浜村渚の計算ノート 3さつめ 浜村渚の水色コンパス
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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数学ミステリ第3弾。今回はストーリーの進行に重点を置き、数学の難易度を上げてミステリの難易度を下げている(「プラトン「立体城」殺人事件」は例外)印象で、過去2冊とも違う書き方をしていて面白かったです。「プラトン「立体城」殺人事件」と「武田斐三郎の街で」が個人的ベストです。 | ||||
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数学少女浜村渚シリーズ第3弾!今回は前2作よりも問題が高度になっていて、元から数学的思考ではない自分にはまだ完全には理解できていないものもあるんですが相変わらず個性的なキャラたち、次々と流れるような展開もあり、またもハイスピードで読了!特にパラドックス理論をRPG風に読者に挑戦してくる「クレタ島・嘘つき迷宮」、館ものの物理トリックを数学的な図形で創ってみせた『「プラトン立体城」殺人事件』が本格ミステリファンとしては面白く読めた(笑)このシリーズを読んでるともっと数学を理解したくなりますね! | ||||
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数学嫌いにこそ読んでほしい(数学好きなら必ず楽しめる)そんな数学ミステリシリーズ第三弾 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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面白い | ||||
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少年犯罪対策として学校教育で数学をはじめとした理数系教科の時間が削減され、 文系や芸術系教科が重視された世界。それに反発した数学者・高木源一郎が率いる 数学テロリスト集団『黒い三角定規』に対抗するべく警視庁が白羽の矢を立てた、 千葉県警から紹介された中学二年の女の子・浜村渚の活躍を描いた連作短編の第三弾。 『クレタ島・嘘つき迷宮』 クラッキングするコードを仕込んだUSBメモリを経由して警視庁のサーバーを 『人質』にRPGを模して難題を突きつける『黒い三角定規』のメンバー『えぴめにDeath』 を名乗る男の出題する問題に浜村渚が警視庁の刑事たちとともに差し入れの海産物を 食べながら挑戦するというおはなし。 渚と刑事たちの悠長にビデオ通話で会話を繰り広げるくだりに、さっさとグローバルIP 割り出してさっさと突入しちゃえよと突っ込みを入れずにはいられなくなるが、 オチはまぁ、こうなるわな……。 『アイシテルの正弦』 千葉市美浜区・海浜幕張という浜村渚の地元にある、恋愛体質の強い(というより 社会人としてどうかしている)5人の女性が働く小さなSIerで女性社長が行方不明となる 事件が発生する。本来であれば千葉県警の管轄だが、オフィスには『黒い三角定規』 による犯行声明が残されていたため、対策本部が置かれている警視庁から本作の 語り手である武藤が派遣され、午後に合流した渚とともに、社長以外の4人の携帯電話に 送られたメールの内容を精査するが――というおはなし。 某DCT『未来予想図II』の歌詞をもじったタイトルとストーリー展開もさることながら、 高校の数学で必ず習う三角関数――いわゆるsinとcosをわかりやすい形で説明すると ともに、そこに謎解きの暗号をうまく絡ませている。 『「プラトン立体城」殺人事件』 対策本部が得た、霧雨リチャードソンと名乗る最近『黒い三角定規』に合流した男が かつて自身が属していた進学塾『斐三郎進学会』の元塾生たちとともに函館市内に 潜伏しているという情報をもとに武藤と渚は函館に派遣されることとなり、新幹線で 出版社勤めの中年女性・音板江美と同席する。彼女にも多少数学の覚えがあり、 江戸時代の和算の『遺題継承』の話題になったとき、奇しくも彼女が持っていた文芸誌に 掲載されていた、『遺題継承』同様にあえて解決編が存在しない推理小説という名の 『異常なまでに長い文章題』でもある『「プラトン立体城」殺人事件』を差し出されるも、 文章読解力が低い渚は読書を武藤に丸投げし、謎の部分の説明だけを依頼する――と いう、トポロジー(位相幾何学)と劇中劇をテーマにしたおはなし。 数学にも必要であろう文章読解力の低さがおそらく数学を得意とする渚の数学における 弱点であり、今後のストーリー展開における彼女のアキレス腱になることを示唆している。 『武田斐三郎の街で』 新幹線で乗り合わせ、そのまま札幌へと去っていった音板江美が『黒い三角定規』の 関係者であるという事実に驚愕しつつも函館に到着した武藤と渚。 フェリーターミナルの防犯カメラに映し出されていたキューティー・オイラーの姿から、 彼女は霧雨リチャードソンと合流するものと思われていたが彼女は警察に現れ、 数学のためではなく、自己顕示のためという利己的な理由で『黒い三角定規』に合流し、 函館に強酸性の雨を人工的に降雨させて街を破壊しようとしている霧雨リチャードソンを 捕まえて欲しいと依頼し、『敵の敵は味方』と言わんばかりに協力を申し出てきた――と いうおはなし。 これまでにおいても数学排他主義者と裏切り者に対する殺人を含めた様々な犯罪を 行なってきた『黒い三角定規』だが、霧雨リチャードソンが企てた無差別大量殺戮とは 一線を引く姿勢を見せていることから、彼等の目的はあくまで数学の地位回復であると いうことを暗喩している。 また、本巻を通じて幾度のなく『黒い三角定規』のメンバーが直接渚と接触する シーンが見られることから、ストーリーには描かれていない裏側で彼等が渚に関する 情報の収集と洗い出しを行ない、今後何らかの形でその触手を伸ばそうとしている ことをそれとなく示唆しているのが分かる。 | ||||
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数学がニガテでしたが、とても楽しく読めました。シリーズ踏破を目指してます。 | ||||
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図書館で見つけ、自分でもほしいと思ったので購入しました。 こちらは3巻なので、1巻を読んでいない方はまずは1巻を読むのをおすすめします。 浜村渚大好きです! | ||||
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設定は少し奇抜でおもしろい。 数学が犯罪となったような世界。 内容は、深いものを期待せず、文章力もそんなに要求せず、ゆるーく読む時間にどうぞ。 | ||||
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