サスツルギの亡霊
- 南極 (26)
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サスツルギの亡霊の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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結構はまって読んでしまいました。 | ||||
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まーーー あれだなーーー 舞台が南極で ストーリー的にはアクションサスペンス的な内容で普通に面白い 満足 | ||||
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カタコンベが面白かったので購入しましたが、これは大事件でしょ。 観測隊というと、「面白南極料理人」を愛読していたので。 こちらの方が映画的ではあるけど、我に返ると白けるかな。 | ||||
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南極昭和基地が殺人事件の現場というのは何ともそぐわない。文章も荒いし、ストーリーもご都合主義的。サスツルギという言葉、音に魅せられて読みましたが、何とも申し上げにくい読後感です。 | ||||
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2019年本屋大賞選出ということとそして南極に興味があったので、特に前知識なくこの本を手に取りました。あとがきを読むと、前作の「カタコンベ」も同様に神山氏は洞窟探検の経験があるわけでなく、南極へ行ったことがあるわけでもなく、資料を読み込んで机上でシュミレートすることでこれらの作品を書き上げたそうです。あとがきを書かれた方は、実地経験なくこれらのものが書けるというのは、ロールプレイングゲームやCGを多用した映画やアニメ世代の特徴ではないかと述べておられます。 自分は観光なら南極へ行ったことがあるのですが、南極の風景や天候の描写、越冬隊の生活、内部の人間関係など、とても行ったことがないとは思えないくらい真に迫って描かれていると思います。登場人物の個性もはっきりしていてわかりやすく際立っていました。40人超という越冬隊の中で連続殺人事件など、絶対に起きてほしくない事態ですが、いわば全国から寄せ集めの、仕事も分野も目的もまったく違う、しかもほとんど男ばかりの閉鎖された空間での人間関係は想像するよりむずかしいのかもしれません。以前、「南極料理人」という映画を見て、研究オタクばかりがほのぼのと暮らしているような印象を持っていましたが、もしかしてそんなのどかなものではないのかも(汗)。 南極で行方不明になった研究者の兄、カメラマンの弟は、自分を越冬隊参加させようとする不自然な作為を感じます。実際に参加してみれば、兄が行方不明になった時と同じメンバーが多く参加している様子。これは偶然なのか?それとも・・。特殊車両の企業から参加しているまるでやくざのような荒っぽい連中や融通のきかない管理職、空気の読めない研究者など、面倒な人間関係の中で淡々と写真を撮り続ける主人公。放火らしい不審火が相次ぐ中で殺人が起き、主人公がその犯人にされてしまいます。無実を証明しなくてはならないと、主人公は協力者を得て氷点下40度の嵐の中、基地から脱出するのですが・・・。 お話とわかっていながら、本当にこんなことがあったらいろいろたまったもんじゃないなと思ってしまいました。この年の南極探検隊は当然、中止になってしまったわけですが、まじめに研究したかった学者は腹が立ってしょうがないだろうし、燃えた高額な機材は税金の無駄使い、誰が責任取るんだろう?賠償はないのか?しかも基地の中で連続殺人に、環境保護が世界中で一番うるさい土地で○○の犯罪・・・世界に恥をさらして、日本人の資質を疑われることになるでしょう。そして最後、それらすべてが、意外な人物の意図で起きていたとは・・・。それはともかくも、なかなかおもしろかったです。力作です。 次作は2019年に発表されたようですが、なんと14世紀フィリップ四世治世のフランスです。どんなものか、これも読んでみたいと思っています。 | ||||
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「カタコンベ」で第50回江戸川乱歩賞を最年少で受賞した作者の受賞後初の長編。カタコンベは駄作 だったので、これもまったく読む気がしなかったが、2019年に本屋大賞の「超発掘本」に選ばれた ので読んでみた。 南極を舞台にしたリアリティーあふれるミステリーで、かなりの力作であることは間違いない。正直 言って、カタコンベと同じ作者の作品とは思えないほじ。「超発掘本」に選ばれる価値は十二分にある だろう。文章も巧みだし南極についての描写や考証なども実に緻密で、まったく別人の作品に思える。 神山氏は最年少で乱歩賞を受賞したが、作品は「これが受賞作?」と首をかしげたくなるほど稚拙だ った。当時、綿矢りさが最年少で芥川賞を受賞して話題となったので、二匹目のドジョウを狙ったのだ ろうと私は推定する。少なくとも、作品自体よりは、話題性や、今後の伸びしろを期待しての授賞だっ たのは間違いないだろう。 そのため、授賞後に講談社ではかなり強く後押ししたのだろう。優秀な編集者を付け、場合によって はゴーストライター的な作家による手厚い補助もあったのではないだろうか。そうとでも考えないと、 同一人物の作品だと言われても納得しがたいほど、受賞作とは隔たりがある。 神山氏はこの作品の上梓後まったく刊行できない時期が続き、2011年に一冊出したものの、文壇 からは消えている。その理由は上記のあたりにありそうな気がする。 なお、作品の出来は星を5個あげて良いくらいだが、専門的な部分や複雑すぎる部分があり、今ひと つ楽しめなかったことから、1個を減じた。 | ||||
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