やさしいため息



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初公開日(参考)2008年05月
分類

長編小説

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やさしいため息 (河出文庫)

2011年04月05日 やさしいため息 (河出文庫)

社会人五年目で友人なし。恋人は三ヶ月前に出て行ったばかり。そんな私の前に四年間行方知れずだった弟・風太がリーゼントの緑くんと共に現れた。突如始まった、弟との奇妙な共同生活。そんな風太は毎夜、なぜか私の「観察日記」を付け始めたのだが…。短篇「松かさ拾い」に加え磯崎憲一郎氏との特別対談を併録。『ひとり日和』に続く、芥川賞受賞第一作。(「BOOK」データベースより)




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やさしいため息の総合評価:8.67/10点レビュー 6件。Bランク


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No.6:
(5pt)

いきなりすぎて面白かった(ツボった)

「亀を見ているはずが、別にいい、別にいいと思っているうちにそんなことになってしまった」95ページ

え!?
ちょっと待てい!!??
と、夜ベッドの上で声に出して叫んでしまった
久しぶりに心から笑った

図書館で借りました。
やさしいため息Amazon書評・レビュー:やさしいため息より
4309018629
No.5:
(4pt)

続く毎日は。

私の今日までのこの1年間も、明日からのまた1年間も、まどか の毎日とそう変わらない とるに足らない、日記にしてしまえば べつだん面白くもなく起伏のある日常ではないと思う。
たぶん。
でもね。

日記にしてみればほんの2〜3行の毎日であったとしても、その人の1日、内面の1日は 悶々としたり、一喜一憂したり、実はたくさんのことが凝縮されている。

表面上は、つまらない人生。
それでも。
そんなものでしょう、私の日常は。
そんなものよ、私たちの 続く毎日は。
「人間たちは自分のことで手一杯」
「自分たちの人生のほうを深く考え」、
そうやって生きている。
そうやって生きてゆく。

年末で時間もなく心身共に疲弊してますが、少し自分と向き合う時間、新たなる年に向けて…だったかも。

風太みたいな弟がいたら…いいよなぁ。
面倒くさそうだけど、まどか ほどではない。
まどかはほんと、自分で自分の人生をややこしくしている。弟にまで嘘の日常を語って。メンドーな人間。
でも、そういう まどか みたいな人間が世のほとんど、な気もしてしまう。
ウダウダ、グダグダ、悶々と。
そうやって生きる 私たち、なのです。

併録「松かさ拾い」も青山ワールドに浸れる佳品。
巻末には磯崎憲一郎との対談「これから小説を書く人たちへ」を収録。面白かったですよ、この対談。
やさしいため息Amazon書評・レビュー:やさしいため息より
4309018629
No.4:
(4pt)

背中を押してくれる一冊

会社帰り、同僚は飲みに行くんだけど、その輪に入れず帰ってしまう。
同僚たちは昼休みに楽しく話していて、その輪に入りたいんだけど自分からは声をかけられず、誰かに声をかけられるのを待っている。

自分の変わらない毎日を変えてほしいけど、自分では変える勇気がないから、それを変えてくれる誰かを待っている。
幼い頃はシンデレラに憧れて…。いつか王子様が現れるのを待っているんだけれども、10年経っても、20年経っても…、いつになっても王子様は現れない。

そんな時に、背中を押してくれる一冊に出会いました。
もう、王子様を待つだけはやめて、自分から探してみようと思いました。
やさしいため息Amazon書評・レビュー:やさしいため息より
4309018629
No.3:
(5pt)

霞がかかったような「性欲」

僕はこの人の作品をこれまで読んだことが無かった。
芥川賞を受賞した「一人日和」も未読だ。

「やさしいため息」は孤独なOLのもとに、行方不明の弟が突然現れるところから物語が始まる。
弟は彼女に今日一日何があったのかを聞き、それを記録に残していく。
主人公のOLは、実は会社で誰とも口をきかないほど孤独感にさいなまれているのだが、そのことは弟に話さず、同僚のOLに食事に誘われたり、といった架空の物語を語っていく。
やがて弟の友人で誰ともかかわりを持とうとしない男の登場で、ようやく物語に起伏がつきかけるのだが、その恋も成就することなく再び孤独で平凡な主人公の日常が続いていく。

弱冠25歳の青山七恵の凄みは、その文章力にある。
会話体の運用にまだたどたどしいところはあるが、自意識過剰な「孤独感」のいやらしさを、ここまで突き放して描く力は尋常ではない。
以前、綿矢りさの「蹴りたい背中」を読んだときも感じたが、現代の若者の、まるで霞がかかったような「性欲」への眼差しは、我々の時代には無かったものである。そのことを再び筆にできる力を持った新人が登場したような気がする。
やさしいため息Amazon書評・レビュー:やさしいため息より
4309018629
No.2:
(4pt)

背中をそっと押してくれる1冊

誰もがみんなドラマみたいな日常を送っているわけではなくて、
平凡な毎日を『コピー、貼り付け、コピー、貼り付け』の様に
繰り返し過ごしている・・・あぁ、そうなんだなぁ・・・と
読んでいて肩の力がすぅっと抜けてゆくようでした。
わたしだって、頑張っているんだ、そんな力を与えてくれる
1冊です。
温かな卵色の表紙、美しい挿画がこの作品にピッタリ。

ここにいるワタシが、紛れもなく他の誰でもないワタシ。

併録の「松かさ拾い」も小編ながら、良かったデス。
やさしいため息Amazon書評・レビュー:やさしいため息より
4309018629



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