凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂



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初公開日(参考)2009年10月
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長編小説

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凍原 (講談社文庫)

2024年05月15日 凍原 (講談社文庫)

下を向いても上を向いてもこの町は銀鼠色だ―― 17年前、弟を行方不明で失った松崎比呂は、刑事となって釧路に帰ってきた。その直後、釧路湿原で青い目の他殺体が発見される。先輩刑事の片桐周平と捜査を進めると、そこには激動の時代を生き抜いた女の一生が深く関わっていた。 直木賞作家が放つ長編ミステリー、北海道警釧路方面本部シリーズ第1弾! 解説は新直木賞作家の河﨑秋子さん(『ともぐい』)! 24年5月から桜木紫乃、4作連続刊行! 第一弾『凍原』に続き、6月には『氷の轍』、7月『起終点駅(ターミナル』、8月『霧(ウラル)』と続きます。(「BOOK」データベースより)




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凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂の総合評価:8.20/10点レビュー 41件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

強い女の悲しみが哀感を誘う

「北海道警釧路方面本部刑事第一課 松崎比呂」のサブタイトルが示すように、女性刑事が主役の長編ミステリー。単行本を完全改稿した(表4の説明文)文庫版である。
17年前に釧路湿原で行方不明になった少年の姉・松崎比呂は刑事として釧路方面本部刑事第一課に勤務しており、湿原で他殺死体が発見された事件を担当することになる。被害者は札幌の自動車セールスマンで、青い目を隠すために常にカラーコンタクトを使用していた。被害者が釧路まで来たのはなぜか、殺害されたのはなぜか。17年前の弟の事件を担当したベテラン刑事の片桐とコンビを組み、札幌、小樽、室蘭と巡りながら、松崎比呂は被害者の身元を丁寧に洗っていったのだが、そこで現われて来たのは、終戦時の樺太から命からがら引き揚げて来た女の壮絶なドラマであった。
終戦時の樺太からの引き揚げ、17年前の失踪事件、そして現在の殺人という3つの出来事がつながっていくプロセスが見事である。全体の構成も、登場人物も上手くコントロールされていて、物語に破綻がない。ただ、全体的に文章が硬質で、エンターテイメントとしてはやや読みづらいところがあるのが残念だが、これこそ作者の持ち味とも言え、そこは好き嫌いが分かれるところだろう。
警察ミステリーとしても、女性が主役の社会派ミステリーとしても良くできており、多くの方にオススメできる。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

凍原の感想

弟の失踪と殺人事件。
戦後の北海道の混乱。
いろんなことが絡みあって、最後はすっきりとまとまる。
人間ドラマが細かく描写されており、話もすごく良いと思う。
でも、頭に入ってこなくて、ページが進まないんです。
なんだか国語の教科書を読んでるような感じ・・・
好みの問題と思います。

Hidezo
GX0TU62Y
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No.39:
(5pt)

良かったです

読みごたえありました
凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)より
409408732X
No.38:
(4pt)

かつて樺太という日本領土が存在した

”氷の轍”が面白かったので独立した前編となる本作を文庫で続いて読了、
年末年始に読むには重いかなとも思ったが、読み始めると抗いがたい魅力が強く、そのまま一気読みの速読ぎみに読んでしまった、
道警の守備範囲である北海道内を終始捜査で移動し続けるロードムービー的旅情と樺太引き上げに絡む歴史の無残さが交差する物語は、かつて愛読した西木正明(1940/5/25-2023/12/5)の北国小説群に近い情緒も満ちておりとても面白かった、

推理の解明描写がいちぶ分かりづらいと感じたが、文庫化に際し大幅に改稿されたらしく、ミステリとしての見通しのよさよりも文学としての深みを優先される推敲がなされたと推測できるので、続いて単行本も読む予定、
意図して映画の脚本的な描写になっているので、再読すると構造がよくわかる仕掛けであった、

以下蛇足、

本作は昭和20年の終戦時期の樺太や北方領土、そして満州・朝鮮方面からの引揚者たちの辛酸を知っている人ほど楽しめると思う、
西木正明の初期の問題作”悪夢の封印-療養部堕胎分所”や映画「樺太1945年夏 氷雪の門」などを知っていれば本書も歴史の片隅に追いやられた悲劇に捧げられた慟哭の書と評価してもよい、
もし被害者が青い目を隠した日本人だったとすれば先祖に何が起きたかは警察官として誰かが凡その推測を語るべきなのだが、その点を無視することで物語が進む点に物足りなさを感じる人もいるに違いない、

大東亜戦争よりも遡ったロシア革命の時代、日本の隣国であるロシアからそれなり以上の数の白系ロシア人が日本に亡命している、
ビクトル・スタルヒンも横綱大鵬の父もそうだったし、おそらくゴルゴ13デューク東郷の父も、川端康成雪国に登場するロシア女もそうだろう、
実は我が邦の混血具合は自分たちが思うよりも深いことが本作のそこかしこから湧き上がってくると思う、
凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)より
409408732X
No.37:
(5pt)

意外性の積み重ね

釧路を旅しながら読み、旅も何倍も楽しめました。死体遺棄現場は、カヌー乗り場の傍だったという偶然もあり、盛り上がりました。
凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)より
409408732X
No.36:
(4pt)

ファンですが

ホテルローヤルほどのインパクトはない。主人公が達観しすぎてリアリティにかける。
氷の轍 北海道警釧路方面本部刑事第一課・大門真由 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:氷の轍 北海道警釧路方面本部刑事第一課・大門真由 (小学館文庫)より
409406723X
No.35:
(5pt)

さすがの

安定した面白さ。
凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)より
409408732X



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