世界受容



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初公開日(参考)2015年01月
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長編小説

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世界受容 (ハヤカワ文庫NV)

2015年01月23日 世界受容 (ハヤカワ文庫NV)

突如、拡大・浸食を再開した謎の生態領域“エリアX”。領域を調査する機構“サザーン・リーチ”の新局長“コントロール”と第十二次調査隊ただ一人の生還者である“ゴースト・バード”は、“エリアX”に再侵入し探査を開始する。だが領域の奥深くでは、想像を絶する変容が起こっていた!?“エリアX”の真相とは?変わりゆく世界のなかで人類は何を受け入れることになるのか…。エンタテインメント三部作・完結篇。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

世界受容の総合評価:7.14/10点レビュー 14件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

世界受容の感想

全滅領域、監視機構、に続くシリーズ第3段です。
全滅領域の雰囲気を受け継いで、A、B、Cと登場人物、時刻の異なる3つの視点を、ロンド形式のようにぐるぐる回ります。

一つのシーンで、パズルのピースが一つ示され、他の異なるシーンのパズルピースと意外なところでつながっていく、そういったスリルがあります。
ばらばらに見えたそれぞれの話には、それぞれ隠された背景があり、背景同士がまたつながっていきます。
読み進めていくとだんだんパズルが完成していくのですが、完成した絵がまた難解という・・・
300+500+500ページの大作なのに、なぜエリアXが出来たのかという説明は1ページあまり。
得体のしれないもの、の話に見えて、得体のしれないものに振り回されていた人間たちの話だったのですが。
謎が解けてすっきりという感覚を味わうのならあまりお勧めではありませんが、謎が謎のままであり続ける雰囲気が好きな人なら、損の無い大作です。
島、灯台、穴、葦原、など、数えるほどしか舞台がでてこないのに、これだけ読ませてしまうという技量は。
現れる動物たち植物たちのしぐさまで見えるかのように活写されています。表現能力の低い作家だったらとうに力尽きて倒れていたでしょう。

でも、全体的にちょっと難解ですね。


▼以下、ネタバレ感想

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absinthe
BZLMTCHK
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13:
(3pt)

芯は食わない種明かし

9年前の発刊当時に物理で購入していましたが、Kindleで安くなっていたので再購入しました。
時の流れのおかげでイイ感じに記憶が薄れており楽しく読めました。

第2巻から引き続き忍耐を強いられる読書が続きますが、3~4割進んだところで種明かしが始まり、ようやく楽しんで頁をめくっていくことができるようになります。

しかし、物語の核心に触れるか触れないかギリギリのところを逡巡するストーリーに、芯を食わない隔靴掻痒感を覚えながら、物語は終わってしまいます。
「群盲象を評す」でいえば、群盲の人数が足りずに象を描ききれない感じでしょうか。あと2人、Lの字と母ちゃんの視点があれば象が描けたかなと思いますが、著者は敢えてその2名の視点を明かしていないのでしょう。

決して尻切れトンボではなく、こういう終わらせ方もアリっちゃアリですが、何百ページも引っ張りまわされた対価としては少々物足りなく感じますね。
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:世界受容 (ハヤカワ文庫NV)より
4150413274
No.12:
(5pt)

変容する世界の中でも変わらないもの

全滅領域、監視機構と舞台と主人公を変え進んできたザザーンリーチシリーズの完結編。
私にとっては過去2作品の中で貼られた伏線は回収され、抱いていた謎は大方解明された。

エリアXは何であるか、どうなって行くのか。
生物学者はどうなったのか。

SF作品の醍醐味はやはり超自然の環境の中に置かれた人々を通して見せられる人間臭さや人と人の心の通いだなと。
全滅領域を読み終えた時もその結末だけでもかなり好きで、なんて素敵なんだろうと思ったが、今作の結末はそれを遥かに超えてきた。好きすぎてたまらない。最高。

変容する世界の中でも
わたしたちは誰かのために足掻いて
自分のためにもがいて
それが無駄な抵抗でもやめたりしないんだな。
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:世界受容 (ハヤカワ文庫NV)より
4150413274
No.11:
(4pt)

幻想小説として読む

登場人物の視点から数々のエピソードが語られる。同一人物のエピソードでも時間軸が異なっていたり、その人物がコピー人間の可能性もあり非常に複雑で幻想的な味わいのある作品だ。ラブクラフト先品のようなおどろおどろしい描写はないがこの作者の世界観はそれに近い感じがする。ナタリー・ポートマン主演の「アナイアレイション」がこの雰囲気をよく伝えている。
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:世界受容 (ハヤカワ文庫NV)より
4150413274
No.10:
(5pt)

一回は読んでみて

映画から興味を持ち、読んでみました。
謎は多いのですが、繰り返し読んで、その都度、どういう意図が作者にあるのか、推察する楽しさはあるとおもいます。
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:世界受容 (ハヤカワ文庫NV)より
4150413274
No.9:
(5pt)

全作読んで、初めて分かる奥行き

『全滅領域』の映画を見て、原作を手に取りましたが、やはり言語が生み出す圧倒的な世界観には、映像は到底及ぶことはできないなと思いました。映画はこのシリーズを簡単に要約したもので、別個のものとして見れば十分楽しめるとは思います。ただ映像はどうしても、ひとの想像力を限定してしまうため、話の多角性や奥行きに欠けてしまいます。”エリアX”の植物のように、上からみると普通に見えても、横から見ると似て非なるもの、といった感じでしょうか…。原作では、映画のように安易には解決策を提供してくれませんので、自分たちで行間を埋めながら、人類に残されたほのかな希望を余韻として感じる楽しみを味わえると思います。一流のSF小説は素晴らしい。読書の間、異次元に連れて行ってくれます。
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:世界受容 (ハヤカワ文庫NV)より
4150413274



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