全滅領域
- SF (392)
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私的には好きでたまらない設定なのですが、この作品、好き嫌いは二分しそうです。 | ||||
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9年前の発刊当時に物理で購入していましたが、Kindleで安くなっていたので再購入しました。 時の流れのおかげでイイ感じに記憶が薄れており楽しく読めました。 サザーン・リーチ三部作の導入となる本巻のテイストはJ.G.バラードの「破滅三部作」+ストルガツキーの「ストーカー」+少々のクトゥルー風味といったところで、美しい筆致で”静かな惨事”を描いています。 映画「アナイアレイション」は本作と別物ストーリーになっていますが、領域の描写が秀逸なので雰囲気を味わうために観てみても良いかと思います。 第二巻・第三巻を読み進めるにあたって本巻から受けた印象を思い起こすことが多いので、しっかり読んでおいたほうがいいですね。(そうしないとちょっとキツいかも) | ||||
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アレックス・ガーランドによる脚本・監督により映画化された本作、映画を観た後に本書を読んだのですが、ストーリーは映画とは全然別物と思っていいほどの違いがあります。 映画は、地味な印象のある原作のもつ雰囲気を壊さないものの、飽きのこないストーリー展開とした脚本と原作にはない変容した独自の動物を登場させるなど、映画としては良くできたものになっていました。 一方、原作については、映画のような派手なアクションシーンはないものの、壁に這う植物が 「我は死者の種子を生む、蟲たちと分かち合うために、その蟲たちは闇に集い、その生命の力をもって世界を包み込む」 といった文字を紡いでいる場面や「変容は究極の模倣を通じて行われ、本質だけが変化する」状況の描写など、ジワジワとくる気味の悪さがあります。 そして映画では明かされなかった、夫の妻に対する思いが明らかになる本書後半部分などは、原作ならではの味わいがあります。 | ||||
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エリアXの得体の知れない不気味さや妖しさを期待していたが、 読み終えてみると調査チーム内や組織への疑心暗鬼による不安感が主であるように感じ、少し物足りなかった。 ネタバレ エリア内の野生動物は人間が変化(脱皮?)したものと匂わせる描写、 死んだ人間の偽者が生成されるなど、影響を受けるのは 人間のみという雰囲気なので、もうすこしエリアX独自の 奇妙な生態系が出来ていても良かったかなという感じ。 不気味な描写も、あちこちジャンルを広げすぎた感があり、 ラヴクラフトやスティーヴンキング作品全般、 筒井康隆「メタモルフォセス群島」ジャック・フィニイ「盗まれた街」 言わずと知れた「ストーカー」等と比較すると ひとつひとつが中途半端な印象。塔の怪物も敢えて姿を確認しないままの方が良かった気も…。 絶賛されていたので期待値が高すぎたのか、全体的に薄味。 映像化を期にダークタワーシリーズを読み直した後だったから余計にそう感じたのかも知れないが…。 | ||||
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他の方も言及しているよう、私も筋書から「ストーカー」など、禁じられた領域にズブズブと魅了・浸食されてしまう、人々の物語という、私の好きなプロットだと思いました。実際領域に出現するモンスターなどは想像を絶する行動をとっており(文字を書く、食した人間を模倣する)、ぞっとするのだが、それとともに、探検隊内の普通でないメンバーたちとのコミュニケーションや確執が劣らず恐ろしい。特に隊のリーダーの行動は、あとから思い出してしまうほど、モンスターのように「あくどく」、所謂官僚組織の成員たちが深謀、策謀をめぐらし、それ自体が目的になってしまうような極限を体現しています。X領域よりも、この癌のような組織の描き方が、本作の肝ではないでしょうか。 そして、映画を観終わってみると、映像の美はあるものの本作のコワーイところが、ほとんど描き出せていないと気付くことでしょう。やはり本を読むことをお勧めします。 | ||||
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全3巻を通しての感想です。 情景描写と人物描写が大変詳細かつ巧みで、作者の作り上げた陰鬱な世界にどっぷり浸かることができます。陰鬱な世界と言っても決して不快なものではなく、廃墟の写真が見る人を引き付けるように独特な魅力がある世界です。浮世の喧騒を離れて自分だけの時間を過ごすにはうってつけの作品です。情景を思い浮かべながら作者が作り上げた世界を登場人物とともに漂うときっと楽しめると思います。 | ||||
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