(短編集)

谷から来た女



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    初公開日(参考)2024年06月
    分類

    短編集

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    谷から来た女

    2024年06月10日 谷から来た女

    アイヌの出自を持ち、独自のスタイルで地位を確立したアーティスト・ミワ。彼女との出会いが人に与えるものは。切ない連作短編集。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    谷から来た女の総合評価:8.00/10点レビュー 9件。Bランク


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    (8pt)

    生まれながらに自律するしかなかった女の靭さ

    2021年〜23年に雑誌連載された連作短編6作で紡ぐ表現者の女性の物語。アイヌ民族の誇りも悲哀も全て引き受けて生きるヒロインの靭さが感動的なヒューマン・ストーリーである。
    アイヌとして生まれた赤城ミワは、アイヌの伝統を受け継ぎながら革新するデザイナー、表現者として高い評価を確立した。生まれながらに差別に晒され、にもかかわらずというか、故に民族の誇りを持ち、揺るぎない生き方を貫く。その中でミワに関わってきた人々はミワの真性を掴むことができず、幸せになったり落ち込んだり、さまざまな空回りを繰り返す…。
    桜木紫乃らしい靭い女、自律する女のロールモデルがここにある。背景となるアイヌ民族問題の扱いも上手い。
    桜木紫乃ファンはもちろん、女性の生きづらさ、民族差別に関心がある方にオススメする。

    iisan
    927253Y1
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    No.8:
    (4pt)

    赤城ミワの秘める魅力を味わう人々

    アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。その彼女を巡るというか、何らかの関係ある人たちが実はミワの強い意志に引き寄せられ突き放されていく。こう言う女性を書かせたら、桜木紫乃にかなう者はいないだろう。読者も、きっとミワの背中に彫られた入れ墨の姿を観たくなるに違いない。
    谷から来た女Amazon書評・レビュー:谷から来た女より
    4163918558
    No.7:
    (4pt)

    哀しいが希望はある

    アイヌ語には「さようなら」に当たる言葉が無いそうだ。別れの際は「アプンノパイエ=無事に行きなさい」と言う。アイヌの紋様デザイナーをめぐる人々の物語。裏旋律で流れるシサム(倭人)の差別の歴史は重い。最後は微かに希望を感じられた。
    谷から来た女Amazon書評・レビュー:谷から来た女より
    4163918558
    No.6:
    (3pt)

    アイヌ設定の意味?

    強い自我と芸術的才能を持った女性の物語
    アイヌの血をひく女性が主人公ということで、民族や差別が描かれるのかと思ったが、文芸誌の主要顧客である中高年男性に向けたサービスなのか、若い女性が年上の男性と絡み合う恋愛事情が中心。別に、アイヌでなくても成立するストーリーだよね。アイヌを持ってきたのは話題作りのためだけなのかな?
    谷から来た女Amazon書評・レビュー:谷から来た女より
    4163918558
    No.5:
    (5pt)

    余韻を残す

    アイヌ出身の女性アーティストを主人公とし、その周辺の人たちとの関係からアイヌの差別を描く。
    とは言え、物語的にはさらっとアイヌの現状は流れていくので、重苦しさはない。
    それぞれのストーリーがその後の展開が気になる終わり方であり、余韻はあるが物足りなさというかもう少し読みたい気もする。

    著者らしい北海道を舞台にした、陰のある女性の描き方は相変わらず読み応えある。
    谷から来た女Amazon書評・レビュー:谷から来た女より
    4163918558
    No.4:
    (5pt)

    桜木紫乃さんらしい

    桜木紫乃さんらしい文体とストーリーすぐのめり込んで読みました。
    谷から来た女Amazon書評・レビュー:谷から来た女より
    4163918558



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