ベント・ロード
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昔、主人公の家族が住んでいた田舎に戻ると、失踪事件が発生し・・・というお話。 全篇これといった新味はなく、お話も類型的ですし、登場人物もよくあるキャラだったりしますが、読んでいる間はしみじみ読めました。多分、著者の筆力なのでしょうか、古い酒瓶に美味しい酒をいれる手腕がなかなか冴えているように思えます。特に、田舎での生活場面は21世紀にはいってからは急速になくなりつつある事象として懐旧の思いで読めました。解説にも書いてある通り、家族小説の中に推理小説的要素の入った文芸小説として評価した方がいいように思えます。推理小説としては☆3つくらいですが、家族小説としては☆4つくらいは挙げてもいいかという意味でこういう評価になりました。 これでもMWAの最優秀処女長編賞をもらっているとか。最近のアメリカのミステリはミステリとしての技巧より、文芸小説や人間ドラマに比重を置いたものが高く評価される傾向があるようで、どうしてそうなったかは判りませんが、ミステリも大分変容していることが端的に判る小説だと思いました。 田舎家族小説の佳作。機会があったら是非。 | ||||
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今まで評価を書いたことが無いが、被害者を一人でも減らす為に書き込む。 あまりにお粗末。 ストーリーに引き込まれる盛り上がりも一切なく、だらだらと薄い内容で引っ張るだけ。 よくもまあ、短編ではなく一冊の本に書き上げたか、理解出来ない。 | ||||
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アメリカ、カンザスの田舎に戻り、新しい生活を始めた夫婦と二人の子供たちを巻き込んで、くねくねと曲がったベントロードの家をひたひたと暗闇が包んでいくというストーリー。夫の家族の隠された秘密、少女行方不明事件に揺れる子供たちの心。教会を中心にした地域の暮らしや、道端の草花や、家畜と共に生活し、料理や家事で家族を支える女性たちの日々が、淡々と描かれています。秘密が暴かれた時、ミステリーはいっきに頂点に達します。人間の暗闇が、何年にもわたって、悲劇の連鎖を生んだのです。結末は、銃撃で終わる何とも西部劇的解決で、これもありなんでしょうか? | ||||
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評価に値する程の内容じゃない。評価が信用できない、次回の購入はしばらくやめる。 | ||||
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物語は1965年妻シーリア、息子ダニエル、次女イーヴィ、夫アーサー一家の内4人が大都市デトロイトからアーサーの生家があるカンザスに向かう車中から始まる。 闇の中の曲がりくねった道。不穏な空気。20年ぶりの帰郷。家族にとっては初めておとずれる土地。 25年前に夫の姉イヴはこの地で殺されていた。 濃い寒気につつまれた夫の生家には義母リーサと姉ルースがいる。 <シーリアはアーサーとリーサが秘密を分かち合っていることを知っている。> <シーリアにはふみ込めない歴史があることを知っている。> <何がアーサーをこの地から遠ざけてきたか。> <その過去が今掘起されようとしている。> 全編、現在形で語られる物語は読者に明確な映像として臨場感を与えてくれ、すばらしい緊迫感をうみだしている。 彼らが帰郷した直後、同じ地域に住む少女ジュリアン・ロビンソンが行方不明となる。 妻シーリアの極度の不安は、都会から田舎への意にそぐわない移住による環境の変化、人々の噂、数年前にも殺人事件がおきている現実に直面し世界がすべて灰色に見えてくる。 人は何を信じて生きていけばいいのか。誰もが皆弱さをもち、大きな不安の中で生きながら暗い謎が解き明かされる。 その犯罪の暗闇の底には人間の愚行と隠ぺいせざるをえなかった真実がひそんでいる。 1960年代。カウンターカルチャーの時代。ケネディ暗殺、ベトナム戦争、反戦反政府、デトロイト暴動。アメリカ国内は不安と不信の時である。 作者ローリー・ロイはすぐれてミステリアスなストーリーと人間ドラマをつくりあげた。 多視点現在形で時間軸を繰り返す場面転換など緊張感を高めるテクニックを駆使する本作はエドガー賞処女長編賞受賞納得の作品である。 | ||||
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