(短編集)
ブタカン!: 〜池谷美咲の演劇部日誌〜
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幼馴染で親友のナナコに誘われ、美咲は舞台監督(ブタカン)として演劇部入部を決める。青柳さんのもう一つのホームグラウンド、正統派文化系部活小説で面白かったです。登場人物もそれぞれに魅力的で、演劇に対する熱気が伝わって来る感じも自分好みでした。それと、ナナコの容態が話数を追うごとに悪化してるのが不安で仕方なくなってくる。 | ||||
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それなりに楽しくサクサク読めましたが、 紹介にあるミステリ要素は全く無いです。 ミステリを期待しなければ楽しい作品です。 | ||||
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恥ずかしいとは思わないのだろうか? 演劇部ならではの不可解な事件が起こり、主人公がそれを解決していくような物語だろうと思って読み始めたが、 ぜんぜんそんなことなかった。 この作品で起こる「事件」とは、単なるハプニングの域を出ていない。 提示された「謎らしきもの」は特に誰が推理するでもなく解決され、その結末にもなんら意外性はない。 たとえば舞台の火事の一件でも、疑わしい人物や部――容疑者をいくつか出して、誰が原因で起こった火事なのかを推理するといったやり方もあったのではないか?その事件を解決するのに、演劇部、舞台監督の知識が役立ったとか。 言うのは簡単だ、と著者は腹を立てるかもしれない。でもそれを考えるのがプロの作家というものではないのか。 学園ものの日常ミステリにも、『氷菓』シリーズのような傑作は存在する。 魅力的な謎と、精緻な推理と、意外な結末とがなければ、日常ミステリは成立しない。 地味な謎を地味に解決し、時には事件の真相を地の文(作者の言葉)で説明してしまう『ブタカン!』は、日常ミステリとして成立していないばかりか、ミステリと謳いながら、その部分をおろそかにしている気配さえある。 かといって、演劇部の小説としても中途半端なのである。 では青春小説としてはどうか?誰もが自分の高校時代を思い出すような、切なさや、甘酸っぱさ、苦々しさはあるか? 残念ながら、ひとつもない。 誰にも失敗作というものはあろう。 この作品は、新人賞に応募すれば、まず間違いなく一次で落とされるレベルの内容だ。 もし、作者がこの作品の内容に問題を感じていないのなら、断言してもいい、あと数年で文壇から消える。 プロの作家なら、演劇なら演劇、ミステリならミステリで、やることをはっきりさせて、それに真剣に取り組むべきだ。 取材を徹底し、長期間、毎日のように思索をめぐらせ、一級でなくとも、作品の質をそれに近づける努力を、血反吐が出るくらいにするべきだ。 計算ノートだかなんだかは、売れたのかもしれない。 でもこの『ブタカン!』はどうやっても売れないだろう。 なぜなら、決定的に面白くないからだ。 | ||||
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高校演劇部の舞台監督,略してブタカンを任せられることになった女子高生の物語. ただ,帯や紹介文では『青春ミステリ』とあるものの,かなり青春物語に傾いており, ミステリの部分については,その物足りなさも含めて,ほとんどゼロと言える内容です. とはいえ,部員たちとの衝突や恋の話を交えながら,慣れない役目に奮闘する姿は, まさに青春ど真ん中といった感じで,その読みやすい文章もありスムーズに進みます. また,ところどころの登場ですが,親友の存在と言葉が彼女の大きな支えとなっていて, とある場所でやり取りを重ね,困難を乗り越える様子は,何とも言えぬ思いを抱かせます. 反面,その親友を襲う『問題』は,前向きな物語の中では少しばかり特異な印象で, これだけは引っ張らずにこの巻で解決,気持ちよく次巻へと進んでほしかったところ. このほか,舞台監督の仕事が予想外だったこともあり,いささか地味に映るのは否めず, 全体的に見ても,演劇部や舞台監督ならではのものに弱かったのが物足りなさを残します. なお,『yom yom』のvol.34から,『第二幕』として続編の連載が始まっているようです. | ||||
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