わたしの彼氏
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美男子の大学生、中里鮎太朗くんが主人公で、みな美人の3人の姉、彼に恋し続ける同級生のテンテンのほか、彼と恋仲になったけれども彼を刺した公民館の女性や、彼に貢がせるけれどもあっさり去ってしまう女子高校生等が繰り広げるあれこれの話です。 解説に、”一行一行が面白い”とある通り、期待に違わないステキなフレーズや言い回しが随所にあって楽しめます。しかし、恋は思い通りにいかないものとのテーマで築かれたような観念的な物語で、有体に言って面白いというものではありませんでした。公民館の女性や女子高生に現実感がなく、浮世離れしたフィールがあるのに対し、テンテンからは一定のリアリティを感じます。そのちぐはぐなところも気になりました。(と、ワタシは思ったのですが、妻が、”女流作家らしく、女のイヤラシさ、怖さがよく描けてるねぇ、女子高だの女子大で暮らしたことのないあなたには実感がないでしょうけど”と言うので、星3→星4と変更しました) | ||||
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女性からモテる大学生の鮎太朗が、彼の三人の姉や、年上の女性、同級生などに振り回されながら恋愛について考える物語。 単なるハッピーエンドの恋愛物語ではなく、次の展開が予想がつかず、周りに振り回されっぱなしの鮎太朗の様子が微笑ましかった。また、登場する女性たちも個性豊かな人が多く、個人的には鮎太朗に一途だが、素直に気持ちを伝えられないテンテンが好きだった。(結局、なぜテンテンというあだ名なのかは最後まで分からなかったが) ただ、最後の終わり方がしまらない感じだった。鮎太朗らしいと言えばそうかもしれないが、結局姉の小説はどうなるのか分からないし、最後は少し成長した鮎太朗の姿が見たかった。 | ||||
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本書は鮎太郎の,様々な女性や女の子との恋模様を描いたものです。 そこに描かれるそれぞれの恋は帯通り,不条理です。各々の恋について,出会いから色んな経過,そして結果がごく普通に淡々と描かれてます。でも,その内容がキリキリするくらい悩ましいもので,「なんでだ,なんでだ」と悶々とさせられました。 また,その展開や読み取れる心情はご都合主義的でなく,他方でよくあるとも言い難いのですが,ああ分かるかも,といういい間合いを感じるもので,上手さも感じました。キャラクターという点でも,鮎太郎の姉たちが物語中で小休止のように好きになれる良いキャラをしていて,いい味を出しています。 恥ずかしながら,自分は筆者を本書で知ったのですが,実力ある作家だと評価したくなるくらい,良い本です。興味があれば,一読してみて下さい。 | ||||
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『窓の灯』でデビューした青山七恵さん初の長編です。とにかく上手い! 話の中心は「鮎太郎」というちょっとヌケたある意味世間知らずの大学生が、同級生や姉、バイト先の年上の女性などと繰り広げるドタバタ喜劇(笑)で進んで行くのですが、次にどう話が転がるのか予測がつかないのです。時に切なく、時に痛々しく、時に気持ちいい。『ひとり日和』や『魔法使いクラブ』などが面白いと思った人にはオススメの一冊。それにしても、この作家は「物語」を作るのが本当に上手いなあ。 | ||||
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