ロマネスク
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鮮やかな物語の姿をしたミステリ。ここにはない世界を舞台にしている故に楽しめる。 表現を濃密にすれば重く長くなる部分を簡略化し、文に推進力がある。そのため、一気に読み進めることができる。場面が、映像になって見えてくるし、登場人物も魅力的。 | ||||
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西方の島国サンドニの神官バシリスクは、盗まれた神獣の卵を探索する旅の途上、砂漠の国ケ・イキョーに立ち寄る。そこで宮廷を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。 会話がベースとなっていることも手伝って、城平京が解説で指摘しているように、とにかく進行が速い。登場人物たちが入れ代わり立ち代わり、現れたかと思いきや殺害されるなど、目まぐるしい群像劇が織りなされる。 物語の謎は、冒頭近くから定期的に挿入されている、一人称で身の上を語る人物の正体はだれかという点にかかっている。権謀術数が渦巻く宮廷で暮らす人々は、主人公バシリスクの竹を割ったようなさっぱりした性格と好対照を示している。 解決はあっけなく、ミステリとしては正直物足りないが、全編に漂うどこかグイン・サーガを思わせる砂漠の国の雰囲気には、身を委ねたくなるような不思議な磁力がある。 ――むむ。あやかしか妖魔か! 芝居がかった科白もこの砂漠の国では違和感がない。銅鑼湖爾猗(ドラコニア)をはじめとするネーミングも、どこかしらおかしみを醸し出しつつ、異郷の彩りを添えている。 ケ・イキョー国はどうなるのか。その運命が気にかかるが、物語は砂漠の向こうへ蜃気楼のごとく消えていき、不思議な余韻だけが残った。 | ||||
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あらすじを読んで、とても心惹かれて購入しました。 架空の国が舞台に、勇者・バシリスクの活躍が描かれています。 砂漠の国・・・ペルシアっぽい感じだと思います。 何と言いますか。 物語が、とてもスピーディに進められていきます。 主人公が最初っから事件に巻き込まれて、お話に組み込まれていくのです。 その後も、どんどん話が進んでいくので、手を止める気になりません。 余談というものが、ほとんどありません。本当に『本編』のみといった感じ。 ですから、先が気になって気になって・・・ 主人公・バシリスクという男性が主体になって進められていくパート。 誰だか説明はないけれど、ストーリーに深くかかわっているらしい人物のパート。 この二つが交互に出てきて、話が進みます。 だんだんその二つのパートが重なり、「おお、そうだったのか!」となってきます。 ストーリーも文章も、個人的にすごく楽しめましたし、すらすら読めました。 ただ、本当に表現があっさりしています。 「え、これで本当にこの人は死んでしまったの!?」と思ったところが・・・ 既に死んでしまっている人たちについても、淡々と描かれているため、実は死んでいなくて何処かに身を隠しているのでは?なんて思ってしまいました(キッチリお亡くなりになってましたが)。 登場人物の感情の起伏にあまり重点を置かず、あくまでストーリーを進めることを重視しているように思えます。 ラストシーンでは、バシリスクの感情の迸りが書き込まれていて、グッときました。 久々に純ファンタジーを読ませていただきました。面白かったです。 | ||||
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