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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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時代に押しつぶされながらも、流されながらも、自分一人の幸せを生ききった女の物語。読んでいる途中で何度も胸にこみ上げて来るものがある、強く情感に訴える物語である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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作者を初めて知ったのは友人から借りた「家族じまい」でした。登場人物の各人の深層心理の描写に圧倒され、いっぺんにファンになりました。 | ||||
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一気に読ませるストーリー 生きていくには身体も心もしんどい世界 その日を賢明に生きる受容性の高い姉、他者を許さず道を開き強く生きる妹 そしてその娘たち 大切なおとことは離れ、子を奪われ。 切り裂かれるような痛みや叫び、狂乱のような表現はない。 それだからこそその深さに慄く。 わたしならどう過ごしていけるのか想像もつかない。 そして感じた多くの違和感に圧倒される なぜ父親も弟3人もろくでもなくそして無学無知な一方、その姉たちである2人の主人公は自立しようとし自負心がありそして正義なのか なぜ母は被害者にしかなりえなかったのか なぜ再婚者は義理の娘を売りとばせるのか、そのうえ80歳になってから改まって懺悔をするのか なぜ妹の夫は他の女に子供を産ませ、それでも一緒にいられるのか いろいろな想いが交錯し、圧倒されます | ||||
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百合江は幸せな人生だったか? 年齢の割に老衰し、波乱万丈で運命に翻弄された人生だったのに、位牌を握るその姿からは自分の人生に満足しているように感じるのはなぜだろう。 「どこへ向かうも風のなすまま。からりと明るく次の場所へ向かい、あっさりと昨日を捨てる。捨てた昨日を惜しんだりしない。」 それに死に際の枕元には愛した人が、そして2人の愛の結晶はいま自分の才を存分に花開かせている。。 もう何も思い残すことはない。 里実はどうだったか? たとえ経済的に成功したとしても「必ず見返してやる」と人に囚われてばかりで進んだ人生は? 「見開かれた瞳にふたりを映して、里実の体が壁をつたい床に崩れた。」 自分が手に入れられなかった尊いものを目の当たりにした里実。「逃げた男と逃げられた女」と軽んじていた二人の関係が、実は深く永遠の愛であったことを知った里実。 里実には悪いがスカッとした。。笑 北海道の田舎の「貧しさ」「閉塞感」「怖くなるほどの茫漠たる空と大地の拡がり」を感じる描写。 里実 = 人を叩く、張りあう、わかりやすい強さ 百合江 = 折れない、なんとしても生き抜く、芯の強さ それにしても里実の「実」という字は名は体を表すなあ。。 現代の「小夜子と理恵」、その母親の「里実と百合江」の回想が サンドイッチのように交互に展開する形態で面白い。 ①現代 : 小夜子、理恵 (45歳) ②昭和25年~:百合江、里実 (中学~) ③現在 :小夜子、理恵 ④昭和35年~:百合江、里実(百合江25歳~ 出産) 百合江、里実(里実、百合江の結婚) ⑤現代 : 小夜子、理恵(高樹に会いに) ⑥昭和50年~:百合江、里実(卯一の死、ハギと同居、銀の目) ⑦現代 :小夜子、理恵(高樹老人の告白) ⑧現代 : 小夜子、理恵(百合江の病室にて) 女の強さ、凄み、逞しさがいつまでも残った。 | ||||
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作者の桜木先生を誇りに思います。 | ||||
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氷平線という短編集は、とてもいい出来だった。この人のなら間違いないと思って購入したが、ただずるずる長いだけの作品。 途中で飽き飽きして、読むのを辞めてしまったほどだった。まるでどこがいいのかさっぱりわからず、消化不良だけが残った。 | ||||
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