(短編集)
西川麻子は地球儀を回す。
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「済州島のプルコギを食べた男」 捜査一課の刑事が、恋人と行った韓国人が営む韓国料理店で、捜査情報を憚ること無く話し、 ホストクラブの店長が目論む完全犯罪が、解決されるというお話。 「ボズロジェーニエの蟻密室」 捜査一課の刑事が交際中の女性の部屋に行ってまで、捜査情報をぺらぺら喋り、 ネットで簡単に判りそうな情報を得て、資産家の不審死を解決するお話。 「今宵、刑事をナビゲート」 県警捜査一課の刑事が、学習塾で使うテキストの編集をしている恋人を深夜訪ね、 事件を詳しく説明し、女性の要望で参考人から話を聞いて、漫画家の殺人事件を解決する。 「ギャツベを盗む女」 カレーを二人で食べながら、いつものように捜査情報を事細かく説明すると、 敷物のギャツベに着眼して地理を専門にする彼女が、殺人事件を簡単に解き明かす。 「ジャカの実の落ちる頃」 地理が得意で学習塾用のテキストの地理の編集を一手に引き受けている刑事の恋人が、 ブラジル料理店での殺人事件を、ひらめきで解決する。 地理担当なのに、歴史も専門家はだしの詳しさを自慢げに発揮する一方、警察では科学捜査が行われていない様子。 インターネットで調べれば、誰でも簡単に判ることを、テキスト編集者に頼るだけの捜査一課。 捜査情報を恋人とはいえ一般人に、ところ構わず、声も潜めず話しまくる刑事は、服務規程違反だろう。 伏線も、心理も、犯行手段も、人間描写も、とっても薄っぺらい。 ドラマ化を目指すには、韓国に媚を売って、ロシアの秘密都市をおさえ、 イタリア観光の蘊蓄を入れて、イランの手織り絨毯の知識を披露、ブラジルの陽気さで幕にする、 と計算したのだろうか…。 自作は上出来と酔っている著者という印象が残った。 | ||||
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感想としては、だいたい前作と同じだった。 違いといえば、今作のほうが動機が濃くなっていたというくらいだった。 読む価値はある作品だと思うので、ぜひ多くの人に読んでほしい。 | ||||
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