ア・ロング・ウェイ・ダウン
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大晦日の夜に同じビルの屋上から飛び降りようとしていた4人の男女が偶然に出会い、そこからなんとか人生をやり直そうとする物語。ニック・ホーンビィなので暗さはかけらもないので読みやすい。それぞれの視点の口語体で語られるので、口語体が好きでない人はつらいかも。まったくキャラクターの違う4人が新たなファミリー=仲間となって生きていくというのはなかなか素敵なことだなあと思いました。 | ||||
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自殺志願者4人が偶然に出会い、互いに影響を与えながら乗り越えていく。どうしても話ができすぎで、どのキャラクターからも著者自信の知性やウィットがにじみすぎてリアリティには欠けるというのが最初の印象。でも、すべてが劇中の出来事と想定して読み進めると、ありだなと思う。演劇ならリアリティよりもメッセージのほうが重要だったりするから、そんなふうに捉えると、人生たいしたことなんかなくたって、捨てたもんじゃないっていう強いメッセージが伝わってくる。最後の一文はじんときた。 まったく偶然だが、この本を読んだ後、ぜんぜん違う「蟻地獄」という本を読んだ。こっちも4人の自殺志願者が自殺のために廃墟となった病院に集まるのだ。展開はまったく違うことになるが・・・ | ||||
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同じビルの屋上に偶然集まった4人の自殺志願者。 自殺の順番、方法、経緯を巡ってああだこうだ… 設定は面白いのですがいまいち活かしきれていないように感じました。 特に惹き込まれることなく読了。 なんだか淡々としてます。 書き方の好みもあるでしょうが、個人的にはおすすめしないですね。 | ||||
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イギリスらしい皮肉な言い回しやウィットが溢れる名文の数々。 ストーリーで読ませるのではなくあくまで文章で読ませきる手腕が見事。 作中にフーとかレディオヘッドとかラモーンズとか、ロック・ミュージシャンの名まえがずらずらと出てきますが、それらが好きな人なら、この小説にも相通じるなにかを感じ取るはずです。 | ||||
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まず物語の設定が非常に面白い。 12月31日大晦日。同じ日の同じ場所で自殺に臨もうとした4人の主人公たち。 あまりの突飛な偶然に、自殺どころじゃなくなってしまうのだ。 人間って生き物は、目の前に有り得ない状況が展開すると、これまた有り得ない発想が生まれるのか?! 「じゃあ、とりあえずバレンタインデーの日まで生きてみる?」 懸命に励ましあって肩を組んで人生の荒波を乗り越えていきましょう的なものでもなければ、せっかくもらった命なんだから前向きに生きなきゃだめだ、みたいな説教じみた感じでもない。緩やかな疑似連帯が、行き詰っていた4人に新たな関係と視点を授けていく、と言ったらいいだろうか。 本当にシンドい状況に追い込まれた時、身近な家族や友人よりも会ったことのない人生相談の窓口の人になら何でも言えてしまう感じに似ていると思った。 身近な家族が敵になるように、まったく知らないアカの他人が救世主になることもある。 人生、そんなに力まなくていいんだと教えてくれる一冊。 | ||||
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