一分ノ一

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種別
長編
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あらすじ

2014年04月15日 一分ノ一(上) (講談社文庫)

敗戦後の一九××年、米英中ソに分割統治された日本。ソ連占領下の北ニッポン山形管区米沢地区に暮らす地理学者・遠藤三郎の元を、密入国した西ニッポンの極道者が訪ねてくる。ニッポン統一運動の志士に誘い込まれたサブーシャは、迷う余地もないまま、雪の国境へと連れ出される。奇想天外な冒険小説、いざ開幕!(「BOOK」データベースより)

評判

一分ノ一の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点0.00pt

一分ノ一の総合評価:

8.50/10点 レビュー 8件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8
(3pt)

サービス満点の冒険小説だが、盛り過ぎ

すべて合わせてのレビューです。

ハードカバーで上下合わせて900ページ弱の分量で、おまけに未完である。
この人、未完の絶筆が何冊あるんだよ。物語の舞台は、1980年代の日本だ。
ただし、この日本は米英中ソに分割されている。これは絵空事ではなく、実際に存在したプランだ。
本作では四大国だけでなく、群小連合国が東京を分割している。南米諸国はビルの一室が占領地だ。
『東京ブルーローズ』は敗戦後の日本語廃止論がテーマだった。
これも実在した計画で、志賀直哉などの文人が賛同していたらしい。
作者ほど「戦後の日本」にこだわった作家はいない。ある意味で真の愛国者だったのだろう。

主人公はソ連統治下の北日本に住む地理学者サブーシャ(日本名は三郎)だ。
サブーシャは日本統一を目指して、各地から集まった同志たちと合流する。
各国は日本各地を占領地から海外領土に「格上げ」するプランを持っていた。
実現すると、日本は分割されたまま固定化してしまう。タイムリミットが迫る。

上巻はアクションが多彩で、目が離せない。本筋に無関係な饒舌が多いのだが、それも楽しみのうちだ。
星4個から5個に値する。下巻に入ると失速する。
面白いことは面白いのだが、ワンパターンのご都合主義が繰り返されるので読み飽きる。
おまけに完結していないので、せいぜい星2個かな。全体の評価は、中を取って3個にしておく。
しかしこの散らかった話をどう決着させるつもりだったのかな。
一分ノ一(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 一分ノ一(上) (講談社文庫)より
4062778122
No.7
(3pt)

サービス満点の冒険小説だが、盛り過ぎ

すべて合わせてのレビューです。

ハードカバーで上下合わせて900ページ弱の分量で、おまけに未完である。
この人、未完の絶筆が何冊あるんだよ。物語の舞台は、1980年代の日本だ。
ただし、この日本は米英中ソに分割されている。これは絵空事ではなく、実際に存在したプランだ。
本作では四大国だけでなく、群小連合国が東京を分割している。南米諸国はビルの一室が占領地だ。
『東京ブルーローズ』は敗戦後の日本語廃止論がテーマだった。
これも実在した計画で、志賀直哉などの文人が賛同していたらしい。
作者ほど「戦後の日本」にこだわった作家はいない。ある意味で真の愛国者だったのだろう。

主人公はソ連統治下の北日本に住む地理学者サブーシャ(日本名は三郎)だ。
サブーシャは日本統一を目指して、各地から集まった同志たちと合流する。
各国は日本各地を占領地から海外領土に「格上げ」するプランを持っていた。
実現すると、日本は分割されたまま固定化してしまう。タイムリミットが迫る。

上巻はアクションが多彩で、目が離せない。本筋に無関係な饒舌が多いのだが、それも楽しみのうちだ。
星4個から5個に値する。下巻に入ると失速する。
面白いことは面白いのだが、ワンパターンのご都合主義が繰り返されるので読み飽きる。
おまけに完結していないので、せいぜい星2個かな。全体の評価は、中を取って3個にしておく。
しかしこの散らかった話をどう決着させるつもりだったのかな。
一分ノ一(上) Amazon書評・レビュー: 一分ノ一(上)より
4062173077
No.6
(4pt)

泉下の「小説未来」にて永久連載中

我らが主人公は、分断された日本の再統一を夢見るソヴィエトによって占領された北ニッポン国の地理学者サブロー・ニザエモーノヴィッチ・エンドーこと遠藤三郎。

彼は、少数の味方を敵の警察やスパイの魔手によって次々に失いながらも、入手した7枚の偽の身分証明書を使いながら、幾たびもの死地と窮地をあやうく逃れに逃れ、ついに中央ニッポン国六本木交差点付近のモスクワ芸術座付属トウキョウ俳優座劇場にたどりつき、名女優コマキーナ・カズートヴナ・クルハレンコの献身と劇場スタッフの協力によってテレビ出演を果たし、全国の隠れ統一熱望者たちの決起をうながす。

救国の英雄となった遠藤三郎の輝かしい存在を知ったニッポン人たちはようやく蜂起し、東京の各地でデモや武装闘争が開始されようとしていたが、肝心要の主人公は対日理事会からの死刑宣告を受け、執拗な敵スパイからの攻撃と追及、卑劣な脅迫の前にひとたびは転向を決意するのであった。

が、しかし、しかし、火山噴火口上の西郷隆盛の如く、203高地直下の乃木希典の如く、怒れる若者たちによって祭り上げられた神輿状態に陥った遠藤三郎は、再び戦場に返り咲き、世界最終戦争の渦中に飛び込むことを決意する。

さあこうなったら乗りかかった船、平成4(1992)年から足掛け7年41回の断続的連載を経たこの冒険ファンタジー超大作は、平成22(2010)年の著者の死去にもめげず、泉下の「小説未来」にて永久連載の栄光の道を辿ることとなったのであるうう……。

玉虫を尋ねて行かむ幾千里 蝶人
一分ノ一(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 一分ノ一(下) (講談社文庫)より
406277822X
No.5
(4pt)

泉下の「小説未来」にて永久連載中

我らが主人公は、分断された日本の再統一を夢見るソヴィエトによって占領された北ニッポン国の地理学者サブロー・ニザエモーノヴィッチ・エンドーこと遠藤三郎。

彼は、少数の味方を敵の警察やスパイの魔手によって次々に失いながらも、入手した7枚の偽の身分証明書を使いながら、幾たびもの死地と窮地をあやうく逃れに逃れ、ついに中央ニッポン国六本木交差点付近のモスクワ芸術座付属トウキョウ俳優座劇場にたどりつき、名女優コマキーナ・カズートヴナ・クルハレンコの献身と劇場スタッフの協力によってテレビ出演を果たし、全国の隠れ統一熱望者たちの決起をうながす。

救国の英雄となった遠藤三郎の輝かしい存在を知ったニッポン人たちはようやく蜂起し、東京の各地でデモや武装闘争が開始されようとしていたが、肝心要の主人公は対日理事会からの死刑宣告を受け、執拗な敵スパイからの攻撃と追及、卑劣な脅迫の前にひとたびは転向を決意するのであった。

が、しかし、しかし、火山噴火口上の西郷隆盛の如く、203高地直下の乃木希典の如く、怒れる若者たちによって祭り上げられた神輿状態に陥った遠藤三郎は、再び戦場に返り咲き、世界最終戦争の渦中に飛び込むことを決意する。

さあこうなったら乗りかかった船、平成4(1992)年から足掛け7年41回の断続的連載を経たこの冒険ファンタジー超大作は、平成22(2010)年の著者の死去にもめげず、泉下の「小説未来」にて永久連載の栄光の道を辿ることとなったのであるうう……。

玉虫を尋ねて行かむ幾千里 蝶人
一分ノ一(下) Amazon書評・レビュー: 一分ノ一(下)より
4062173085
No.4
(3pt)

テクニックの暴走

井上ひさしの長編にはお馴染みのストーリー展開。
危機があとからあとから迫るが、事態はいつも奇想天外な形で切り抜けられる。
でも、それが1000ページ近くも続くとあきてしまう。
帯に「テクニック総動員の奇想!」とある。それに嘘はない。
だけど、サービス精神のなせる業だろうが、結局作者自身コントロールできない程に「テクニック」「奇想」が暴走してしまった。
暴走したら未完となるのは必然だろう。
一分ノ一(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 一分ノ一(上) (講談社文庫)より
4062778122

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