江戸川区小岩で起きた残虐な母娘殺害事件。その容疑者の弁護を買って出たのは、良心的で正義感に厚いと評判の原島弁護士だった。

駅のホームでいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人になったタケルと千波。

失踪した前任者・香取の行方を探すために、内戦下のサイゴンに赴任した坂本の周囲に起きる不可解な事件。

遥花は、奔放なふたごの姉・美月に複雑な思いを抱いていた。常に比べられることへの反発―。

母と二人で大切にしてきた幼い妹が、ある日突然、大人びた言動を取り始める。

三月三十一日。マユが破綻した。

関東一帯で次々と発生する事件を、時に叡知で、時には豪剣の冴えで解決し、悪党どもには「強面」の印象が強い我らが桑山十兵衛も、小石川同心町の自宅に戻れば一介の御家人。

エール大学を卒業したエリート看護師・平沢里香は、よくあたると評判の占い師に「29歳で結婚する」と予言され、そのキーワードは「38」だと言われます。

「一つ目の鬼を見た」と言い残して、名家・鬼田山家の人々は施錠された離れから次々と失踪した。

警視庁捜査一課の大谷努警部は、三十代半ばでスマートな二枚目なのだが、なぜか独身。

生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。

濃茶の席で、裏千家教授、大澤信郎の次男・祐二が毒殺された。

警視庁の本多捜査一課長宛てに、三田村刑事が道後温泉の老舗ホテルの娘を殺したと告発する手紙が届いた。

アメリカで心臓カテーテルの最新技術をを身につけたシングルマザーの医師・鶴見耀子。

御座船安宅丸の水軍演武中に、大挙襲来した刺客から命を狙われた四代将軍家綱は、間一髪のところを緋之介に救われた。

遠藤慶太は29歳。大航ツーリストの企画課から成田空港支所に「飛ばされて」きた。

温泉宿から行方不明になった男性客が、林中で芸者とともに死体で発見された。

東京の老夫婦が、鳥取から津和野へ。息子が借金を苦に自殺し、その金を返済する当てのない夫婦が選んだ死出の旅だった。

作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。

地元の高校球児のスター・諸岡克彦が、謎の死を遂げた。

渋谷と川崎で相次いで起こった殺人。被害者は会社社長・松原英人と渋谷署刑事坂東広志。

「欠陥住宅」と「ひとつの死体」を前に始まった主婦の心理的迷走とその果てを描く、“第7回新風舎文庫大賞”ミステリー部門賞を受賞したサスペンス。

大人はなんにもわかっていない、僕らがこんなに凄いってことを。パパやママの知らないお家だって持っている。

見渡す限りの砂塵。傍らの突撃銃と残骸になった軍用ヘリ。

鬱蒼とした森に囲まれた、歴史ある全寮制の北斗学園。

札幌の実業家系赤渡雄造のバラバラ死体が2つのトランクに詰められて、自宅に届けられた。

伝奇と歴史が交錯する想像力への予感を秘める都市小説『魔都』『十字街』をたどりつつ、東京・パリの“1930年代”を旅する。

今だけがあって、それだけを考えていられたら良いのに。

元助教授作家、突然の断筆・引退宣言の真相がここに。

あらゆる悪の手口を詳述したベストセラー『悪魔のガイドブック』にそそのかされた少女輪姦事件が発生。

「私刑人」の捜査は混迷を極めていた。そんなある日、次期政権を射程に入れた大物政治家・隴岡の私設秘書殺害事件が発生する。

文壇の寵児ともてはやされる若きベストセラー作家の浅沼は、出版社から請われて新人文学賞の選考委員となった。

東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。

警視庁捜査二課・島崎洋平は震えていた。

いとこ達が命を落とした冬も過ぎ、春の足音が聞こえ始める頃。

幼くして縁の河を流され、吹原家にたどり着いた孤児の千波。

ある中高一貫の進学校で生徒が教師を射殺して自殺した。事件の再発防止と生徒の動揺を抑えるため招聘された心の専門家・比留間。

宿敵ヤン・ウェンリーと雌雄を決するべく、帝国軍の総力をイゼルローン回廊に結集させた皇帝ラインハルト。

天使だって家出ぐらいする―。突然冷淡になった慧に、真里亜は疎外感を覚える。

保育園時代からの幼なじみで、クラスメートの木田恵理。最近、なんだか彼女のようすがおかしい。

あらゆる悪の手口を詳述したベス

私刑人の新たな犯行か、それとも

誰のなかにも潜んでいるモンスター、それに乗っ取られた時に始まるミステリ―深く、濃く、そしてゆっくりと謎は深まる…『ミステリーズ』『マニアックス』に続くシリーズ第3弾。

「もうこうなったら死ぬしかない」―ベンチャーに失敗して巨額の借金を抱え、富士山麓の樹海で死のうとした脱サラ青年が、洞窟で縄文人のような暮らしをする経歴不詳の老人に助けられた。

行方不明だったレイさんが結婚!パリに旅行中だというまどかから届いたメールが、電子探偵団員たちに衝撃をもたらした。

お前は誰だ。俺の子ではない、お前は誰だ。

深川にある縁切り宿の用心棒塙十四郎は、駆け込み寺・慶光寺の主万寿院から、昔大奥にいた時に右筆として仕えてくれていたおさんという女の消息を調べてきて欲しいとの頼みを受け、京に向かった。

女子大生・塚川亜由美はホテルのラウンジで、昔の家庭教師・岐子と出会った。

同期の女の子を呼んで開いた週末の鍋パーティー。みんなを送り出した翌朝、部屋には、女物の靴が一足。

同期の女の子を呼んで開いた週末の鍋パーティー。みんなを送り出した翌朝、部屋には、女物の靴が一足。

世界を転戦するF1レースとヴェルガ・ウィルスの拡散状況とに奇妙な一致を見つけた美由紀は、自らマシンのハンドルを握りレースに参戦する。

岬美由紀の衝撃の過去が明らかになり、彼女自身が罪に問われた裁判が結審してから数カ月後。

新宿の超高層ホテルの一室で、男性の死体が発見された。被害者は女性と宿泊する予定だったらしいがその形跡はない。

私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。

「産みたくない」と、突然言い出した妊婦。最近まで、生まれてくる子供との生活を楽しみにしていた彼女に、何があったのか…。

私立探偵の真木は、実業家・磯村の依頼を受けて、十九歳の劇団研究生・乃里子の行方を捜し始めた。

長崎県の北西部・生月島のさらの北西に浮かぶさいはての島・波手島。

大阪の下町にある中華料理店・戸村飯店。この店の息子たちは、性格も外見も正反対で仲が悪い。

私が守る。皆の命を。

知乃と鮎美、和衣は高校時代からの親友。

バーのマスター斉木章の裏の顔は、盗みのプロ。一年前のヤマで相棒と恋人を失い、いまは傷心の日々を送っている。

時は昭和九年。関東大震災から復興を遂げ華やかなモダン東京を謳歌したのも束の間、戦争の影が徐々に忍び寄っていた。

とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生!邸内にいた10人の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か、そして動機は…。

ダイビング中に、紀元前のインドにタイムスリップしてしまった女子高生、麓麗。

桃太郎の鬼退治は、曇りなき善行だったのか?岡山・吉備津神社に今も伝わる鳴釜神事では、大和朝廷によって退治された鬼神「温羅」が、釜を唸らせて吉凶を告げるという。

信州・白樺湖畔で刺殺体が発見された。36歳の被害者、増田年男は小学校同級会の旅行に合流する途中だった。

もうひとつの世界で永遠に終わらない恋が始まった。

「おいどパシーンとなぐるこわい姉ちゃんが、あんたのお母ちゃんや、ほんまやで」。男の歓心を買うために娘を虐待する若い母。

自分と同じ不幸な境遇の女二人を幸せにしようと二つの家庭を築いた男。

ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世界好き店長のいる酒場。

凄絶なミステリー 類（たぐ）い希（まれ）な恋愛小説 第9回　大藪春彦賞受賞作 26年前の捜査資料と、中央通信の道平（みちひら）記者は対面した。

宇佐見護博士は、サンフランシスコ近郊の研究所に勤める博物学者。紅茶を飲みながら思索を巡らし、ときに幻想の旅に出る。

呑むほどに酔うほどに冴える酩酊推理！ 女子高の正門前に車を停め、夜の職員室に戻った辺見祐輔（へんみゆうすけ）は憧（あこが）れの美人教師の不審な挙動を垣間（かいま）見た。

融資先の銀行から中卒の母親を侮辱された社長が下した決断とは? 想像を絶する親子愛が涙を誘う「おふくろの履歴書」(第1話)。

経理課一筋37年で警視庁を定年退職した木野塚氏は、ハードボイルド探偵に憧れ探偵事務所を開設する。

「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」フリーライター・高原晶の一言から生まれた、渋谷のホストクラブ〈club indigo〉。

夫の名は武辜歩、妻の名は妻利愛子。

「帝国の大学」として数多くの指導者を養成し、日本近代史の原動力となった東京帝国大学は、学問と政治・社会との関わりや、権力と思想の自由の問題にどう対処してきたのだろうか。

「帝国の大学」は高級官僚の養成所として、明治国家体制の中核に位置づけられていた。

ひょんなことから井上刑事がTVドラマデビュー!その収録現場へ見学ではなく、昼飯を食べにきただけの大貫警部が見つけたのは出演女優の母の絞殺体だった。

新宿のアパートで少女が殺された。長野県警豊科署の道原伝吉は、蝶ヶ丘ヒュッテで逃走した男を捕捉。

悪性の脳腫瘍で、死を宣告された男が200年後の世界に意識だけスリップした。

失業し、妻にも去られた64歳の尾津に、青年は突然告げた。

恐るべき機能を秘めた未来予測ソフトウェア「ヒミコ」をめぐる国際的な争奪戦が始まった。

札幌の実業家・赤渡雄造の家に届いた二つのトランク。その中に入っていたのは、バラバラ死体となった赤渡本人だった。

『零崎一賊』―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。

まさか自分の娘が!相模署刑事・露木は愕然とした。神奈川県下で相次ぐデート中の男女を襲う強盗強姦事件。

アパレルメーカー新入社員の仲江翠は、入社後すぐにエリート課長との不倫が始まったが、しばらくして同期で課長の部下とも交際。

外資系ファンドの野上妙子は、地熱発電を運営する会社の再建を任される。

美袋小夜子、半年前に焼死。小夜子であるはずの私は因縁ある人物の心が生んだ妄想だった。

警視庁特命係が解散し、杉下右京はロンドンへ旅立ち、亀山薫は運転免許試験場へ異動となった。

留学先の韓国で出会った男との、激しい性愛の日々。わたしの孤独を満たしてくれるのは、あの人の肌だけなのか―。

史実の謎に挑戦する歴史ミステリー集第２弾！ 織田信長と本願寺との和平秘密交渉役が暗殺された！　事件の謎を解く鍵は、信長自らによって六点鐘と名付けられた南蛮式時計にあった――表題作を始めとする、織田信長が次々に謎を解く「信長探偵帳」を中心に、剣豪・宮本武蔵

財団法人“日本の自然と伝統を守る会”理事長が、十津川と名乗る男に殺された?!捜査に乗り出した十津川警部は、自らの名前が騙られたことに驚き戸惑いながらも奈良県十津川村へ向った。

20××年、東京・上海を舞台に繰り広げられる大人の純愛!歳も国籍も立場も、何もかもがまるで違う2人の愛が共鳴し合ったとき、それは音もなく壊れ始めた…真紅が、ふと立ち寄ったジュエリーショップで出会った男“王剣”。

惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。「兄貴、妹は本気だよ。

ついに筑波の空を襲うB29の大群。

岐阜県のとある町に流れ着いた、元ナンバーワン・ホストの佐伯敦。