人生の一発逆転を賭けた銀行強盗に成功、営業前のキャバクラに駆け込む男たちがいた。

世代を超えた心の交流を描く、家族とふるさとの物語。

弁護士。

表御番医師の矢切良衛は、大老堀田正俊が惨殺された事件に不審を抱き、真相追究に乗り出すも何者かに襲われてしまう。

何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。

異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。

店内を大改装することになった個性派ホストクラブ「club indigo」。

大正三年、東京。画家を志して家を飛び出した槇島功次郎は、雪の無縁坂で、容姿端麗な青年画家・穂村江雪華と出会う。

山積みの事件を前に、身動きが取れなくなっていく刑事ラート。そんな中、不可解な状態の女優の死体が発見される……。

1930年のベルリン、映画界を舞台にした殺人に単独で挑む、ベルリン警視庁殺人課のはみ出し者ラート警部。

幻の破壊的兵器「ギリシャ火薬」を追ううちに、関係者のむごたらしい死に遭遇し、自身も命を狙われるシャードレイク。

16世紀ロンドン。法廷弁護士シャードレイクのもとに、従弟殺害の罪を問われている少女エリザベスの弁護依頼が舞い込む。

古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに観光客が押し寄せる、読書家の聖地ストーナムで起きた殺人を、ミステリ専門書店の店主トリシアが追う。

新人小説家の泉和良こと“ジェバンニP”とその彼女にして名探偵“エレGY”ちゃん様が挑む、ボカロPの日常にひそむヒミツの謎。

前代未聞の名探偵(?)、犬頭光太郎登場!! 居座り、自殺、ゴミ屋敷、ポルターガイストに失踪まで。

鮫島、慟哭。シリーズ一番の迫力と熱気。

北区在住の彫刻家の自宅から「妖精像」が消えた。同じ頃、荒川河川敷で絞殺死体が見つかる。

武蔵自動車教習所の配車係の死に端を発し、相次いで指導員が殺される。

夏休みも中盤に突入し、風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館に繰り出した。

血まみれのネグリジェで逃げてきた少女。胴体に十字を刻まれた子どもたちの遺体。

ミステリ研究会の部室を根城に行われる、学校非公認の探偵活動―失恋探偵。

垂里家最大の懸案事項。それは長女・冴子の結婚問題。

戦前の大阪。瀬戸俊介は、両親を破産させ甘言で妾にした姉まで死に追いやった新興財閥総帥の灘尾儀一郎の殺害を誓う。

詐欺師たちは当主の儀一郎に反抗して解任された灘尾電機の元社長を仲間に引き入れ、財閥本社の電話交換嬢を騙して抱き込む。

『唐獅子硝子』―遺品整理のお礼にアールヌーヴォー期のガラスレリーフを貰った洛鷹美術館の澤井は、ひと商売思いつく。

優しい夫に真っ白でふわふわな猫―美由紀の満ち足りた生活は、夫の溺死によりピリオドが打たれる。

綾鹿市の私設美術館では、気鋭の現代芸術家六人がそれぞれのアトリエで創作を行っていた。

繁華街にある喫茶店。奥の席に座る男を目にした瞬間、周囲の風景や音が消え顔が浮かび上がる。

湯島天神での楊弓賭博を調べていた寺社奉行の小役人が撲殺された。

能登と青森の観光地で、若い女性の惨殺死体が連続して発見された。

日本各地にある“聖地”で殺された若い女性たちは、皆同じ孤児救済施設の出身者だった。

三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのん気に暮らす通称「猫島」。

連戦連敗の鯉ヶ窪学園野球部のグラウンドからベースが盗まれた。われらが探偵部にも相談が持ち込まれるが、あえなく未解決に。

警察庁警備局警備企画課の情報分析室「ゼロ」の研修から戻った倉島警部補に下った新たなミッション。

東京地検の検事が停職中に撲殺された!警視庁極秘捜査班の剣持直樹は恋人の女性弁護士を通じて、検事の妻から事件の調査を依頼される。

毎日ギャングがやってくる。彼らを迎え撃つのは、伝説のホテルマンの妻、元殺し屋のチーフ・コンシェルジュ、そして新人支配人。

機動捜査隊浅草分駐所のベテラン刑事・辰見悟郎は、かつて捜査を担当した殺人事件の被害者の娘・大川亜由香から相談を受ける。

東京の下町で居酒屋を営む男のもとに、訳ありげな若い女が転がり込む。

有名ニュースキャスターの娘が、都内アパートの浴槽で「凍死体」となって発見!人気モデルで恋人・小嶋英介の関与が疑われたが、彼も雪の八甲田で無残な姿で見つかった。

19歳、童顔のアイドル・高梨美和子はデビューすぐさまトップの座へのぼりつめた。

その店は、大阪のどこかの町にある。

大学での講義のかたわら、付属女子高の非常勤講師を任された渋谷一樹は、以前、暴漢から助けた生徒・二ノ宮莉音と思わぬ場所―誘拐事件の関連現場で再会する。

孤島に集まったのは厳格な審査を経た選りすぐりの美女たち。

十四年前、ある地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。

美貌の売春人妻に群がる資産家たちを取材していたルポ・ライターが殺された。広域暴力団の企業舎弟がどうやら怪しい。

出世して福岡からやってきたサラリーマン・市野庄介は空港で、通称「踊り屋」と呼ばれる用心深い性格の殺し屋と間違われてしまう。

殺人現場を目撃した男は、警察が大嫌いだった! ? 笑っちゃうくらいに突き抜けた、究極の不運事件スパイラル小説!

蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その陰には、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす、「報復屋」としての姿があった。

「それ」は、日本の小さな町で始まった。変異に気づいたのはたった一人の男の子。

「大事なことを三つ言っとく。緊急時は非常停止ボタン。

パパは会社の罪をかぶって逃亡中。

美しく気高い娘コラを残して自殺した大公の遺書には、彼女の4人の男友達の一人がリュパンで、彼を頼るようにとあった。

見知らぬ赤ん坊を連れてきた父親が、まさかの突然死。母亡き後ひきこもり歴4年の雅祥が、いきなり育児を任されることに。

1889年、ロンドン警視庁に殺人捜査課が設置された。年間数千件発生する殺人事件に挑む刑事はわずか12人──。

警視総監から殺人課刑事の殺人の特命捜査を命じられる新米刑事ディ。巨大都市の圧倒的な闇に挑む刑事たちの苦闘の3日間。

背任の容疑をかけられ、妻と娘を残し失踪した元銀行員の冒険。

津軽海峡に浮かんだ刑事の死体。事件の裏には暴力団と謎の女。

赤目姫とは、いったい誰なのだろうか?森博嗣知的エンターテインメントの傑作。

昭和40年代、太陽の歩みが今よりも遅くて、1日が十分に長かったあの頃。

所轄の窓際部署にやってきたキャリア警察官・小早川冬彦。

女性から熱い視線を注がれる、帝国大助教授の美青年。

高校二年生の愛梨は、バイトの帰りに何者かに拉致される。

「七人目」の脅威がいまだ残る六花の勇者たちは、ドズーの話から、テグネウの策略の一端を知る。

どうして、僕は大学受験をするのだろう。

童話作家の父を亡くした大学生の智永読が、火葬場で出会った少女・小日向しるし。

妖怪のＤＮＡを持つ存在、「妖人」。茶室「妖〓（き）庵」の主・洗足伊織は、すば抜けた美貌と洞察力を持つ妖人だ。

女優・中村美矢子は、土佐中村への一人旅の車窓から、河原で男が襲われる現場を目撃する。

超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。

空海を宿す魔神黒御所が、東北の地に現れた。なぜ空海が彼の地に?徐々に繙かれる空海の若き日の謎。

過去は変わらないはずだった―1992年夏、未来から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。

笹川了潤。美男、長身、医師にして上忍。

隠居した深川の茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか「ほら吹き茂平」と呼ばれるようになった。

捜査が難航している殺人事件の犯人を教えたり、ある人物の殺害を予言し的中させる手紙が何通も警視庁へ届いた。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

鎮魂と慟哭のミステリー! 大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。

妻と別居中の雑誌編集長・一博と、息子がいる妻と再婚した惣菜屋の康文は幼なじみ。

止まらない鮮血、鳴り響くアラーム、飛び交う怒号。手術室は悪夢の戦場と化した! 冒頭から一気読み。

鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)、売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)、斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)、フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」)…好評『

日本中を襲った悲劇から3ヵ月―北海道各地で腹部を引き裂かれた死体が見つかった。

浜名湖畔の料亭「花ずみ」。ある日、名女将の後を継いだ旬平から、妻の通子に奇妙な電話が入る。

南極で気候調査をしていたNASAのチームが、氷の中から男の遺体を発見した。

秀吉の死後に豊臣家で起きた内部抗争を、三成の娘・辰姫を養女にし、天下の平安を願い続けた寧々はどんな思いで見ていたのか?三成・家康の視点を交えて描く「寧々の関ヶ原」。

ダイビングの事故で死んだ兄の後を追い、兄の在籍していた海洋大学の潜水実験に志願した潮(うしお)。

本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の八五郎、後家女のお染など、ひと癖ある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。

ちょっとおかしな新シリーズ始動! いまや事業認定された超能力で、所長の増山ほか、能力も見た目も凸凹な5人の所員が、浮気調査や家出人探しなど依頼人の相談を解決!

新しく庁舎が建てられた東京湾臨海署の刑事課に、新たな刑事が配属された。

御用絵師・通吏辰次郎は、かつての主家の遺児・茂嘉と目の不自由な、おしのを連れて江戸より故郷の長崎に戻っていた。

姉は本当に事故死だったのか?傷ひとつない綺麗な遺体に、納得できないでいた妹は、妖怪雑事相談所「深山木薬店改」を訪れる。

怪盗ポストに一通の手紙が届いた。いまだ解読されていない謎の古文書、ヴォイニッチ文書を盗んでほしいというのだ。

「猫さんとお話ができる」小学6年生の神岡まどかは、行方不明猫の調査の腕をかわれて探偵事務所にスカウトされる。

「ほたるの舞う頃にはまた戻る」と言い残して去った男を尋ねて上京した、箱根の湯宿の女主人おみねだが、運悪く持ち金を掏られてしまう。

小田原北条家の尖兵、玉縄北条家の当主・氏舜は一門を率いて関東の戦場を駆けめぐっていたが、心中では仏門への憧憬を捨て切れず、己の生きる道に思い悩んでいた。

浅草で銀行強盗事件が発生した。監視カメラが捉えた映像に容疑者が鮮明に写しだされていた。

魔術や呪いが跋扈する世界で、推理の力は真相に辿り着くことができるのか? 第64回日本推理作家協会賞受賞ほか、各種年末ミステリ・ランキング上位を総嘗めにした話題作!

書店でアルバイトをする継美は、本と妄想することが好きな大学生。

20XX年、相馬凛子は42歳にして第111代総理大臣に選出された。

橋から飛び降りようとしていた大男を妻と止めたことからすべては始まった。

数十年のあいだ封印されていた哀しい事件が捜査官エーレンデュルの手で明らかに。CWAゴールドダガー賞・ガラスの鍵賞受賞作。

マーティンはとびきり几帳面な泥棒。ある日盗みに入った家でとんでもない“事件"に遭遇してしまい……。

裁判で執行猶予がついた判決が出たときに、被害者や遺族が望めば、加害者の反省具合をチェックし、刑務所に入れるかどうかを決定できる制度「執行猶予被害者・遺族預かり制度」が始まって38年がたっていた。