天使の歩廊
- 別荘 (163)
- 日本ファンタジーノベル大賞 (1)
- 異次元 (22)
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ファンタジーという枠組みをしつつ、より深いテーマがある気がします。とはいえ、ファンタジーとしてだけ考えると、難しい作品かもしれません。さらには連作短編というぶつ切りな構成も読者を選ぶかもしれません。 | ||||
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第二十回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 笠井泉二と彼がつくる建物をめぐる六篇の短編からなる作品。短編で時系列がバラバラだが、それぞれ微妙につながっていて、一つ一つのエピソードを積み重ねることによって不思議な建築家笠井泉二の輪郭が徐々に浮かび上がってくる。 うまいなあ、と思ったのが雨宮利雅の醜い虚栄心の表現。地の文の説明がたとえなくても彼の台詞を二、三読むだけですぐ感じられる。読者はすぐに彼のことが嫌いになるはず(笑) 一番好きなエピソードは第一章「冬の陽」。章子夫人の強さと儚さ、最後の奇跡には胸を打たれる。ハッピーエンドなのだが、それが他人から見ると彼女は心を狂わせられてしまった悲劇の人でしかないところも皮肉的で面白い(第六章での雨宮の台詞から)。 急勾配の手に汗握るストーリーではないが、静かに心に染み入る類の優しい物語。 私も笠井泉二に家をつくってもらいたい。 | ||||
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実は、読むまでは、怖そうでつまんなそうだな、と思っていた。 それでも読む気になったのは、やはり過去に面白い作品を出している賞を受賞した本だから。 ファンタジーでありながら、どこか現実に触れているような、落ち着いた物語。 なんとなく読み始めましたが、結構なスピードで読み進められたのも、面白かったのだと思います。 大感動でも、心底面白い、でもないけれど、なんとなく印象に残る物語でした。 けれど、カバーイラストはもっとどうにかなったのでは・・・。怖いよ・・・。 | ||||
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6編からなる独立したお話かと思いきや、それぞれが微妙につながった物語でした。 笠井泉二という不思議な建築家の物語。 時系列ではなく、少しずつ入り組んで話が進められていますが、伝記のようでもありました。 他人のために数々の建物を造ってきて、最後はこれ?っとちょっとヒヤッとしましたが。。。 ホッと心が和む本でした。 | ||||
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なぜ他のレビューの評価がこれほど高いのか・・・。 全部で6編ありましたが、3編を読んで挫折しました。 天才建築家と、その建築家が作った家に関連するエピソード、というのが物語の基本構成ですが、何がいけないのかを振り返ってみました。 ・天才建築家のキャラ立ちが薄い ・中途半端にファンタジー これにつきると思います。 1編目は、老夫婦の人生が、壬生義士伝の登場人物からひとりを取り上げ、その人生の上澄みだけを10頁くらいでまとめた薄い内容。 激動の時代を歩んできた妻のために、天才建築家が感動の(?)家を建ててあげるのですが、前フリが前フリなので、ありがたみがわかない。 2編目が、鹿鳴館の副館長と、子供時代の天才建築家の話。小心者の副館長が右往左往するエピソードが大半をしめ、オチもよくわからず、消化不良。 3編目も、行方不明の推理作家は、家の中のどこかでまだ生きているんだろう、ということで終わったが「食べ物はどうしてるの?」と、現実的な疑問が沸いてくる。読者にそんな疑問を持たせるファンタジーは破綻している。 第一回目のファンタジー賞をもらったんでしたっけ? 発展途上の賞だったからこそ、まぐれでもらえたのかな、と思いました。 | ||||
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