(短編集)
アーモンド入りチョコレートのワルツ
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普通かな | ||||
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絹子さんとサティおじさんのいる部屋はおしゃれで素敵で、ちょっと憧れます。 表題の言葉も心に残ります。 でも、ピアノ曲が聞こえてきそうな活字作品を読みたい気分だった私的には、期待外れでした。 ピアノ演奏シーンもありますが、どちらかというと10代の人間関係を描いたさらっとした短編集です。 | ||||
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森絵都さんは大好きな作家さんで、言葉の使い方が読み手にすんなり入ってくるので直ぐに引き込まれその世界感に入ります。 どのお話も もっともっと読んでいたかったくらいでした。 そしてサティの「金の粉」を聴いてみようと思います。 | ||||
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音楽をモチーフにした文芸作品は意外と色々あります。私が若かりし頃に何度も読んだ『ノルウェイの森』(原曲:ビートルス。曲はあんまり好きじゃないけど)、先日再読したミステリ小説『世界を売った男』(原曲:ボブ・ディラン。こちらも曲はあんまり好きじゃないけど)、等々。スティーブン・キングの『Stand By me』もありますね。 さて、この作品はクラシック曲をモチーフにした短編集です。クラシック作品も本作もどちらも素敵ですので是非あわせて一緒に鑑賞してみてほしいと思います。ちょっとだけ人生が豊かになった気になれます笑 以下に収録された短編について感想と概要を記します。 『子供は眠る』・・・ぼく。智明。ナス。じゃがまる。章くん。5人の夏休みの話。一番年長の章くんはボス然として君臨していたが、その暴君ぶりに不協和音が生じてくる。最後に章くんの「もの言わぬ優しさ」が暗示されるのだが、私には単に章がコミュ障にしか見えなかった。夏の情景描写としてはとても綺麗で素敵であったが、個人的には一番イマイチ感を感じた(筆者は章くんを肯定的にとらえているようだが、私は否定的にとらえた)。 『彼女のアリア』・・・本作では一番好きな短編。高校受験前の中三生「ぼく」は突如不眠に苛まれる。あまりの体調の悪さに楽しみにしていた体育祭をバックレようと無人の校舎に行くと、漏れ聞こえてきたピアノの音。ピアノを弾いていた少女藤谷に「ぼく」は惹かれて行く。ちょっとしたツイスト(音楽のジャンルでなく、ちょっとした物語の起伏)の後、最後にキュンキュンなる終わり方(おっさんキモくて申し訳ない)。読後、不眠の友にのために作られたというゴルドベルク変奏曲をYouTubeで検索してしまうこと請け合い。 『アーモンド入りチョコレートのワルツ』・・・個性的なピアノの先生、絹子先生のもとに通う奈緒と君絵。そこへ突然現れる変なフランス人のおじさん。通称サティおじさん。シュールな展開の思春期のとんがった気持ちが絶妙に調和した作品。エリック・サティのピアノが改めて聞きたくなるはず。書き方が非常に美しくまた丁寧で、内容も素敵な小品。 <さいごに> ジェンダーフリーが叫ばれる現代に言いづらいですが、私が購入したものの表紙はちょっと女の子女の子しており、おっさんが購入するにはちょっと気恥ずかしかったです。内容も、中学生が主人公ということから、子供向けに思えるかもしれません。でも、十分大人の読書に耐えうる作品だと思います。かつての中学時代を思い浮かべたり、お子さんと重ね合わせながら鑑賞してみてはいかがでしょうか。 | ||||
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総ページ数200前後の短編集。3作からなり、それぞれ70,50,100ページ前後。 個人的には真ん中の「彼女のアリア」がお気に入り。 変化をテーマにしながら永遠の一瞬を感じさせる作者の手腕にただ感激。 | ||||
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