ブルース



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初公開日(参考)2014年12月
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長編小説

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ブルース (文春文庫 さ)

2017年11月09日 ブルース (文春文庫 さ)

霧たちこめる釧路で生まれ、貧しく苛烈な少年時代を経て、男は、自らの過剰な指を切り落として、夜の支配者へとのし上がる──。 男の名は、影山博人。 最初の物語は、没落した社長夫人が、かつて焦がれた6本指の少年の訃報を新聞に見つけるところから始まる。 同衾した女をみな翻弄し、不意に姿を消してしまう正体不明の男であり、故郷に戻った後、暴力で容赦なく人を支配する黒い権力者。 不思議な魅力あふれる影山の、15歳、19歳、27歳、32歳、そして、40手前から52歳までの8つの時期を、時々に出会った女による語りで構成。 ――はたして、影山博人は、外道を生きる孤独な男なのか? それとも、女たちの「夢」の男なのか?(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

ブルースの総合評価:7.56/10点レビュー 32件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

レディース・コミックかな?(非ミステリー)

釧路の貧民窟のような片隅で頭の狂った母親と暮らしていた影山博人が、釧路の政治経済の闇の支配者になり成功するまでを、彼に関わった女性の物語として描いた8本の連作短編集。
怖いもの、未知なもの、理解できないもの、支配的なものに惹かれていく女性の心理と適度にエロチックな場面が刺激的なレディース・コミックのようなお話である。
語りが上手な作者なので退屈することはないが、熱中するほどでもない。コミック代わりにどうぞ、というところか。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.31:
(5pt)

時間を忘れる作品でした

少し読むつもりがやめられず一気に読ませて頂きました。桜木紫乃さんのファンじゃなくても一読を
オススメします。
ブルースAmazon書評・レビュー:ブルースより
4163901795
No.30:
(3pt)

胸焼けがするほどの「道東」

道東の別の都市に住んでいたことがあり、現地の人々とのつきあいの中で、地元社会の上流階層と下層社会(裏社会を含む)が独特の繋がり方をしていることを知り、本書や続編の『Red』のような社会構造を垣間見ることができた。
懐かしいので「ああ、桜木節だ」と思いつつ、彼女の作品はつい手に取ってしまう。
本州にはそういう成り立ち方をしていない地域も多く存在し、そういう所で育った人は、桜木氏の描く釧路を読んで「こんなことがあり得るのか?」という感想を抱くかも知れない。釧路と似たような街を見てきた自分でさえ、離れてしまえば現実感がない。
『ラブレス』や『ホテルローヤル』から、削ぎ落とせるものは極限まで削ぎ落としたような。霧の濃い街で、来ない客を待つ間に煮詰まってしまった、苦すぎるコーヒーのような読後感。紋別が舞台の桜庭一樹『私の男』にも似ている。
胸焼けするほどの「道東」ここに極まれり、とでもいうべき連作集である。
ブルースAmazon書評・レビュー:ブルースより
4163901795
No.29:
(5pt)

良かった

素敵なお話でした。
ブルースAmazon書評・レビュー:ブルースより
4163901795
No.28:
(1pt)

主人公の手足の指の数の問題ではない、彼女の小説にある致命的問題の問題点を考える。

リアリティー、それがこの物語の生命線だと思いますが、・・・・ 読み進むに比例 (逆比例?) して現実感がなくなってしまう。 読者(わたし?)の心は徐々にしらじらと白けてしまうのです。最近の桜木さんの作品に頻出する、お好きな 【場違いな比喩】 を使わせていただけるなら
【しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな】かな??

  桜木さんのために、ちょうど良い対比となる作家さんを紹介します(もちろん、皮肉です)。伊坂幸太郎さんです。彼の物語のフレームワークは非現実的で、登場人物も相同で、やることなすことめちゃくちゃです。しかし、彼の小説では、読み進むにつれて彼の紡ぐ物語の世界に読者(自分)がぐいぐいと引きこまれます。もちろん、桜木さんに「そんなの、あんただけよ!!」と言われるかもしれませんし、(わたしも)それを、自信を持って否定する材料も根拠もありません。ただ、昔の桜木作品の大ファン読者として言いたい。
  大多数のこれまでの作家たちと同様に、桜木さんの作家としての才能は使い果たしてしまったのかもしれませんが、もう少し今掘っている穴を深く掘ってみるとか、思い切って違う山を探索してみるとか、なんとかしてください。散見される、少女小説のような、本のカバーの絵、登場人物の名前、・・・・・担当編集者を換えてみて下さい。
ブルースAmazon書評・レビュー:ブルースより
4163901795
No.27:
(3pt)

ホテルローヤルよりよかったが

釧路を訪問したのは1度きりだが、自分が住む地方よりもなおさびれた街があることに驚いた。霧と煤と空き店舗のイメージが強い。その街の片隅でどん底の少年時代を過ごした影山という男が裏社会でのし上がりやがて影の市長のような存在に・・・、という物語だが、支配の対象がしょぼすぎて国会議員まで土下座させるほどの権力の源がよくわからない。ラストは探偵物語風なのか。冗長な官能部分を読み飛ばし気味にしてストーリーを追う読み方をしたけど、うーん、こういう男が好きな女性は多いかもしれんが、男性読者にはあまり受けないだろうなあ、という感想でした。同じタイトルの花村満月作品の方がずっとよかった。
ブルースAmazon書評・レビュー:ブルースより
4163901795



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