■スポンサードリンク


世界受容



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)

世界受容の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

世界受容の感想

全滅領域、監視機構、に続くシリーズ第3段です。
全滅領域の雰囲気を受け継いで、A、B、Cと登場人物、時刻の異なる3つの視点を、ロンド形式のようにぐるぐる回ります。

一つのシーンで、パズルのピースが一つ示され、他の異なるシーンのパズルピースと意外なところでつながっていく、そういったスリルがあります。
ばらばらに見えたそれぞれの話には、それぞれ隠された背景があり、背景同士がまたつながっていきます。
読み進めていくとだんだんパズルが完成していくのですが、完成した絵がまた難解という・・・
300+500+500ページの大作なのに、なぜエリアXが出来たのかという説明は1ページあまり。
得体のしれないもの、の話に見えて、得体のしれないものに振り回されていた人間たちの話だったのですが。
謎が解けてすっきりという感覚を味わうのならあまりお勧めではありませんが、謎が謎のままであり続ける雰囲気が好きな人なら、損の無い大作です。
島、灯台、穴、葦原、など、数えるほどしか舞台がでてこないのに、これだけ読ませてしまうという技量は。
現れる動物たち植物たちのしぐさまで見えるかのように活写されています。表現能力の低い作家だったらとうに力尽きて倒れていたでしょう。

でも、全体的にちょっと難解ですね。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

absinthe
BZLMTCHK

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!