青嵐の坂
- 扇野藩シリーズ (3)
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ストーリー展開は巧みでぐいぐい読んでいくのだが、人物造形が単色で、複雑そうな人物もけっこうあっさり変化してしまう。 | ||||
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マアマア | ||||
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著者は亡くなった後も新作が刊行され順調に文庫化される。本書もそのように文庫化された。 本作品の特徴は最初は嫌な奴だった主人公の義兄や殿様が途中から良い奴に変貌してゆくところだ。特に主人公の義兄など主人公に「義兄上はいつの間にか大きくなられましたな」と嘆息される。また悪者だった地元の商人や、大阪の商人の手先の女性さえ変心する。この辺りは本書の娯楽作品としての白眉といえる。都合よすぎと思いつつやはり小気味好い。 それ以上に本書のインパクトは主人公の老僕の「年々、皆の暮らしは苦しくなるばかりで」というセリフにあった。考えてみればこれこそは江戸時代を舞台にした時代小説の普遍的な主題であり動因ではないか。窮乏化法則の具現化と言えるし、ラスボスの大阪商人などは資本の原始的蓄積過程の象徴といって良い。そうであるからこそ御都合主義的なまでに小気味好く登場人物が心変わりするにもかかわらず本書は全体として陰翳が強くなる。その辺りを堪能できた。 | ||||
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久しぶりに夢中になって読んだ時代小説でした。 武家ものであり、家族小説であり、そしてミステリー仕掛けとなるかな。 どんどん展開が変わっていき、登場人物の活躍も見事、圧巻でした。 逝去された4年です。 葉室さんに代わる時代小説の書き手は出てきてません。 葉室さんの最高傑作といってもいいくらいの出来でした。 | ||||
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変革を為そうとした折りには、鬼になる必要があるのなら鬼に徹する決意が要ること。長として身命を賭して事に当たることの気構え。人を信じること家族の絆に感銘しました。 | ||||
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