紫匂う
- 黒島藩シリーズ (3)
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さらりとして読みやすい | ||||
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主人公は武士の妻。親にあてがわれた冴えない見た目の地味な夫と、二人の子供がいる。 昔の男が現れてときめく。しかし色々あって、昔の男のダメさ加減や、今まで見えずにいた夫の様々な美点に気づいていく。 この夫が本当に心持ちが立派で愛情深くて心が大きくて誠実で堅実で魅力的ないい男(見た目以外)で、とにかく素晴らしい。もしも人間の内面が見た目にそのまま表れるものなら、絶世の美男だったことと思う。 おまけに主人公である妻よりもよっぽど奥ゆかしくてロマンチックなところもあって(タイトルに関係ある)、もう溜息しか出ない。作者は男なのに、どうしてこんな女性の夢小説みたいな、心くすぐるエピソードが書けたのかと思う。 長年一緒に暮らした夫から、まるで宝箱を開けたように様々な「気づかずにいた美点」が溢れ出すなんて展開も、この夫の人間性の美しさ(山の中の清冽な小川のようなイメージ)も、子供達の凛とした立派な態度も、あまりにファンタジーが過ぎる。 だけど、だからこそ、私はこの小説が気に入った。 | ||||
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中古とはおもえないほどきれいでした | ||||
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【ネタばれ注意】 主人公の蔵太は非常に素晴らしい人間だ。私にとっては『いのちなりけり』の蔵人と並んで2大ヒーローである(どちらにも蔵がついているのは偶然だろう)。 一方妻の澪はひどい。12年も連れ添っていながら夫のことを何も理解していなかった(子供2人は父親をよく理解している)。夫に死なれて間がないのに他の男と親しくしていた香を蔑んでいたくせに、自分は夫がありながら家族に嘘をついて昔の男を助けに行く。夫の真意を知ったあとも、まだ笙平への思いをすぐには断ち切れないでいる。蔵太に命がけで守ってもらうほどの値打ちがある女とは思えない。 笙平も最低の男だ。他の女との縁談があるのに生娘の澪を「夫婦になる仲だから」と部屋に連れ込んで契り、その後何も言わずに去っていく。不祥事で国許へ戻って澪に助けられ、夫がすぐ近くにいるにもかからわず澪を口説こうとする(そこまでの気持ちがあるなら、最初の時にちゃんと結婚を申し込めばよかっただけの話である)。ご都合主義で身勝手な男だ。そういう意味では澪とお似合いかもしれないが。 | ||||
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今まで女性は初恋の相手などはすぐに忘れてしまうものだ。男性は一生覚えているとなにかの本で読み覚えていたがこの本は両方が忘れずにいるところが面白い。 | ||||
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