【名作ミステリ新訳プロジェクト】ある夫妻が譲り受けたひと箱のチョコレート。

ライターの田中永遠と月刊「レムリア」の編集者・礎怜のコンビは、ある小学校に伝わる七不思議調査のため深夜の校舎に潜り込む。

スウェーデン南部の田舎町エステリエンで、不動産開発を目論んでいた不動産ブローカーでテレビタレントの女性が死亡した。

猟区管理官ジョー・ピケットは、隣の地区の猟区管理官から、ドローンがシカの群れを追い立てている件で協力を要請される。

早朝、実直なパン屋の主人が撃たれて殺された。現場に急行したロヤコーノ警部たちだが、検察庁マフィア対策班の横槍がはいる。

ミステリ作家たちが工夫を凝らし、読者と頭脳戦を繰り広げる犯人当て小説。

妖力を分け与えるためとはいえ、妖怪奉行所東の地宮のお奉行月夜公が犬猿の仲である朔ノ宮に口づけしたという事件は、あっというまに噂好きの妖たちの間に広まった。

古都・京都の法衣店「六角法衣店」にはもう一つの顔がある。店主である六角聡明による「失せ物探し」だ。

作家のフィンレイは窮地に陥っていた。

姉から猫の世話を頼まれ、見知らぬ町を訪れた翻訳家の宮原氏は、近づかないように忠告された商店街に足を踏み入れて迷ってしまう。

自動車で旅行中、突如発生した山火事に追われたクイーン父子は、山頂近くにある一軒家へ命からがら逃げこんだ。

職場復帰をめざしリハビリ中の児童養護施設「七海学園」の保育士・北沢春菜。

元弁護士で作家の「私」は世界各国の都市を訪れ、さまざまな過去を抱える人々と出会う。

金色にかがやく草原の果てに佇む、緑におおわれた白亜の校舎。全寮制の名門校リデルハウスには、奇妙な制度があった。

ホフマンは友人のコンテッサとフケーを誘い、それぞれ一編ずつ短編を創作し、『子どものメルヘン』として1816年、17年のクリスマスに刊行した。

13歳になった子どもがどの職業の見習いになるかが決まる〈召命の日〉。

人類初の太陽系外惑星探査船〈モザイク〉に、突如深刻なトラブルが発生。何者かの妨害工作らしい。

東京・上野の片隅にある、あまり流行（はや）っていない「カフェー西行」。

災害により甚大な被害を受けた県にボランティアとして訪れた女性二人組。

「俺、昔、喋る狼に会ったことがあるんだよ」カナダの雨林にやって来た三人の大学生。

消えた『夜色表紙』は濃紺の革表紙に星座が型押しされた、薄い小さな冊子だった。

配信サービス《ときときチャンネル》で、同居人のマッドサイエンティスト・多田羅未貴による数々の発明を紹介してきた十時さくら。

結婚相談所なのに、わけありの依頼人ばかり！ 元スパイのアイリスと上流階級出身のグウェンは、 仕事＆恋愛＆事件の謎解きで大忙し！ 大人気『ロンドン謎解き結婚相談所』第５弾 元スパイのアイリスと上流階級出身のグウェンが経営する結婚相談所に、アデラという女性

第二次世界大戦で夫を失ったメープル・ビショップ。

世界に冠たるラグビー・チーム、ニュージーランド代表オールブラックスに一人の日本人が入団した。

ロンドンのマナーパーク校の同窓会で、下院議員が殺害された。被害者の友人は女優など個性的な有名人ばかり。

廃墟テーマパークにそびえる奇怪な屋敷。 そこに入ったが最後、 姿を見ることは二度とない。

近未来。野生の象は絶滅し、シベリアには遺伝子工学で復活したマンモスの保護区が成立していた。

1955年、一獲千金を夢見て忍び込んだ砂漠の街にある高レートカジノで、見事大金を得たジョージ。

ヴェロニカ・マクリーディは八十五歳の気むずかしいおばあちゃん。

【第4回鮎川哲也賞受賞作】 霧に閉ざされた孤島、 灰色の別荘、連続殺人 〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ他、 数々のベストセラーを生んだ著者の原点 喫茶店〈北斎屋〉店長の野坂あやめは、得意客やその友人を含む男女八名で、瀬戸内海に浮かぶS島を訪れた数年前

新宿区落合の月額一万円の下宿屋〈なかもり荘〉の管理人、凪人は、ささやかな所でこだわりが強かったり話があちこちに飛んでしまったりなど、少しだけ変わっているが、彼が作るまかないはすごぶる美味い。

無実の罪で逃亡中の治療師エルウィンがたどり着いた無人の家。

1758年、朝鮮王朝期。18歳のヒョンは、王族の診察を担当する医女(イニョ)になった。

ギリシアでの生活に区切りをつけ、ロンドンに帰ってきたわたし、スーザン・ライランド。

若手作家エリオット・クレイスが書き継ぐことになった〈アティカス・ピュント〉シリーズの新作『ピュント最後の事件』。

不可能犯罪が描かれた問題編。その謎を解く手掛かりは、全て本文中に記されています。

研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。

帝国主義時代が続いている架空の英国・ロンドン。

土曜の夜、とある地方都市の一角にあるスナック『えいぷりる』に集う面々の楽しみといえば、山伏の地蔵坊先生が語る、自らが体験した様々な事件の謎解き。

「これらの物語をすべての男の子たちに捧げる。

現代英国を代表するミステリ作家にして愛好家マーティン・エドワーズが、探偵小説の一時代を築いた巨匠たちの名品から精選した「本にまつわるミステリ」。

聖人の亡骸が眠る地への巡礼に加わったフィデルマ、そこで修道女の遺体が見つかり捜査をすることに……「祝祭日の死体」。

二つの物語が前と後ろ、両方から始まります。

戦後、東京。 暗闇の底に灯る一瞬の生の輝き。

「承認しよう。それが今回の正答だ」 先輩のためだけに推理する後輩。

父のデビュー作の初版本はどこに？　スナックのママさんの予知能力は本物なのか？　夜な夜なリコーダーでゲーム音楽を吹き鳴らす怪人の正体は？　無意識に食べたクッキーにはどのキャラクターが描かれていた？　そして、またしても居酒屋が消えた!?　ミステリ談義の集まりに

高校生のレッドは友人3人、お目付役の大学生2人とキャンピングカーで旅行に出かけた。

朱き砂漠の果てに忽然とあらわれる遠未来都市〈シナバー〉。市民たちは機械知性の管理のもと、永遠の命を享受していた。

愛犬を連れていつもの公園を散歩していたルイーズと友人は、よりによって人間の死体を見つけてしまう。

会社員の森下は、雪山で滑落死した同僚・能見香織の慰霊のため、上司や先輩と3人で登山に赴く。

『52ヘルツのクジラたち』本屋大賞受賞作家、町田そのこ最新作！ 蛍が舞う夜ーー山間にある小さな町に暮らす中学生の坂邑幸恵と桐生隆之は、どうしようもない状況に追い込まれ、互いの罪を隠し合う“共犯者”となった。

愛する妻と娘と共に平和に暮らしていたペンリック。

瀬戸内の孤島に立つ異形の館で、 奇跡を可能にする壮大なトリックと伏線。

時は19世紀。医師サイラス・コードが乗船する小型帆船デメテル号は、ノルウェー沿岸のフィヨルドへ極地探検にむかっていた。

英国では奇妙なことに幽霊が居着いている物件ほど高く評価される傾向にある。

レイキャヴィク警察の犯罪捜査官シグルデュル=オーリは、友人からやっかいな相談を受けていた。

ある日、アメリカ各地の9人に、自分の名を含む9つの名前だけが記されたリストが郵送されてくる。差出人も意図も不明。

「この死体、変だと思わないか？」 死体を運ぶ先輩と、 死体の謎を解く後輩。 二人だけの、最悪な部活動。

あしや超常現象調査の晴子と越野は、古い一軒家でポルターガイストに悩まされる人物の依頼を受ける。

一杯二千円もするコーヒーを連日注文する客の真意「朝からブルマンの男」、金曜日だけ味が変わる夕食の秘密「ウミガメのごはん」、遅刻確定だと思われた友人が受験会場に先に着いた方法を探る「受験の朝のドッペルゲンガー」など、桜戸大学ミステリ研究会の二人組が遭遇した謎

【東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞優秀賞受賞作】 四月の教室における、あなたの居場所について。

デパートの屋上で供される 美味いうどんと極上の謎解き 北森鴻のちょっとダークな連作集 あるターミナル駅に隣接する有名デパートの屋上には、知る人ぞ知る讃岐うどんの名店がある。

第二次世界大戦下、連日空襲の脅威にさらされているロンドン。

婚約者に裏切られ、深く傷ついた警察官のレイチェルは、豪華客船で看護師として働いている親友のサラに誘われて、2週間の地中海クルーズに参加した。

五人に何があったのか 事件はなぜ起きたのか 関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇 『慟哭』『愚行録』の著者、新たなる到達点 避暑地の別荘で、事件は起こった。

あなたが集めてきたものは、決して無駄なんかじゃない ペットボトル飲料のおまけ収集を通じて生まれた、 孤高な同僚との交流を描いた表題作をはじめ、 一見価値のないものを大切にする人々の姿を 優しく綴った愛おしい短編集 何も言わずいなくなった彼氏を探して、かつ

荒廃した世界から浮上したかつてのベンガルールの街は、徹底的に能力本位の技術統治体制がしかれ、〝頂点都市〟と改名して繁栄を極める。

ルーマニア人将校射殺事件と 女性が全身の血を抜かれて殺される 連続〈吸血鬼〉事件！ 駆の現象学的推理が導き出した驚愕の真相 矢吹駆シリーズ第6弾！ パリで起きたルーマニア人亡命将校射殺事件。

警察署に届いた電報には、 被害者だけでなく別の名前が記されていた―― ヴィクトリア朝の女性電信士、 技術と知識で姿なき殺人者を追う 黄金期の英国本格の香気溢れる第33回鮎川賞受賞第一作

海沿いに点在する無人の家、潮に洗われる洞穴のある岩場、古びた塩の貯蔵小屋、漂着物が絶えず流れ着く砂浜、さびれたオートキャンプ場……英国コーンウォールの海辺に見られるありふれた場所では、ふとしたはずみに幻めいた現象が起こり、もの哀しくも美しい物語がいくつも生

美しい雪山の書店、ブック・シャレーを切り盛りするエリーと姉のメグは、いとこが始めた結婚仲介業のモニターをしぶしぶ引き受けることになった。

小学校卒業以降初めて、東京の居酒屋で再会した同級生三人。

金庫破りのエリーは、陸軍のラムゼイ少佐から、国家のための極秘任務として北部のサンダーランドまで旅をするように指示される。

ある若い女性が私立探偵サム・スペードに依頼したのは、駆け落ちした妹を連れ戻すことだった。

猟区管理官ジョー・ピケットは、州知事からある事件を解決しろと命じられる。

マグレブ系のルーツを持つフランスの新聞記者ジャンゴは、隠遁していた祖父の遺品を整理するつとめを兄から押しつけられた。

帝の新たな命により、堺を訪れた明智卿と安倍天晴。

著名な作家でもあった大学教授が悲劇的な死を遂げてから25年。

【名作ミステリ新訳プロジェクト】鉄鋼王に貸し出し中のチムニーズ館で事件が起こった。滞在していた若者の一人が死亡したのだ。

お父さんもお母さんもどこかに消えた。 この島にはぼくとお姉ちゃんしかいない。

第二次世界大戦中のロンドン。13歳のバーティは通りでノートを拾う。

高校二年の春、群馬県の前崎市の高校に転入してきた安井良。

12歳の少年テッドはある日、姉といとこのサリムとともに巨大観覧車ロンドン・アイに乗りに出かけた。

因縁めく旅人と八年ぶりに再会した料理人、飢饉に苦しむ国を救った謎の商人、不思議なナイフで自らの“影”を切り離した男ーー三人の話が並行して語られて終盤でひとつになり、驚愕の真相が浮かび上がる第七回ミステリーズ！新人賞佳作「商人（あきんど）の空誓文（からせいも

誰もが一度は人生のなかで、忘れられない作品と出会ったことがあるのではないでしょうか。

誰もが一度は人生のなかで、忘れられない作品と出会ったことがあるのではないでしょうか。

バニー・マガリー刑事には、かつて最高の相棒がいた――1999年、ダブリンでは武装強盗が頻発していた。

旅の始まりと終わりを見届けてくれて、行く場所であり帰る場所ともなる“駅” という場所は、いつも変わらずそこで私たちを待ってくれています。

昭和36年のテレビ草創期、中央放送協会（CHK）でプロデューサーとなった大杉日出夫の計らいで、ミュージカル仕立て、生放送のミステリ・ドラマの脚本を手がけることになった風早勝利。

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。

本を取るとひらく本棚や、レバーを引くと現れる秘密の部屋――そんな仕掛けを得意とする〈秘密の階段建築社〉。

コンビニ店員のルイーズは、学費のために強盗をしにきた青年デルと恋に落ちた。

時間の止まった死体、自分の銃殺シーン 時間の流れがおかしくなる異常事態 現実化を阻止するため調査を始める―― 時間犯罪取締局（TEA）の元調査官ジャニュアリーはタイムトラベラー特有の病気である時間離脱症（アンスタック）を患って退職し、時空港（タイムポート

ミステリ界の巨匠・横溝正史。

その男は、四阿（あずまや）いっぱいの雪に埋もれて凍死していた。

地球から一万光年離れた惑星カザンで、文明の急激な成長と滅亡が観測される。

ベルリン国際映画祭の開会式場に悲鳴が響き渡った。予定外の映像が上映されたのだ。

本に埋もれて暮らす書痴老人ミスター・ミーは、謎の書物、ロジェの『百科全書』の探索のためにパソコンを導入。

英雄アルスルの評判を聞きつけたネズミ人外の地動王は、アルスルを家来に迎えるため、三匹の大臣を遣わした。