美神の黄昏
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四部作のフィナーレに勧善懲悪のカタルシスは期待していませんでしたが、多くの人々が虫けらのように殺されたのに、「宮様も笑っている」ってどういうことよ? クラシック音楽界のスノッブさや先の侵略戦争への皮肉とかでは全然なくて、作者は最大限の大団円を描いたつもりなのだから、なんとも居心地が悪いです。素人が色気を出した「イタイおっさんのブログ」みたいな文体はいちいち気に障りますが、ストーリーは滅法面白いです。週刊スピリッツ連載の大冒険譚のような掛け値なしのスケールです。 | ||||
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音楽とミステリーと歴史が交錯する、何となくスケールの大きさはマル。 けれど、やたらと難しい単語を使いたがるのと、ストーリーに直接関わらない描写が多すぎるので読みづらい。 また、死ななくて良い人を死なせるのはちょっと・・・。 | ||||
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「神宿る手」から始まるシリーズをここまで読んできて、最後の最後でなんともやりきれない読後感に納得のできない想いだ。作者の意図としては人間の欲望や善悪を超えたところにそびえる「芸術の至高・勝利」を描きたかったのかもしれないが、長きに渡って物語世界を登場人物たちと共有してきた読者としては、彼等(彼女等)が虫けらのように殺され、その殺人を指揮した首謀者が受ける報いが、たかが「芸術家のしての絶望」では到底カタルシスが得られない。最も人間的な行為が極限まで高められたものが「芸術としての至高」であるはずのものがどこかですりかえられてしまったようで、ネオナチのごとき狂信的チンピラを芸術的行為の対抗馬(あるいは芸術的行為そのもの)と扱うのは率直に言って失敗だったと思う。実在の人物を登場させたため、ストーリー展開に制限を生じたこともあったかもしれないが、第一作「神宿る手」がモデルこそあれ皆フィクションでありながらあれだけリアリティーを生み出していたのだから、最後までその方式を守って、読み手に痛快な読後感を与えてほしかった。 | ||||
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