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凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂



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凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

強い女の悲しみが哀感を誘う

「北海道警釧路方面本部刑事第一課 松崎比呂」のサブタイトルが示すように、女性刑事が主役の長編ミステリー。単行本を完全改稿した(表4の説明文)文庫版である。
17年前に釧路湿原で行方不明になった少年の姉・松崎比呂は刑事として釧路方面本部刑事第一課に勤務しており、湿原で他殺死体が発見された事件を担当することになる。被害者は札幌の自動車セールスマンで、青い目を隠すために常にカラーコンタクトを使用していた。被害者が釧路まで来たのはなぜか、殺害されたのはなぜか。17年前の弟の事件を担当したベテラン刑事の片桐とコンビを組み、札幌、小樽、室蘭と巡りながら、松崎比呂は被害者の身元を丁寧に洗っていったのだが、そこで現われて来たのは、終戦時の樺太から命からがら引き揚げて来た女の壮絶なドラマであった。
終戦時の樺太からの引き揚げ、17年前の失踪事件、そして現在の殺人という3つの出来事がつながっていくプロセスが見事である。全体の構成も、登場人物も上手くコントロールされていて、物語に破綻がない。ただ、全体的に文章が硬質で、エンターテイメントとしてはやや読みづらいところがあるのが残念だが、これこそ作者の持ち味とも言え、そこは好き嫌いが分かれるところだろう。
警察ミステリーとしても、女性が主役の社会派ミステリーとしても良くできており、多くの方にオススメできる。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

凍原の感想

弟の失踪と殺人事件。
戦後の北海道の混乱。
いろんなことが絡みあって、最後はすっきりとまとまる。
人間ドラマが細かく描写されており、話もすごく良いと思う。
でも、頭に入ってこなくて、ページが進まないんです。
なんだか国語の教科書を読んでるような感じ・・・
好みの問題と思います。

Hidezo
GX0TU62Y

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