石板の謎を解明する手がかりを求めて、ミナとジャックは英国に渡った。

神戸市垂水区北舞子、神戸海園大学・舞子キャンパス内で、女性の変死体が発見された。

元海兵隊員で、現在は“兄弟”と共にセキュリティ会社を営むマイク。

各国の傭兵を陰でサポートする傭兵代理店。そこに所属する最強の傭兵・藤堂浩志に新たな依頼が入った。

尖閣諸島沖で三隻のはえ縄漁船が突如消息を絶った。

夫の定年退職を機に、東京から高知の山奥の白縫集落に移り住んだ夫婦。

1914年、大西洋で豪華客船が爆発。

チンピラの梶原、大学生の弘樹、警察官の和田。何の接点もないように見える三人には共通点があった。

両親の離婚以降、月に一度祖父と会うようになった彗子。母の再婚を機に会うことをやめる二人だったが……。

「浜村渚シリーズ」の青柳碧人が描く、儚くも美しいSF青春小説。

悪夢に悩まされるスタイル抜群の女子高生・晶水。クラスで孤立した彼女に、なぜかまとわりつくお調子者の同級生・壱。

新人審査官・小日向響は、警視庁の内部捜査を命じられる。対象部署は重犯罪予測対策室。

借金を頼みに行った叔父の家で、誘拐犯からの電話を不運にも取ってしまった。「妻の命が惜しければ一千万円用意しろ」。

施設で育った博人は進学の援助を条件に、同い年の樋野と山奥の洋館に住み込みで働き始める。

ある晩、中学3年生の愛川広樹は、目の前で恋人の中野美幸をレイプされた。数日後、美幸は自殺する。

出賀茂神社の社伝「蘇我大臣馬子傳暦」を巡る忍び同士の争いは、更に熾烈に。

多様化する現代犯罪に対応するため、新設された警視庁科学特捜班、略称ST。

築地本願寺脇の水路に紫水晶の観音像を抱いた女の死体があがった。

生命を奪う銃を製造・修理・改造する職人。その中に、銃に魅入られ離れられない罪深き者たちがいる。

「この子は近い将来、自殺する」。初対面の少女の運命をなぜか私は知っていた。

その少女は、私―浅倉幸恵が高校時代に一度だけセックスをした直樹にうり二つだった。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

殺人現場は、スプレー塗料で赤く染められた寝室だった。

北海道東千歳の駐屯地で自衛隊員三人が反乱を起こし、大量の武器を奪い逃走した。三人は過激な地下組織に属することが判明。

日本・イギリス・ドイツ・スイスの4国で起こった戦前外交の秘史を追う、ふたりの外交官。

バリ島に向かうため、木田健太は成田空港にいた。隣に目を瞠るほど美しい婚約者を伴って。

元傭兵で数々の死線を潜りぬけてきた工藤兵悟は、ボディーガードとして要人の命を守ってきた。

古今東西、書物にまつわる小説は枚挙に遑がないが、近年は、古書を題材にした作品が注目されている。

内閣官房報償費に関する任務を受けた内閣情報調査室の香月喬は、政府・警察を巻き込んだ1年半前の「事件」に辿り着く。

天保の改革の煽りで料理茶屋「嵐山」までが営業停止に追い込まれた。

大屋圭造は三流経済誌の記者。企業の提灯記事を書いては広告料を取る「トリ屋」である。

19世紀中葉のパリ。急に金回りがよくなり、かつての貧しい生活から一転して、社交界の中心人物となったクレマン。

京都の名所旧蹟を結ぶ路面電車・京福電鉄。通称「嵐電」愛好家の集いが「嵐電会」だ。

蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その陰には、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす、「報復屋」としての姿があった。

民話と伝説の里、岩手県・遠野の五百羅漢で女性の絞殺死体が発見された!被害者は東京の会社に勤める貴代。

宮澤賢治は、親友の女学校教師・藤原嘉藤治から不思議な話を聞く。教え子の父親が、電信柱が歩くのを見たというのだ。

「謝ってほしいんです。あのときの県警本部長に。

「私、亜紀さんみたいになりたい!」きらきらした目で新人バイトの愛奈に告げられ、困惑する亜紀。

ロンドンで半年間の仕事を終え、カースリーの村にようやく戻ってきたアガサのもとに、初の探偵仕事が舞いこんだ。

武州壬生を訪れた十兵衛は、旧知の町奉行が理不尽な「敵討ち」により落命したと知る。

薩摩討つべし! 悲劇の志士・雲井龍雄の短く激しい生涯 奥羽列藩を襲った幕末狂乱の嵐のなか、討薩ひとすじに奔走し倒れた雲井龍雄の生涯を、熱気のこもった筆致で描いた異色長篇歴史小説。

著者“初”の自伝的連作集! 少年時代から作家デビューを果すまでの来し方を投影した自伝的連作集。

残雪の北アルプスで、若手会社員・笹村雪彦は所属する山岳サークルの登山行で足を踏み外し、滑落死を遂げた。

東京湾で発見された、若い女性と老人の遺体。それぞれ身元は判明したものの、二人には接点が見出せず、捜査は難航する。

友人グロリアの自殺をきっかけにして、作家ホースラヴァー・ファットの日常は狂い始める。

母さんが死に、施設に引き取られたわたしと妹のもとに、三年前に離婚して親権も放棄したウェイドが現われた。

タイラーは血染めのベッドで目覚めた。隣には恋人の惨殺死体。

小惑星探査機“はちどり”が、トラブルのため地球に帰還できなくなった。

『ゲノムハザード』と対をなす記憶ミステリ その日のことは忘れない――誕生日を迎える娘・真希が事故に遭って、病院に運びこまれたという知らせが。

札幌にある、小さな花屋「花工房ノンノ」――ノンノはアイヌ語で花という意味――でアルバイトをしている大学生の山下純平は3歳の頃、母親と一緒にガス中毒事故に巻き込まれ、母親を亡くしている。

水底に沈んだ少女の名に始まる超ミステリー! 累計60万部を突破した『偏差値70の野球部』の著者のデビュー小説集。

僕が書店で一目惚れした美しい女性・高野秋。彼女は左手首にいつもふたつの時計をはめている。

ある日、ホームズのもとを小柄で気品のある、ブロンドの若い婦人が訪れる。

休職中の刑事・才賀雄介は、金沢での美人OLとの激しい情事のあと、折戸舞衣という十一歳の少女と出会う。

結婚早々、夫の前妻の息子・正実(11歳)と二人きりで三日間過ごすことになってしまった新妻の紀子(24歳)。

特急「雷鳥」に一両だけ連結された、お座敷列車で若い女が死んだ。自殺か他殺か判然としないまま十五年以上が経った―。

歌舞伎町近くの路地にある診療所に銃で撃たれた中国人が運び込まれた。

友達作りに乗り遅れたチナツは、なりゆきで孤高の変人ばかりが集う「ぼっち部」へ入部することに。

ビストロ・パ・マルへようこそ。

盗まれた秘宝を追って砂漠を旅する勇者バシリスク。

大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。

15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度も会ったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。

本を心の底から愛したならば、本もあなたを愛してくれる―疎外感に苛まれながら、大好きな小説や秘密の魔法を心の支えとするモリ。

仲秋八月一日は、吉原でも「八朔」と称して大紋日であった。またその日は、白無垢を着た花魁道中が行われるのが仕来りだ。

自称お助け屋の椎堂圭祐は、エリート養成が目的の全寮制高校を脱寮した少年の自殺未遂を防ぎ立ち直らせた。

オネエだけど芯は男前vなミリオンセラーの人気少女マンガ家とヤクザ顔だけど実はオトメンな編集者。

警視庁刑事部に配属となった若き刑事、大和。彼が足を踏み入れたのは刑事部捜査零課。

長野県庁での定例議会中、突然照明が消え、銃声が響き、議員が殺害された。誰かが逃げた形跡はなく、凶器の銃も見つからない。

十津川警部は、鑑識技官・新見のスケッチ展を訪れた。

コロンビアの巨大麻薬カルテル“兄弟団”を殱滅するため、コブラは作戦を実行に移す。

視覚以外の感覚を持たない青年・日暮旅人は、それらと引き替えに、目に見えないモノ―音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛みを“視る”ことができる。

繁華街の裏道にひっそりと建つ「カフェ・フロリアン」。古くみすぼらしい外見に反して、内装は豪華絢爛。

「南米コロンビアから流入するコカインを撲滅せよ」。

四代将軍家綱の正室顕子女王に京から刺客が放たれたとの剣呑な噂。

探偵の家に忍び込んだ男が出会ったのは、一人の泥棒少女。「私はあなたの妹ですよ。

父親が多額の借金を残して亡くなった。

都内某所にひっそりと佇む茶屋『妖〓（き）庵』。その主、洗足伊織は目を見張る美貌の持ち主だが、非常に偏屈な毒舌家でもある。

浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように佇む栗丸堂。最近店を継いだ若い主人の名は栗田仁という。

平戸藩の元藩主・松浦静山の娘、静湖姫は、三十一歳にして嫁にも行かず“謎解き屋”を開業中。今回飲み屋で聞いた謎も妙だった。

ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。

僕のことは忘れてください。

マッチョな探偵とちょっとおデブな婦人警官の凸凹コンビが、あっと驚く推理で事件の謎を解く。

煤けた五百円玉が紡ぎ出す、七つの小さな奇跡。

スキャンダルで警官を辞めた蘭子は、過去を秘めデリヘル嬢の送迎係をしている。ある日、担当チームのアキナが接客中に出産。

復活祭まで一週間。

飛行機事故で亡くなった義兄が遺した音のメッセージ。

復顔彫刻家イヴ・ダンカンの愛娘ボニーは幼い頃に何者かに殺害されたが、亡骸はいまだ見つかっていない。

息を呑むような美人が訪ねてきた。関東仁友会の理事で、裏社会の情報提供してくれた首藤正邦の娘、茉莉花だ。

駆け落ちして一緒になった年上の妻が殺された。妻が離婚したがっていたこと、アリバイなしで夫に容疑が。

九州新幹線「つばめ」車内で幼児が誘拐された。犯人は、幼児の父親が勤務する製薬会社で開発中の新薬の化学式とサンプルを要求。

大晦日、ロンドンの飛び降り自殺の名所、トッパーズ・ハウスの屋上で、人生に別れを告げようとして上った失意の男女4人が鉢合わせをする。

大手建設会社の営業課長家田幹朗は、常務の懐刀として社内で最も汚い役を一手に引き受けている。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。この中には三人の人狼役がまぎれこんでいます。

難病の女の子を喜ばせるため、星座を一つ消して見せる男の子を描く表題作ほか、5つの物語のすべてに驚愕のどんでん返しが待つ、ファンタジックな短編集。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。あくどい手段で村を変えていく地主と“ネオ農”との壮絶な争いを描く「拳銃と農夫」。

急成長を遂げるファンドの総裁が急死。背後には警察と検察の対立があった。

敗戦後の一九××年、米英中ソに分割統治された日本。

分断された各統治区から集まった仲間と、頼もしいシェパード“主将犬”を連れて、命からがら中央ニッポンの東京にやってきたサブーシャ。