さわらびの譜
- 扇野藩シリーズ (3)
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葉室先生の作品は、いつも、さわやかな面白さがあ読んでいて清々しい気持ちになります | ||||
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隆慶一郎に慣れた私には、ストーリーとエンディングに今の時代を感じてしまった。 | ||||
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とても読みやすく感動ものです。 ぜひ一度読んでみて欲しい | ||||
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山本周五郎は全編読んでるが、久しぶりにそれと並ぶ作者に出会えた | ||||
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著者による「青嵐の坂」を読みそこに描かれた近世=幕藩体制の本質的暗さに感心してしまった。同書のレビューより自己引用 それ以上に本書のインパクトは主人公の老僕の「年々、皆の暮らしは苦しくなるばかりで」というセリフにあった。考えてみればこれこそは江戸時代を舞台にした時代小説の普遍的な主題であり動因ではないか。窮乏化法則の具現化と言えるし、ラスボスの大阪商人などは資本の原始的蓄積過程の象徴といって良い。そうであるからこそ御都合主義的なまでに小気味好く登場人物が心変わりするにもかかわらず本書は全体として陰翳が強くなる。その辺りを堪能できた。 引用終わり それで扇野藩シリーズという存在を知り、とりあえず「散り椿」を読んでみた。 同書レビューより自己引用 話が基本的に殿様の代替わりに伴う家中の権力闘争であることに変わりがない。話を強引に現代に押し込めば市役所の派閥争いに業者も加わるというところだが、侍が世襲でやっているところに悲壮感が伴う。そういう大枠で見ればワンパターンだが、とても面白く読み進めた。第4作が御都合主義的に感じたのと比べると第一作は著者の時代小説のセオリー=娯楽小説のツボを外さずプラスアルファを感じさせる を外さない。 前近代=幕藩体制=資本主義以前ってそういうことだよなあ、と勝手に納得。 引用終わり。 要は1作目も4作目もどことなく暗かったわけだが、この第2作は微塵も暗くない。しかも弓矢の達人である18歳の少女が主人公として活躍していて昔の少女漫画を思い浮かべてしまった。筆者は女性向けの漫画の知識に乏しいが、それでも里中満智子氏の絵柄で活躍する主人公を想像してしまった。さらに次々と惹起する勝負や味方男性登場人物の活躍や、主人公と妹の役割分担に、最後に殿様が改心するところなど最近は見かけなくなった正統派少年・少女漫画という印象だ。 こう並べるとあまりに御都合主義的で、綺麗なハッピーエンドも中盤からは既定路線だ。しかし、それでも違和感なく面白く読み通してしまった。身分制秩序のしがらみ=時代物という枠組みによってあざとさが緩和されたのかもしれないが、それ以上に扇野藩は代々殿様が改心して悪家老が失脚するにも関わらず窮乏化原則に即してしまう厳しい運命を背景に綺麗事に徹し切った対照の妙だろうか。 | ||||
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