先導者
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
先導者の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラーというよりファンタジーに近い。静謐な雰囲気が文面から滲みでてくるようでとても良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2005年の「夜市」がいわゆる王道的ホラーとは趣を異にするとはいえ、まぎれもない傑作だったのに比べると、ホラー大賞もレベルが落ちたものだ。 前半50ページほどまでの文章は確かに素晴らしい。この調子で、いったいどんな世界に読者を導いてくれるのかと思ったら、死後の世界が生者の支配下に構築されているという、極めてありきたりで陳腐な展開に突入してしまう。そして文章も次第に雑になっていく。 イライラしながら最後まで読んだが、結局作者が何を訴えたかったかはまったく伝わってこなかった。 「死」とは、あらゆる生物を問わず絶対的な未知の領域であるがゆえに、恐怖の頂点であるわけだ。宗教がどのように仮構していようとも、所詮は生者による想像の産物でしかなく、多くは打算と虚飾と金銭的・政治的思惑に彩られている。落とし所にそれを持ってきたのなら、あるいは「全部主人公と心を病んだ人々の妄想でした」とでも解釈すべきなのだろうか。 本来なら☆一つだが、作者の努力と文章力に敬意を表し、☆☆にさせていただく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラー大賞とったというから、読みましたが全然おもしろくないですよ。「夜市」とか「化身」とか名作はでてきませんねぇ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしい!たまにこの手の傑作が出てくるから止められないのですよ、角川ホラー文庫収集を。 圧倒的な文章力で綴られる究極の儚さと死界の幽玄さ、途方もなく美しく震えがくる程切ない、深い余韻を与えてくれる一冊、おススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「死者を導く者」をキーアイディアに、シンプルにまとめた、秀逸な作品。もう、それだけで読む価値はある。先導者のリアリティは抜群。おそらく、著者は、物語を紡ぎながら一緒にこの世界を体験したのではないか。読む者も先導者に導かれ、彼我の世界を堪能できる。 しかし、読後感が今ひとつであることも否めない。物語の落としどころが、あれしかないのは、まぁ仕方ないかもしれないが、もうひとあがきして、読む者を呆然とさせるようなラストがついていたら、と無い物ねだりしたくなる。欠点として挙げるとしたら、2点。彼岸の世界をコントロールするのが、現世利益にしがみつく組織というのは、どうもリアリティがない。彼の地を知る者達は、そちらに軸足を移していくのが自然ではないだろうか。もう一点は、好みの問題でもあるが、やはり、この文体。このスタイルを選ぶのであれば、やり切って欲しい。少なくとも、私には、ところどころ、バランスを崩しているように見えた。注意深く言葉を選んでいるにもかかわらず、不注意に思われる重複や、軽い言葉使いがあると、かえってそちらが目立つ。文体が地肉となっていない印象を受けてしまった。一人称独白体であることもあいまって、描写を語りで書かなければならず、主人公が饒舌すぎるようにも思える。もう一点、これは完全に好き嫌いの部分だが、最初の御役のエピソードはもっと後にあった方がいいような気がする。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 8件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|