かう。「ちいちゃん」は
    どこに自分のよりどころを求めるのだろうか。「糸」はどのように織られて行くのか。
    めぐり糸 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:めぐり糸 (集英社文庫)より
    4087455327
    No.2:
    (2pt)

    後半から主人公に対してのイライラが止まらない

    物語前半はとてもよい。

    主人公が大人になってから途端につまらなくなる。

    主人公にとって不可思議な運命の糸の相手である哲治が、
    魅力的に書かれていない。
    そのため、主人公の行動に全く共感出来ずイライラしどうしだった。

    青山作品の中では読後感が飛びぬけて悪い気がする。
    めぐり糸 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:めぐり糸 (集英社文庫)より
    4087455327
    No.1:
    (5pt)

    母の

    母に買ってと言われて購入。面白かったそうです。amazonはすぐ届くのですごい。
    めぐり糸 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:めぐり糸 (集英社文庫)より
    4087455327



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