ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品 凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人の兄弟。

1980年12月、イスタンブール発パリ行きのエアバスが墜落。ただ一人、生後間もない女の子が生存していた。

ロス暴動大混乱の最中に発生し、まともに捜査ができず心に残っていたジャーナリスト殺害事件から20年。

『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』のヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の最終作。

あのフロスト警部が、デントン署を去るときが来た? 自らのヘマが招いた事態とはいえ、マレット署長や新任の主任警部の目論見どおり追い出されるのは業腹だ。

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。

凶悪な少女連続殺人犯が護送中に脱走した。市警のベテラン、グレーンス警部は懸命にその行方を追う。

ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、逃亡中の殺人犯を捜索していた。

当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊!冷厳冷徹に正義を貫き捜査を進める一方、仲間や恋人、愛娘に見せるボッシュの優しい姿が胸に響く不朽のLAハードボイルド作品です。

亡父ヘンリーは、なぜ危ない橋を渡り情報を売ろうとしたのか。そして、自らの生誕をめぐる隠された真実とは。

死者四名を出した現金輸送車襲撃事件の共犯として、十年の刑に服していたオーディ・パーマー。

数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。

アーカンソー州にあるボブ・リー・スワガーの地所の造成地から、祖父チャールズの遺品と思われるコルト45と紙幣、謎の地図、そして1934年のみ用いられたFBIの前身、司法省捜査局のバッジなどが発見される。

誰もが怪しい誰もがおかしい 英国推理作家協会賞新人賞受賞作!! 誰もが顔見知りの小さな町トールオークス。

トレッキング中の女性が偶然見つけたのは、山中に埋められた六人の遺体。

モネの“睡蓮”で有名な村で発生した、奇妙な殺人事件。殺された眼科医は女好きで、絵画のコレクターでもあった。

40年前の100万ドル強奪事件。当時犯行グループの一人だった老人のもとを記者の女性が訪れた。

風が吹き荒さぶ中、闇を裂いてトラックがやってきた。運転する商人は葡萄酒を運んでいると主張する。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

落ちぶれた弁護士の男。娘のため、かつて最強と呼ばれた弁護士の誇りをかけて法廷へ。

休職中の警察官コロンバと、コンサルタントのダンテ。二人が不承不承とりかかった失踪人捜索は、意外な展開を見せる。

郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を“すべてを手にした幸運な女”と羨む。

サニーの父は警察官だったが、突然、拳銃で自殺した。自分は警察の内部情報を犯罪組織に売る内通者だった、という遺書を残して。

首なし死体に端を発する猟奇連続殺人―― 雪深いピレネー山麓の町に封印された忌まわしい秘密とは!? 雪と氷に閉ざされたピレネー山脈。

空港のバーで離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに出会う。

第8回翻訳ミステリー大賞・読者賞受賞 標的であるボスの妻に恋をした瞬間、殺し屋の運命の歯車は狂い始めた……世界中で4000万部を売り上げる北欧ミステリの旗手がクリスマス前夜のオスロを舞台に描く、愛と血の物語

サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの美しい女がカフェに入ってきた。

大資産家の妻を目指して、知性と打算の見事な結晶の手紙を送ったドイツ人女性ヒルデガルト。

麻薬王アダン・バレーラが脱獄した。

盲目の私立探偵のシリーズを細々と書き継いできた作家のウルリクソンは、これまでベストセラーとは無縁だった。

完璧な美貌の天才ハッカー、ニューヨーク市警刑事キャシー・マロリー。彼女の家の居間に女の死体が一体。

売春婦殺害の疑いがある男に拉致監禁されてしまったコニー。

十年前に起きた二重殺人事件は、きわめて単純な事件だったと誰もが信じていました。

不可解な出来事が続くシエラマドレ山脈で、猟区管理官ジョー・ピケットは不審な双子の兄弟に出会う。

夏の休暇を楽しみに待つヴァランダー警部。そんな平和な夏の始まりは、一本の電話でくつがえされた。

休日の教室で両手を切断された男の死体が見つかった。

海辺の遊園地、ジョイランド。彼女に振られたあの夏、大学生の僕はそこでバイトをしていた。

銃乱射事件の犯人を躊躇なく殺したのは、ごく平凡なわたしの母親だった。

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。

1986年ノードコステル島。女性は頭だけ出して、生きたまま砂浜に埋められていた。

カメラマンの矢島拓海のもとに届いた一葉の絵はがき。差出人は二年前に南極で死んだはずの兄だった。

議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。

拉致監禁犯の男とその被害者のあいだにできた娘――それがわたしだ。

ロンドンの美術商がアメリカで凄絶な事件に巻き込まれた。からくもイギリスに戻るが、新妻を迎えた家に忍び寄る不審な男の影。

英国ミステリ史上、ひときわ異彩を放つ重鎮ブランド。本書には、その独特の調理法にもとづく16の逸品を収めた。

ニック・メイソンが塀の外に出たのは、5年と28日ぶりだった。

ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ監禁されていた二十代の女性フローラ。

目覚めると、鎖をつけられ、地下室で監禁されていた――。

1952年、独裁政権下のバルセロナで上流階級の未亡人が絞殺された。

犯罪組織の中枢にまで潜り込んだスウェーデン警察の潜入捜査員パウラ。

ボディランゲージから嘘を見抜く天才、キャサリン・ダンス捜査官。

その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。

ノルウェーの森の奥で老女が殺害される。被害者の左目には鍬が突き刺さっていた。

2000年以上前、前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、観(かん)一族は、春の祭儀を準備していた。

自分への抹殺指令が下された理由を突き止めるため、暗殺者グレイマンはアメリカに舞い戻る。