四日間の奇蹟
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.60pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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この、障害をもつ少女にどんな謎が隠されているのか! | ||||
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悪くはなかったが、事件がおきるまで長い。。。 | ||||
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予備知識ゼロで読みました。最初にこれはミステリーじゃないですよね。とても美しい物語といえます。確かなしっかりとした文章で会話や心理面などを書かれていて読みやすく、如月のそばにいて彼の行動をじっと見ている感じになりました。 | ||||
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このミステリーがすごい大賞にクエッション? | ||||
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指を失ったピアニストと脳に障害を持つ女の子の間に起こる奇跡のストーリー。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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このころの小説って泣ける!って評判の小説が流行っていたけれどこの小説はそもそもそういう小説じゃないと思うんだが。そしてこの小説はそもそも推理小説なのか? って思うんだが。著者は日本ファンタジーノベル大賞に応募歴があって落選経験があるそうだがこの小説なら日本ファンタジーノベル大賞なんて受賞できる訳などないと思う。 | ||||
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感動モノ的なタイトルで購入したが、登場人物のだらだらとした会話が続き、一向に話が進展してこないのにじれてしまった。タイトルと話の流れから方向性が予想付いたので、あまり惹かれないものを無理に読むこともないと思い、途中でやめた。話がなんとなく安直なので映画にしやすいだろうなと思ったら、案の定。話がくどくどと続くあたりはカラマーゾフのアナロジーか。カラマーゾフも途中でギブだったけど。 | ||||
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引っ越しを期に15年ぶりに再読。前に感動したところのページに折り目がついていました。やはり同じところで目が潤みます | ||||
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「泣ける小説」として有名な100万部超えのベストセラーだが、一滴の涙も出なかった。障害、自己犠牲、悲恋…ひねくれ者が鼻白む要素のオンパレードである。しかし、そんなマイナス点がどうでもよくなるくらい、とにかく読んでいる間、「幸福」であった。 資料的に本を読む日々が続いている中、「小説を読んでいる幸福感」を久々に味わせてくれた稀有な一冊。500ページ超えの長編だが、一文足りとも読み飛ばさずに読了した。 このミス大賞第1回金賞受賞作。選評や解説にもあるが、本作は超有名作家の超有名作とトリック(?)が同じという、(まだ世にない小説を発掘することが目的の)ミステリ系新人賞における最大の御法度を犯している。そもそもどう考えてもミステリーではなくファンタジーである。 しかしそんな制約云々よりも、加点主義で純粋に面白いエンタメ性を評価して本作に第1回の最高賞を与えたところから、「このミス」の方向性が決定されたと考えることもできる、このミス史における重要な作品。 ただ、そう書いておきながらも、本作は良くも悪くもこのミス大賞作中、最も「このミスらしくない小説」だった。それは、まだ1回目だからカラーが定まっていないとかそういう表面的な話ではなく、もっと深いところ――文体や台詞回し、構成といった作者の小説に対する態度がこのミスらしくない……いや、「宝島社っぽくない本」のである。 個人的には、講談社ノベルスっぽい本だと感じたが……英米文学感もあった。作者が翻訳業をやっていたからだろうか 「今のこのミス」は良くも悪くもライトでハイテンポで派手なエンタメ小説に振り切っているので、それらと比較すると本作はキャラは薄いし題材は地味。展開は遅く、ひねりの一つもない淡々とした筋立てである。台詞も一文も長すぎるし、描写が丁寧すぎるし深みやメッセージ性がありすぎる。 今のこのミスだったら、7割くらいの文量に刈り込まれて、その上で派手な要素や漫画的なキャラが足され、前半に事件がいくつか盛り込まれ、ラストにはどんでん返しを加えられるのではないだろうか。つまり、改稿ののち隠し玉としての受賞である。 良くも悪くも新人感がなく、「すでにクラシックの風格を備えている」という大森望の選評はまさにその通りだと思うのだが……こういった「非このミス感」は、老害読者には「うんうん、こういった示唆に富んだ文章や豊穣な物語こそ、小説本来の味わいだよなぁ」と嬉しく思わずにはいられなかった。 このミスに限らず、今のエンタメ系小説は先鋭化が進みすぎていて、すぐに漫画化や映像化ができる、「原作」のようなものばかり。そっちのが広くウケるのはわかるが、「それなら初めからシナリオを読むよ」と言いたくなることも多く…… 本作は、そんな、「純文学ではないエンタメ小説ではありながらも小説の醍醐味に溢れた作品」だった。(そしてつまり、そのような感慨を起こさせてくれる小説が、個人的に講談社ノベルスに多いと感じていたということだ) 一方、同賞の銀賞、東山彰良の『逃亡作法』、優秀賞の『沈むさかな』、隠し玉の『そのケータイはXXで』なんかは、どれも(今の)このミスっぽく、宝島社っぽい小説だから……そういう意味では、やっぱり第1回というよりも、この小説が特別なのだろう。 読みやすい文章や、綺麗な描写というものはあるが、本作はとにかく「読ませる文章」である。 変な言い方になるが、文章そのものはそこまで大したものではない。ただ、その文章を読ませんとするパワーが凄い。 しかし選評でも「説明を排した描写」と絶賛されているように、描写力や文章力……とくに堂々とした書きっぷりなんかは新人離れした完成度だと思うのだが、文法や語彙、漢字の使い方でところどころ首を傾げてしまう箇所があった。 しかしそれは意図的なものっぽくも見える。翻訳に従事していた作者のこだわりか、癖なのか…… | ||||
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ミステリーではない。 ジャンルに分けることに大きな意味があるかどうか別として、しかし、ミステリーという分野の小説を読みたいと思ってこれを手に取ったら肩透かしを喰らう。 綺麗な語り口で読ませていく。 途中までの感想は「読みやすい」「ドラマとか映画になりやすそうな話」とはいえ、面白い。 しかし、途中で一変する。 はい〜〜??? と思わず声に出した。 思わぬ事故で「失った」指と「得た」少女。 そのことで、主人公と少女が新たな人生を歩み出すに至る感動話だと思っていた私は、ここで、読む気が失せた。 主題は、その通りだが、その「奇蹟」にたどり着くのに「超現実的ファンタジー」は必要だったのか? どうしてもそこにファンタジー要素を入れたかったのか? そこに頼らずとも、山間の療養所で献身的に働く人々との交流からそこに持っていくことはできたんじゃないの? しかも、ご都合主義的に事故や悲劇を起こす展開も好きではない。 ついでに、最後に少女に「渡された」ものについては、もう身勝手としか思えないんだが。 | ||||
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