すみれ
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特にない | ||||
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15歳にしては落ち着いた主人公と37歳のレミちゃん。レミちゃんは、あまりにも幼く、わがままだ。それが精神的な病のように描かれていたが、単なる甘えのようにも感じられ、時に腹立たしくなったりもした。でも、彼女にはどこか共感出来るところがあったのが不思議だった。劇的なことが起こるわけでもなく、非常に読みやすいながら、何かが残る物語だった。 | ||||
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中学生にしては少し大人びた藍子ちゃんと、アラフォーにしては頼りないレミちゃんのお話。 ものすごい大事件が起こる訳でも、衝撃的な展開も起こらない。 少し変わってはいるけど普通の人たちのお話。 小説というのは作家の色が濃くて、特に女性作家のものは合わないと2~3ページで読み進められなくなってしまう方なんだけど、本書には全くそういうものを感じない。 無駄がなく率直で、でも登場人物たちの感情を丁寧にすくっていくような文章は、胸を突くとか心をえぐるとかではないのに、細かい粒子になってしみていくようで、最後の方ではなんだかよく分からない涙が出て、なんだかよく分からないけどこれからもがんばって生きようと思えました。 この感じ、何かに似てると思ったら、益田ミリさんの「すーちゃん」を読んだ後と同じ感じかなあと思いました。 初めて読む作家さんだったので、他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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高校受験をひかえた15歳の少女の視点から描かれた小説である。発表されたのは2012年であるが、時代設定は1996〜7年ということで、過去のことを書いているというシチュエーションだ。であるにもかかわらず、その文章は15歳の少女が書きそうな感じにしている。結果としては非常に平明で読みやすいものになっているのは、作者の計算どおりと考えていいのではないだろうか。 軽いタッチで読みやすいことは確かなのだが、内容的には考えさせるものがある。以前に読んだ短編集『かけら』の中にも、かなりエキセントリックな人物が登場していたが、本作では少女の家に滞在している「レミちゃん」が、少女の両親の大学時代の友人なのだが、「ちょっとおかしい、ふつうの人とは違う」。レミちゃんの抱える問題は、彼女自身が子供時代の友人に託して語っている。そのような人との接し方、その人自身の問題、その解決の難しさが投げかけられた小説。 | ||||
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