他人の見た風景がそのまま見えてしまう「怪能力」を得たばっかりに、殺人やストーカー行為をそのまま「体験」してしまう恐怖!切羽詰まった女性の訴えに、神麻嗣子と能解匡緒、保科匡緒の3人は、調査と推理を巡らす。

十津川警部は、暴力団組長の殺人罪を立証する重要な証人を、札幌地裁に護送することになった。

ヤクザ稼業から足を洗った“なで肩の狐”こと木常は、元関取・蒼ノ海と、福岡組からかっさらった現金二億円を持ったまま札幌の旅館に居座っていた。

「犬男が『女を襲え』といったんだ」―婦女暴行殺人で起訴された男は、法廷で主張した。

三年前に夫妻が惨殺された、京都の旧家・徳大寺家に、今また悲劇が。四姉妹の三女が祇園の石塀小路で絞殺されたのだ。

森と湖に囲まれた不思議な町「時の杜」。外部と隔絶された奇妙な異次元世界の森の奥で、女子高生・一色舞子が殺された。

森と湖に囲まれた不思議な町「時の杜」。外部と隔絶された奇妙な異次元世界の森の奥で、女子高生・一色舞子が殺された。

足を踏み入れたときから。いや、招待状を見たときからか。

長い刑期を終えて出所したばかりの盗みの天才ドートマンダーに、とてつもない仕事が舞い込んだ。

ミステリの女王、没後21年にして発掘された幻の傑作集。

生来内気で、仕事にも女にも引っ込み思案のランバート。すべてにおいて積極的で自信に満ち溢れたチャールズ。

旅先、フィレンツェの路上での思いがけない出会いから始まる一日を描く、とびきり優しい傑作コメ ディ(「覚えてるかい? おれのこと」)。

探偵デュパンを創出した天才ポオの全小説を、作家・谷崎精二の全訳で贈る。

探偵デュパンを創出した天才ポオの全小説を、作家・谷崎精二の全訳で贈る。

探偵デュパンを創出した天才ポオの全小説を、作家・谷崎精二の全訳で贈る。

現代の最も熾烈な闘いである企業と企業のマネーゲーム。

参勤交代には謀（はかりごと）が潜んでいた。

捨て石にされた半次、執念の追跡。 水面下で混迷をきわめる備前岡山松平家の継嗣争い。

勤皇方に与し、幕末の京を恐怖に陥れた岡田以蔵。居合の達人で市井の試刀家、首打役にも携わる野晒唐十郎。

杉原爽香、二十五歳の秋。大学を卒業して2年。

身長185センチのウラと小柄ながら敏捷なイケ。「史上最悪のコンビ」と渾名された二人の共通点はその凶暴さにある。

闇と雅の綾なす平安の御世。

ミミズの研究一筋に生きて四十数年、女性とは全く縁のなかった柿本書彦が出会った美女・中山紗十子。

人生の意義を見失い、日々をただ過ごしていただけの自衛官募集員・平貫太郎は、かつての命の恩人・東馬修一に偶然出会ったことから、想像もつかない日本の地下組織の闇に呑み込まれてゆく。

熊谷市内を流れる荒川の河川敷に男の溺死体が漂着し、男は八高線の鉄橋の上から車中何者かに突き落とされた可能性が高いとされた。

マニアックな恐怖、マニアックな驚愕、マニアックな蒐集家たち。平成本格の金字塔、あの「ミステリーズ」の姉妹編。

エメラルドが八個ついたネックレス。ある宝石商が惚れた娼婦に残した豪華な形見。

バニーとエラは一夜にして夫婦となり、リリアンという九歳の娘を持つことになった。

イギリス南部ののどかな自然に囲まれた村、イースト・リート。

西インド諸島を発つ日、わたしは存在しない庭師から手紙の代筆を頼まれた。

フィリップは暴力的で血なまぐさいことが嫌いな、ナイーヴな青年だった。彼が愛するのは美しいものだけ。

彼女は果たして100万ドルのために患者を殺したのか。

辞令、刑事課ヲ命ズ―。

明日はテストだ。一夜漬け専門の俊男の焦りは頂点に達した。

盆市で大工が拾った迷子の男の子。

アーリーは人口755人の田舎町マゴディの女性警察署長。

人気女性アナウンサーの誘拐事件が発生した。

時は維新の騒擾未だ収まらぬ明詞七年、帝都東京で不可解なる事件が発生した。

早勢理一郎と衛藤はるはもと夫婦。離婚した後も何かと理由をつけてはよく会っているおかしな関係だ。

お互いの結婚相手を紹介し合う二人だが、何も進展しない。そんな時、理一郎は高校の同級生と再会。

人里離れた別荘で卒論に没頭する女子大生の児島沙知子を悩ませる執拗な悪戯電話。

『酔いどれの誇り』のミロ・ミロドラゴヴィッチと、『さらば甘き口づけ』のC・W・シュグルーという二大探偵の競演がついに実現した。

軽井沢の内田先生から団子屋の平塚亭に呼び出された僕は、内田家の墓に供えられた謎の花について調査をたのまれた。

それは姿ばかりの秋であった。あざやかに描き出される江戸の春夏秋冬。

華麗なる列車が突如消滅―。

そして青春が終わり明日なき放蕩が始まった。血を騒がせた愛すべきロクデナシたち。

日本を舞台に、船戸与一が初めて描く情念の世界。書き下ろし長編小説。

霧の中に響く、腐れ橋を渡る妖しい足音…。

白昼、高級レストラン『モンブラン』で殺人が起きた!夫と口論をしている最中、須川織枝が青酸カリを盛られたのだ。

ある秋の晩、ロンドンのスティーン診療所の地下室で、事務長のボーラムの死体が発見された。

かつて一世を風靡したオペラの花形歌手でありながら、今は酒に溺れ場末の酒場で歌うルイーザ。

ムース郡の有志で出資し、古い蒸気機関車をふたたび走らせることになった。が、すぐに企画が頓挫するような事件が起きた。

富豪ハワード・ヒューズ邸のディナー・パーティの夜、機密文書が写し盗られた。

それは簡単な「調査」のはずだった―。

東京・世田谷のマンションで美人キャスターが死体となって発見された。

生ける死者。生者の肉を喰らう亡者の群れ。

覆面の騎士ゾロは、強きをくじき弱きを助く、大盗賊にして紳士。

プロデビューを目指す若き音楽家カップルの千秋と要之介。

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。

クレジットカード偽造、麻薬取引、密入国手引きなど、活動を拡げるアジアマフィアを摘発する端緒を、若手刑事川喜多良一がつかんだ。

凶悪な誘拐犯が人質の命を握ったままある精神状態に陥ってしまったら…。

「マグノリアは去年も咲いた。おととしも咲いた。

「わたしを探してほしいのです」と女は探偵社の男に言った。

十七世紀末、海賊船『アドヴェンチャー・ギャレー』を駆り大海原をゆく男たち―。物語の復興をうたう本格冒険ロマン。

密室と化した洞窟で発見された片腕のミイラは、3000年前の“殺人事件”の被害者だった。

男は名前をもたなかった。過去を消し去り汚れたレインコートをまとって、深い闇の中を夜汽車に揺られていた。

マリーは泣きそうな子供のような顔をした。「なにする!」圧しころした声で言った。

1965年、イスラエルのマサダ砦で発掘作業に携わっていた日本人青年・高村隼雄が、仲間のフランス人を殺して自殺した。

夭逝した天才作家の文学記念館で次々と起こる放火騒ぎ。それは惨劇への序曲だった。

やっかいなことになった。

夫の態度が急に変わったのは浮気、それとも?美人女優とキスした夢から喜んで目覚めると…!終電間際の駅で連続して死傷事件が起きた理由は?添加物に汚染されていない究極の自然食品を探したら…。

連続猟奇殺人事件には『ルーツ』があった。欲情するミステリー。

名探偵・浅見光彦が、兵庫県の城崎温泉を訪れたのは、母親雪江のお伴でだった。だが、浅見の行くところ、必ず事件あり。

深夜の首都高で、吉川国夫の車は大型車に引っかけられ炎上。国夫は死亡した。

29歳のタクシードライバー野上雄貴は、GCS幼児教育センターから幹部候補生としての入社要請を受け、不審を覚える。

お前を死刑台に送ってやる。迫真のリーガル・サスペンス。

「息子の容疑を晴らして欲しいんです。

怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。

刃物で身体を刺された女性が病院に運び込まれた。女性はまもなく死亡し、被害者を連れてきた女性は姿をくらました。

失業し失意のどん底にあった北沢勝平は、赤松と名乗る見知らぬ男に誘われるまま、強盗殺人に手を貸してしまう。

厚木市郊外の山林で、一流ホテルの美人社員・八切美樹子が強姦され、殺された。

「さっき、棄てるっていったのは命のこと?―命の棄て場所を探してるってこと?」。

マンションの屋上で遊んでいた幼女が忽然と姿を消した。母親は誘拐されたと言い張るが、何の連絡もなく日は過ぎていった。

楽園を与えられながらもすべてに満足できなかった男―それが一連の事件を引き起こした白骨死体の生前の姿だった。

中部ヨークシャーの人里離れた谷間の小村エンスクーム。

「あの世」に入れず、失われし魂を求めて「この世」に戻ってみると…。

友達のキャロリンの愛猫がさらわれた。身代金はなんと25万ドル!?あるいはモンドリアンの名画だという。

なぜ自分にこの親、この兄弟姉妹なのか。いつもやたらとベタベタしているのに、実はバラバラだったりする。

タフでクールな女コニーと、まじめで理性的な男ハリーは、カリフォルニア警察の特別プロジェクトに携わる警官。

おまえを夜明けまでに殺してやる、チクタク、チクタク…。

美人女子大生・小百合とデート中、精神(サイコ)ダイバー・毒島獣太は奇妙な事件に遭遇した。

航空機事故で両親を失い、異郷アメリカで天涯孤独となった朝倉恭介は、おのれの全知力と肉体を賭けて「悪」の世界に生きることを決心する。

嵐が吹き荒れた晩の翌朝、海岸に突如、身長100メートルはあろうかという巨人が現れた。

元テレビ・リポーターのトッド・ミルズは、学生時代の恋人ジャニスと共に奇怪な事件に巻き込まれた。

黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪われて死んだ。

安曇野で開催された山岳オリエンテーリングで、一組の男女が遭難死。

「何者であろう、テントの近くの丘の上で、子供のような人影が、月を背にして踊っていた」―虐待され軽蔑され酷使される弱者の復讐劇を幻想美あふれる筆致で描く、江戸川乱歩の「踊る一寸法師」をはじめ、甲賀三郎、角田喜久雄、橘外男らによる、日本探偵小説界に咲いた異形の