祈りの朝



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祈りの朝 (集英社文庫)
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初公開日(参考)2014年07月
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長編小説

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祈りの朝 (集英社文庫)

2014年07月18日 祈りの朝 (集英社文庫)

安優海は臨月を迎え産休中。夫が寝言で女性の名前を呼び、浮気を疑い始める。女性に会おうとするが予測不可能な事態に……。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。(解説/吉田伸子) 高校教師の安優海は、臨月を迎え産休中。大学研究職の夫が寝言で女性の名前をつぶやき、浮気を疑い始める。研究室の女性ではと疑心暗鬼になり、定期健診の後、夫の職場に向かおうとするが…。同僚教師の傷害事件を知らされたり、卒業生と偶然再会したり、予測不可能な事態が次々に起こり…。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。心揺さぶる衝撃の問題作。書き下ろし。 (「BOOK」データベースより)




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祈りの朝の総合評価:8.00/10点レビュー 1件。-ランク


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No.1:
(4pt)

震災と一人の女性の人生を描ききった傑作小説

集英社文庫の第一回の紅白本合戦のイベントで、どんでん返しのジャンルで吉村達也の『生きてるうちに、さよならを』とともにノミネートされていた今作。集英社文庫のための書き下ろし小説である。
まず、純粋なミステリーを求めている方に、この小説はお勧めできない。いわゆるこれは一人の女性の人生を描いた結果、ミステリーというジャンルに括られただけの話だ。
もちろん、そのラストの衝撃には計り知れないものがあるのだが、ちょっと中盤に差し掛かればわかると思うが、このオチは人によっては「ええ…なんだこれ」となる人も多いのだと思う。
はっきり言って好き嫌いがわかれるだろう。
でも、それは小説の展開自体だけを見ての話になってしまう。
この作品は紹介文を見ればわかるが「震災からの再生と家族の希望を描」いた一人の女性の物語なのだ。
もしかしたら、震災ではないテーマを使ってこのような展開を使った小説がこの世には存在するのかもしれない。
でも、この小説はただ、展開にあわせて「震災」を持ってきたのではない。
一人の女性の人生を描く上で買っても切り離せない「震災」の悲惨さを作家矢口敦子の手によって書かれた唯一無二の作品なのだ。
どんなにテーマと展開、もっといえば主人公を与えたとして、矢口敦子以外にこの作品を書くことは不可能なのだ。文体、人物造形力、物語の構成力、その他すべて、矢口敦子でしかこの作品を書ききることはできないのだ。
最後に、解説でも書かれているが、ラストの一文と、タイトルとは本当にこの小説全てを味わった方にしかその輝きを味わうことはできないでしょう。
ぜひその輝きを体感してみてください。
ただの一点もののトリックだけでは経験できません。ラストの衝撃…全身の肌がふるえあがります。
祈りの朝 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:祈りの朝 (集英社文庫)より
4087452158



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