■スポンサードリンク
(短編集)
谷から来た女
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
谷から来た女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。その彼女を巡るというか、何らかの関係ある人たちが実はミワの強い意志に引き寄せられ突き放されていく。こう言う女性を書かせたら、桜木紫乃にかなう者はいないだろう。読者も、きっとミワの背中に彫られた入れ墨の姿を観たくなるに違いない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アイヌ語には「さようなら」に当たる言葉が無いそうだ。別れの際は「アプンノパイエ=無事に行きなさい」と言う。アイヌの紋様デザイナーをめぐる人々の物語。裏旋律で流れるシサム(倭人)の差別の歴史は重い。最後は微かに希望を感じられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
強い自我と芸術的才能を持った女性の物語 アイヌの血をひく女性が主人公ということで、民族や差別が描かれるのかと思ったが、文芸誌の主要顧客である中高年男性に向けたサービスなのか、若い女性が年上の男性と絡み合う恋愛事情が中心。別に、アイヌでなくても成立するストーリーだよね。アイヌを持ってきたのは話題作りのためだけなのかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アイヌ出身の女性アーティストを主人公とし、その周辺の人たちとの関係からアイヌの差別を描く。 とは言え、物語的にはさらっとアイヌの現状は流れていくので、重苦しさはない。 それぞれのストーリーがその後の展開が気になる終わり方であり、余韻はあるが物足りなさというかもう少し読みたい気もする。 著者らしい北海道を舞台にした、陰のある女性の描き方は相変わらず読み応えある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桜木紫乃さんらしい文体とストーリーすぐのめり込んで読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホテルローヤルの作者が二風谷で育った女性がアイヌ文様由来のデザインを生業とした人物(モデルは貝澤珠美氏)を主人公に据えた小説を書いたので読んでみました。 6章からなり各章毎に主人公の相手となる異性や友人を通して主人公の生い立ちを描きます。それが売りなのか、しっかり性愛も描かれます。 小説の骨格がどこまで事実から派生しているかは定かではありませんが、主人公が見えない壁を意識させる他者の言葉「そんなこと気にしちゃいない」などは作者の創造ではないと思いました。 少し作者の思い入れが強いですが、優れた構成で読ませてくれます。 残念なのは主人公がエキゾチックで見目麗しく秀才であること。 次は玄関先で木彫りを売りつける人を描いてほしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は首都圏に住んでいてアイヌの人たちに会ったことも見かけたこともないので、北海道でアイヌの人たちが差別を受けている描写は、なぜ差別されるのか不思議な気がして、今一つ実感が湧きませんでした。 ただ、小説に出てくるようなアイヌの紋様に現代風のアレンジを加えた壁画には興味があり、北海道に旅行することがあれば、見てみたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもながら機微を捉えた練られた描写。 それだけで読む価値あるのだけれども、ちょっとアイヌ色薄くない? もう少し、アイヌについて書いてくれないと、「ダムに沈んだ村」でよさそう | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!