それを愛とは呼ばず
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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新聞連載された長編作品。文庫の裏表紙に「傑作サスペンス長編」とあるので手に取ったのだが、サスペンスでもミステリーでもない、狂気をはらんだ恋愛小説である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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男と女の哀愁が伝わってきて良い。 ホテルローヤルよりよほど面白い。 | ||||
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愛について考える本。 自分がどのキャラクターにいるのか想像して読んでみては? | ||||
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人物の設定といい、話の展開といい、誠に上手いといえます。人物の描写もある意味で見事です。元来文章も歯切れが良いし、それなりに情緒のある文体を持った作家なのです。純文学作品にみられる余韻と情緒を備えている作家とも感じています。ところが、時として妙な技を使うのは、作者自身が自分はエンターテインメント小説作家と思い込んでいるのかと疑いたくなります。 本作では主人公の男性の視点で話が展開していると思っていましたし、そのまま最後まで別の終局場面を用意しておけば、見事な余韻のある作物となったと惜しまれます。帯に「あなたはこのラストを受け止められるか?」とありましたが、一見衝撃的な様でいて、奇策としか思えないのは自分だけでしょうか?ここで突然視点が男性から、副主人公ともいえる女性に移動します。単行本278ページの内最後の16ページで読者の度肝を抜いた様でいて、ただ、抜いただけの、ある意味で精神を病んだ人間を描いただけの安易な作品になってしまっているのです。(作者は北海道での逸話で伏線を張ったつもりかもしれませんが・・・それなら、そもそもBMWの始末はどうしたのでしょうか?とても死体遺棄があのまま露見しないとは思えません。不自然過ぎます。) 16ページの代わりに主人公二人が肉体関係へ展開してもよし、死体遺棄への共犯に悩んでもよし、何か他に書きようがなかったのか?そうすれば、稀にみる傑作になったのではないかと思うのですが・・・・惜しまれます。 | ||||
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登場する人物たち、特に吉田プロや小木田のような人たちが確かにいると思わせるのは、その輪郭を筆力で浮かび上がらせる作者の人間と社会に対する想像力のなせるわざだと思う。主人公の紗希が最終的にとった行動やそこに至る意識の流れに、ごくごく凡庸な生活を送る一読者である私に違和感がないわけではないが、それを愛とは呼んではいけないのか、言葉にすれば恥ずかしいようなフレーズが重い余韻になって我ながら戸惑いを覚える。全体にトーンは暗く淡々と読み進んだが、最終章は二度読みすることになった。他の作品同様、小さな、いつまでも抜けない棘を残す。 | ||||
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登場人物の設定は面白かったが、読んでいくうちにそんな行動はしないだろうという気持ちが強くなり、結末も何が起こってもおかしくないという感じになってしまった。 | ||||
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