迷宮



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【この小説が収録されている参考書籍】
迷宮
迷宮 (光文社文庫)
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初公開日(参考)1995年04月
分類

長編小説

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迷宮 (光文社文庫)

2000年01月31日 迷宮 (光文社文庫)

元作家・皆木旅人が謎の死を遂げた。皆木は、寡作ながら作家として高い評価を得ていたが、二十余年前、突如文壇を去っていた。皆木の遠戚・春田大三は、海外旅行から帰国後、初めてその死を知った。遺書が残されてはいたが、どうしても皆木の死が自殺とは思えない春田は、その死の謎を追いはじめた。人類普遍のテーマに挑む、文学ミステリー、現代人必読の書。 (「BOOK」データベースより)




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迷宮の総合評価:9.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(5pt)

今は知識が増えている

もっと若い頃に読めば、つまらない、判らない、で済ましたことが、今読むと、先行思想を踏まえつつ。持ち前の嫌みで、判る人に判る構成で緻密に考察しているのが判ります。中学生の頃大西巨人先生の本がいっぱい並んでいて、評判は聞いていたのでブンガクだと、いっぱい借りて、目を通したのは間違いないのに何の記憶もなく、目で舐めただけで返したことがあります。タイトル的に、その頃あったような大西巨人作は図書館に既になく(図書館てけっこう除籍処分で、あげることどこもしてますね)そういう、今は亡きな、ものも懐かしく買い集めてます。
現在も借りれるものも当然ありますけど、さあ読んだ返した、でなくじっくり噛んで含めないと、(本書もそう)よく分からない作品になっております。大西作品は、
でも、ある日判ると、自分の読書成長も判るし、興奮します。名作は映画になるような活劇的分かり易さだけのもので構成されているものでなく、
こうして、長い人生を渡り初めて理解して、その深さに驚く、というものもあります。この作品は、キャラクタの人生模様でなく、あちこちに散らされているメッセージを徐々に感応するようなものを目指しているのだと感じました。
迷宮 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:迷宮 (光文社文庫)より
4334729452
No.1:
(4pt)

極めて純文学的な推理小説

本作品は、推理小説という枠組みをとりながら、人間の老いと創造力というもの、安楽死あるいは尊厳死に対する是非というものを、考えさせられます(森鴎外『高瀬舟』の影響もあるのでしょう)。最後は、第四章『幽霊をめぐって』からの連関が素晴らしく、文字通り「うまくやられた!」的ではあるのですが、単なる推理小説を超えた、哲学的な問いを読者に残すところが、筆者の手腕であり、純文学作家たる所以です。

また、明らかに筆者が投影された人物である皆木旅人が、イプセンを始め、様々な作家や歌人や思想家について言及するところは、文学的に勉強になります。特に、第四章において、皆木が、「言論・表現公表者」の在るべき姿勢について言説する箇所は、多少なりとも文学に関心を持つ人は、必ずや読んでみるべきだと思います。

つまりは本書は、人間的な、文学的な、未完の問いを読者に残す好書です。
迷宮 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:迷宮 (光文社文庫)より
4334729452



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