山本甲士(やまもとこうし)の作品一覧

人はウソをつく時、視線を外したり、つい早口になったりしませんか？　それは、緊張、不安、警戒、恐怖といった心理によって引き起こされる生理的な反応、万人に共通するクセのようなものだ。

リストラの憂き目に遭いつつ、転職口が見つかりホッとしていた中年男・青葉一成。

マッチョな探偵とちょっとおデブな婦人警官の凸凹コンビが、あっと驚く推理で事件の謎を解く。

『どろ』『かび「』『とげ』の三部作で人気を博した、著者の「巻き込まれ型」小説の決定版がここに! 名井等は下着泥棒の容疑者として誤認逮捕され、会社からは首を切られた。

余計なことはしない、がモットーのごく平凡な男、名井等、35歳。

大手ビール会社で話題のCMを製作し異例の出世をしていた出水英一は、仕事に疑問を持ち半年ほど前に故郷のひなた町役場に転職してきた。

十二年前のある朝、魚貫めぐるは公務員試験を受けに行く途中で突然の雨に降られ、立ち往生していた。

ある日、一発屋の作家・新居航生に届いた過去へのタイムスリップ案内状。

『君のことが忘れられない』―花束、コンサートチケット、無言電話、そして爆弾!25歳のOL平居静香に、ストーカー行為が執拗に繰り返されている。

北九州市の門司港で探偵業を営む御倉学に、県内有数の学校法人の理事長から依頼があった。

北九州市の門司港にねぐらをもつ御倉学には、不慮の事故で子を失い、妻と離婚したという過去がある。

ある出来事を機に十年間続けた探偵を辞め、サラリーマンに転職した御倉学は、筋力トレーニングと酒でなんとか精神の均衡を保っていた。

第16回横溝正史賞優秀作。―そのアリバイは完璧なはずだった。