絶対城先輩の妖怪学講座 五
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主人公の女の子は、どんどん先輩を好きになっていってますね、先輩も? | ||||
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1話完結の妖怪ストーリーを追いかけて、1冊丸ごと大きな事件の解決に向かっていくスタイルです。 今回は冒頭の「河童」のお話で、敵が見えます。 だから、「最終的に、これをやっつけるのね」と分かりますが、そこに至る過程を楽しめました。 一応伏線と思われるものは、ちゃんと回収されてますし、絶対城先輩の過去の人についてもやっと出て来ました。 個人的には「雪女」が面白かったです。 こういうオチ、好きです。 | ||||
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黒羽織を纏った「妖怪学」の学徒・絶対城と女子力はちょっと足りないが腕っ節はあるユーレイこと 湯ノ山礼音が現代に蘇った妖怪の謎に挑む人気シリーズ、早くも第五弾…今回登場するのは河童! 物語は年が明けて早々、礼音が絶対城先輩の荷物持ちとして絶対城の知り合いに年始の挨拶に向かう 場面から始まる。深泥淵と呼ばれる池の傍に建てられた庵に住む櫻城紫と名乗るその女性は絶対城と 旧知の間柄らしく、また河童の研究に関するオーソリティーである事から絶対城と話が弾む。疎外感を 感じて絶対城の態度に腹を立てた礼音は河原に飛び出してしまうが、そこで出会った朝霧シアンと名乗る 少年と出会う事に。大学に戻った二人は映研が市議会の議員にハメられて作らされている映像に絡む 奇妙な問題を持ちかけられるが、その議員のバックボーンには秘密の多い製薬企業が絡んでいる様子… 毎度の事ながらオチに来た瞬間には「それってありなのか?」と仰天するような生物学ネタがブチ上げ られるのだけど、今回もまた唸らされた。今回扱われるメインの妖怪は日本人にはお馴染みの「河童」 近世になって概念が統一されたというこの妖怪の正体がビックリ仰天。田んぼや池に行けばどこにでも いるあの生き物が正体だったとは…意外性ではクラウス教授の「天狗」の正体を上回るかも まあ、今回は割と作中で分かり易いヒントが提示されるので本作のファンであれば、読みながら 「だいたい、こういう事なのかな?」と予想は付けやすい。それでもグイグイと読み込ませるのは 話のテンポ自体が非常にスムーズである事もあるし、サブとなる妖怪の絡め方の巧さもあるかも 特に途中で登場した「雪女」の正体は大爆笑。しかも正体は結構強い動物なのに平然と勝ってしまう 礼音の強さはだんだん人間離れしてきたw 妖怪ミステリとして面白いのはいつもの事だけど、今回は相変わらず無愛想な絶対城先輩とユーレイの 間に妙にラブコメチックなやり取りが多かった。特に冒頭から絶対城が他の女性と話しているとイラついた 様子が隠せない礼音や逆に礼音に妙に馴れ馴れしく絡んでくる朝霧シアンに妙な対抗心を見せる絶対城先輩 の様子には読んでいてニヤニヤしっぱなしだった シリーズとしても絶対城先輩が失った妖怪学の同輩で前巻でのっぺらぼうが化けた女性の正体が明かされ 持ち去られた「鬼の巻」が絡んだ不穏な動きが見え隠れし始めるなど、いよいよクライマックスに向けて 大きく動きだした感がある。あとがきによれば、次巻で「第一部・完」との事なので勢いを失う事なく このまま突っ走ってくれる事をファンとしては期待したい。今回も期待を裏切らない完成度を見せた一冊だった | ||||
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