(アンソロジー)
あなたも名探偵
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ベテランから中堅、新鋭まで実力派ミステリ作家が読者への挑戦状を寄せてくれました。その数は6通。 1・高校生時代の九条漣が持ち前の「洞察力」と「皮肉」で活躍します。「雪中足跡トリック」がメイン。 2・ミステリ風味の辛口青春小説です。 3・「時間の錯誤によるトリック」ですが多少無理感漂います。 4・「場所のトリック」ですが青春群像劇の要素もありました。 5・事故物件に絡む「オカルト的」な香りを残した「心理的トリック」です。 6・「宿泊ホテルの部屋割りトリック」です。見た目ではちょっと苦しいところもありました。 限られた字数のなかでフェアな記述で読者を惑わせる作家たちのテクニックに脱帽です。 | ||||
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あまり面白くなかった。短編過ぎて話に無理がありすぎ。 | ||||
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1話目以外はよくできたミステリー短編だったと感じる。特に「伯林あげぱん」はネタが分かった時にあっと声が出た。 ちなみに1話目は前起きは長いし、ほぼ必要のない家や庭、2階の間取りを覚えさせようとしてくるし、後付けのような動機と「あっそう…」って感じのトリックばっかりで、なぜこれを1話目に持ってきたんだと感じるほどだ。 その他は面白かったので☆4 | ||||
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市川憂人氏「赤鉛筆は要らない」、米澤穂信氏「伯林あげぱんの謎」、東川篤哉氏「アリバイのある容疑者たち」、摩耶雄嵩氏「紅葉の錦」、法月綸太郎氏「心理的瑕疵あり」及び白井智之氏「尻の青い死体」の6つの短編から構成される<Who Done It?>をテーマとした本格短編ミステリのアンソロジー。 冒頭の「赤鉛筆は要らない」は、豪邸の離れの小屋で起こった殺人事件を扱った力作で、"雪の上の足跡"という王道を扱う心意気が買えるし、登場人物も良く練れている。惜しむらくは、足跡の付け方に物理的に無理がある(スマートで無い)点と記述の仕方から「***」と「***」の(事後)共犯である事が読者に伝わって来てしまう点だが、後者はそれだけ誠実に描写している証左であろう。「伯林あげぱんの謎」は、題名からしてクイーン<国名シリーズ>のパスティーシュで、内容もクイーン流の謎解きに徹している。4個の内1つだけマスタード(実は激辛タバスコ)入りの「ドイツ風揚げパン」を食べた4人の誰も該当物を食べたと言わない、という謎である。あらゆる可能性を排除して真相に辿り着く主人公の姿勢は頼もしいし、何より冒頭のさりげない伏線を巧みに回収している点が光る秀作。「アリバイのある容疑者たち」は、ユーモア・タッチの中に本格風味を織り込む作者の特長を遺憾なく発揮した傑作。<どいなか線>という発着が1時間毎の路線の真ん中の田畑駅の近辺に住む主人公のお宝(茶碗)盗難事件を扱った短編で、題名通り、4人の容疑者全員にアリバイがある(様に見える)という設定。冒頭で、主人公が田畑駅で"駆け降り降車"した客とぶつかって転倒した、というクスグリが利いて、犯行時刻を二転三転させる手腕が鮮やかで、その他にも抱腹絶倒の隠し玉がある。 「紅葉の錦」は、ミステリと言うよりは、ミステリにおけるワトソン役の役割の追求及びコケ脅しのホラー風味が濃厚な凡作。「心理的瑕疵あり」は、相変わらず綸太郎を名探偵役とした"事故物件"ものだが、相変わらず面白味に欠ける凡作。掉尾の「尻の青い死体」は、自主映画サークルの撮影中に淫乱な主演女優が殺され、<Who Fucked Her?>が主題になるという一見下品なフザけた設定だが、実は良く練れた秀作。題名通り、"蒙古斑"が決め手となる辺り憎い。やや玉石混淆の感があるものの、この手のアンソロジーとしては珍しく読み応えのある秀作だと思った。 | ||||
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東川篤哉は、もともと好きだった。相変わらずのギャグミステリーで面白かった。市川憂人は、初めて読んだけど、一番謎解きに納得いった。別な作品も読んでみたいな。米澤穂信のは、犯人わかったよ。 | ||||
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