永遠の出口
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裏表紙が真ん中でガッツリ折れてました。確かに中古品の購入ですが。扱いが悪過ぎる。 | ||||
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ある女性の、小学校から大人までのリアルな日々を綴ったお話です。 小学校時代の女子達の大人っぽさ。なのに中学生になると急に情緒不安定になって、周囲ともども怖いくらいに荒れてしまう。高校生になると少し落ち着くけれども、恋愛的なことで色々あって。 人としての成長と、あらゆる人生の葛藤、そして宇宙についての関心やその後を描いていて、とにかく勉強になるし、なんていうか生きるって良いなあ、と当たり前のことだけど思わされる小説でした。 ただ、エピローグでは「え、ええ!?」と戸惑ってしまいました。 精神的に成長したお母さんと思いきや、それはやっちゃダメでしょということもしまくってるし。 ここまでの学びはなんだったの? と呆れてしまうようなこともしてます笑 でも、人って結局そうなのかもしれないですね。 ある一面ではとても優秀で大人。でもある一面では子供っぽくて問題だらけ。 正しいことと過ちを繰り返しながら、それでも毎日を必死に生きる。 やはり学びのある一冊だと思いました。 | ||||
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内容は面白かったですが、カラフルで森絵都に入り2冊目でこれだとあまり世界観や文体には変わり映えせず森絵都だなあという感じでした | ||||
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ありがとうございました。 | ||||
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何気に評価の難しい作品だと思います。 ティーン向け(それも女子)であれば、まあオッサンの私自身が読むのが間違っているのかもしれませんが、主人公の自意識過剰感が男性の読み手としてはけっこう萎えました。ただ最後に救いは来ます。 のっけから、「永遠」という語への自己陶酔的な主人公の思いや、小学生の仲良し三人組での買いものと恋話、中学時代の善良な友人千佐堵に感じる「善良なもののタチの悪さ」など、読んでいる方が若干恥ずかしくなるような自意識過剰感が印象的でした。中年のおっさんには「そういう気持ちになるんだ?うーむ、あまり本質的でない気が・・・」と考える箇所もしばしばで、ちょっと理解しづらい心情も少なからずありました。でも、女子からすると共感を得る感覚なのかもしれません。 もうひとつ。読んでいていたたまれなくなったのは、主人公が中学のテニス部をやめたいという話を母親と出来ぬまま泥沼にハマっていったこと。しかもその後主人公が中学校生活を相当コジらせますが、父は仕事で家庭を振り返らず、姉はバイト先の彼氏に夢中、母親だけが責任を感じ追い詰められなくなるという部分です。 親は得てして子供の話を聞かない・信じない・途中で遮るなどをするのですが、コニュニケーションは双方向でないと成立しないことを改めて感じました。自分が子供のことを聞かなければ、子も親のこと聞かないわなあというのが親になってからの実感。中学生程度になると最早子供の方が優れている部分も出てきますし。徐々に、自分より下の存在、というのではなく、マジで傾聴、という意識を持たないと子育て失敗するなとしみじみ。向こうが話す相手として親を選ばなくなる。 それから、問題が発生した時に母親だけが抱え込むという悪循環。昨今は家庭に時間を割く父親も増えているとは思いますが、家族を機能させるには家族それぞれ(特に親の)意識的な働きかけがないとうまくいかないと感じました。およそ組織というものはそうですが、作るだけなら簡単、でも「うまく」メインテインするには相応の努力が必要ですよね。家族だってそうだと思います。 最後の最後、エピローグで、足早に主人公の高校以降から現在までが語られる。この箇所こそが本作のメッセージであるように思います。美大受験失敗、就職、不倫してクビ、結婚と離婚、そして今、かつて願っていた文具のデザイナーをしている。 そこで語られるのは、失敗もつまずきもあるけど、依然元気でまだ生きているという今の自分の肯定。繰り返される失敗も、何とかなるという生の肯定、でしょうか。 エピローグを読むと本作が本屋大賞で入賞したというのもまあ納得します(因みに第四位っていう順位を堂々と表示するマーケティング戦略は相当微妙だと思いますが)。 ・・・ 本作は、日本語の拙い中学生の娘に日本語の練習として読ませるために買ったものです。娘からは、まあまあ、の評価を頂きましたが、改めて読むとなかなか女子のアクがあり男性には評価が難しい作品であると思いました。 もし私に娘がいなかったらきっと手に取らなかったと思います。逆に言えば、娘さんがいらっしゃるご家庭、思春期の学生を相手にする教師や教育産業の方は読むことで学ぶことがあるかもしれません。 | ||||
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