凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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「北海道警釧路方面本部刑事第一課 松崎比呂」のサブタイトルが示すように、女性刑事が主役の長編ミステリー。単行本を完全改稿した(表4の説明文)文庫版である。 | ||||
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弟の失踪と殺人事件。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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読みごたえありました | ||||
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”氷の轍”が面白かったので独立した前編となる本作を文庫で続いて読了、 年末年始に読むには重いかなとも思ったが、読み始めると抗いがたい魅力が強く、そのまま一気読みの速読ぎみに読んでしまった、 道警の守備範囲である北海道内を終始捜査で移動し続けるロードムービー的旅情と樺太引き上げに絡む歴史の無残さが交差する物語は、かつて愛読した西木正明(1940/5/25-2023/12/5)の北国小説群に近い情緒も満ちておりとても面白かった、 推理の解明描写がいちぶ分かりづらいと感じたが、文庫化に際し大幅に改稿されたらしく、ミステリとしての見通しのよさよりも文学としての深みを優先される推敲がなされたと推測できるので、続いて単行本も読む予定、 意図して映画の脚本的な描写になっているので、再読すると構造がよくわかる仕掛けであった、 以下蛇足、 本作は昭和20年の終戦時期の樺太や北方領土、そして満州・朝鮮方面からの引揚者たちの辛酸を知っている人ほど楽しめると思う、 西木正明の初期の問題作”悪夢の封印-療養部堕胎分所”や映画「樺太1945年夏 氷雪の門」などを知っていれば本書も歴史の片隅に追いやられた悲劇に捧げられた慟哭の書と評価してもよい、 もし被害者が青い目を隠した日本人だったとすれば先祖に何が起きたかは警察官として誰かが凡その推測を語るべきなのだが、その点を無視することで物語が進む点に物足りなさを感じる人もいるに違いない、 大東亜戦争よりも遡ったロシア革命の時代、日本の隣国であるロシアからそれなり以上の数の白系ロシア人が日本に亡命している、 ビクトル・スタルヒンも横綱大鵬の父もそうだったし、おそらくゴルゴ13デューク東郷の父も、川端康成雪国に登場するロシア女もそうだろう、 実は我が邦の混血具合は自分たちが思うよりも深いことが本作のそこかしこから湧き上がってくると思う、 | ||||
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釧路を旅しながら読み、旅も何倍も楽しめました。死体遺棄現場は、カヌー乗り場の傍だったという偶然もあり、盛り上がりました。 | ||||
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ホテルローヤルほどのインパクトはない。主人公が達観しすぎてリアリティにかける。 | ||||
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安定した面白さ。 | ||||
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