死霊大名: くノ一秘録1
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風野真知雄というと、簡潔な文章で、軽いユーモラスな時代劇を書く人、という印象があります。 今回のシリーズは、かなり趣が異なります。 文章はあまり変わらず、どろどろした、闇の世界を描いています。 文章と、作品の雰囲気が、少しミスマッチな気がしないでもないのですが、まずまず楽しめます。 主人公の蛍もかわいいです。 続巻が楽しみです。 | ||||
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内容も作者の方も知らずに読み始めましたが、内容も面白く、グイグイと引き込まれています。 でも、続きモノと知らず、まさかの展開。この先がどうなるのか、興味深々です。 続きは気になりますが、次巻を読み始めると、またしばらくハマってしまうでしょう。 なので、ちょっと間を空けて、この作品の余韻に浸りたいと思っています。 | ||||
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群雄割拠する戦国大名どもがもしゾンビ化したとしたら・・。こんな奇想天外な発想のもと、茶の湯の死生観を見事に融合させつつ、くノ一の美少女が斬って斬って斬りまくる、異色の戦国時代小説。軽妙かつ洒脱な文体で、山田風太郎や半村良的な世界を軽々と幻視させる技は、この作者ならではのもの。次作が待ち遠しい。 ぜひ映像化されたものも見てみたい。 | ||||
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今回のシリーズは本格的な伝奇小説である。 信長が石山本願寺を攻めていた頃が舞台で、主人公は伊賀のくノ一。敵役は松永久秀でだ。と、ここまでならふつうなのだが、なぜかゾンビたちがわらわらと出てくる。しかも、単純な生ける屍ではなく、南蛮渡来の秘薬がからんでいたりして……。 風野さんらしく、変な忍法もたくさん登場する。 まさか新シリーズがこんな方向になるとは思わなかった。最近はあくの強い作品が多いなあ。 | ||||
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タイトルが示すようにメインテーマは「ゾンビ」です。 伊賀の里の「武闘派」くノ一の母娘、青蛾と蛍が、戦国の世の中を泳ぎつつ、織田信長の下命もあり、松永久秀の周辺を探ります。 「妻はくノ一」の織江とその母を思わせる、ライバルでありつつも強い絆で結ばれたこのふたりの女性が魅力的です。 蛍は十六歳、虫が好きで「蜘蛛」や「蛾」を使う忍技を編みだし、親思いのおっとりとした愛らしいヒロイン。 ところが松永久秀の茶道の席で、茶を飲んだ父が落命し、ゾンビになってしまいます。 松永久秀といえば「平蜘蛛」の釜で有名な趣味人の大名ですが、このあたりの趣向が蛍の技ともからんでくるうえ、 「茶釜」が大量に生み出すらしいゾンビ・・といえばウェールズ神話の「死人をよみがえらせる大釜」を明らかに下敷きにしています。よみがえったものは口がきけず、もはや自分自身ではないのです。 このケルト由来の「ゾンビ」を操る松永、そして、不老不死にからむ南蛮人の「阿片」貿易。コペルニクスの息子に心酔する若い武士で、南蛮の科学を求める入船丈八郎。 そして美しくしたたかな、くノ一母娘。 まずは舞台設定および役者がそろったという感じで、異国との文化の交流点に常に目を配る著者らしい大胆なシリーズ開幕です。 | ||||
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