(短編集)

ボーンヤードは語らない



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初公開日(参考)2021年06月
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短編集

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ボーンヤードは語らない (創元推理文庫)

2024年06月19日 ボーンヤードは語らない (創元推理文庫)

U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。空軍少佐のジョンは士官候補生時代のある心残りから、フラッグスタッフ署の刑事、マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を請うが…。表題作ほか、雪密室の殺人、雨の夜の墜落事件、緊急通報があった家庭での悲劇の謎に挑む、4編収録の短編集。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

ボーンヤードは語らないの総合評価:7.83/10点レビュー 12件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

ボーンヤードは語らないの感想

マリアと蓮の過去、そして二人の出会いの話。
どの話も伏線がちゃんと貼られており、佳作である。

▼以下、ネタバレ感想

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鼻毛のびのび
YLPLRW2J
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(4pt)

J国人、なるほどそういうことか

現在と『ジェリーフィッシュは凍らない』の前日譚、そしてマリアと蓮それぞれが青春時代に遭遇した不可能犯罪を描く四つの物語を収めた短編集。どれも小気味よく、しっかり張られた伏線の妙と意外な真相が待ち受けます。本格ミステリとしての面白さもさることながら、ややもするとライトノベルのようなキャラクター重視の作風になりがちなところを、マリアと蓮の苦い追憶という形式による物語によって、それぞれの現在の魅力がより深まりました。個人的ベストは『赤鉛筆はいらない』
ボーンヤードは語らないAmazon書評・レビュー:ボーンヤードは語らないより
4488028403
No.10:
(4pt)

科学的要素は薄く,個々に焦点を当てた短編集

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

メインとなる二人,そして腐れ縁のもう一人のエピソードが描かれる全四編の短編集.
これまでの長編作品と比べ,科学的要素は薄く,学生時代や根深き人種問題に悩む日々,
そして,二人が警官を意識したと思われる編など,個人に焦点が当てられている印象です.

一方,それぞれで起きる事件は,少し情報不足と感じる点があるのは否めませんが,
アンフェアとまではいかず,遡ると,「そういうことか」となるように組まれており,
腑に落ちる伏線の回収と事件の真相など,概ね満足がいくものだったのではと思います.
ボーンヤードは語らないAmazon書評・レビュー:ボーンヤードは語らないより
4488028403
No.9:
(4pt)

表題作「ボーンヤード…」の舞台が何とも楽しい

マリア&漣シリーズの第4弾短編集。
「ボーンヤードは語らない」「赤鉛筆は要らない」「レッドデビルは知らない」「スケープシープは笑わない」の4編を収録している。

これまでの長編3編では、我々読者の世界とはちょっと異なった技術進歩をたどった世界を舞台に、その異なった進歩を遂げた超技術を核にした物語が描かれるミステリだったのが、本作はそういう趣向ではないようだ。短編だからというのもあるのかもしれない。

うち中盤の2編は、漣とマリアとがそれぞれ過去に単独で遭遇した事件、という体裁である。申し訳ないが個人的にはこれらはあまりピンと来なくて、表題作「ボーンヤード…」が何とも楽しかった。軍隊経験があるわけではもちろんないのだが、比較的最近に某・海軍飛行機系の有名リバイバルものアクション映画を見たばかりだし、ニューメキシコやアリゾナあたりの砂漠の景色にもたまたま既視感がある。そして、いやはや、そう来ましたかというラスト。

引き続きのシリーズ展開を楽しみにしたいです。
ボーンヤードは語らないAmazon書評・レビュー:ボーンヤードは語らないより
4488028403
No.8:
(3pt)

世界観・人物像を掘り下げた短編集

『ジェリーフィッシュは凍らない』前後の事件および
各キャラクターの「過去」を描いた短編集です。

それぞれの事件は論理的に構築・解体されるものの「○○と思われたが、
因果関係を逆にして考えてみると・・・・・・」のパターンで推測できますし、
『グラスバード』あたりから顕著になった「超大国アメリカの闇」に
注力するあまり同一パターンになりがちなのが残念でしたが
完成度は高いと思いました。
ボーンヤードは語らないAmazon書評・レビュー:ボーンヤードは語らないより
4488028403
No.7:
(5pt)

長編かと思ったら4編の短編だった。

各篇の主役が異なっていた。
1話目はジョン・ニッセン少佐、2話目は九条漣刑事の高校生の頃で、3話目はマリア・ソールズベリー警部がハイスクールの頃、最後はマリア&漣最初の事件となっていた。
ニッセン少佐は慣れぬ探偵役の助言をマリア&漣に求めていた。
高校生時代のマリア&漣の2編はちょっと暗い内容で二人の根底にあるものを表しているのかな。
九条刑事の移民した理由と、警察官になった理由が知りたくなる。
ボーンヤードは語らないAmazon書評・レビュー:ボーンヤードは語らないより
4488028403



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