(短編集)

五里霧



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    初公開日(参考)1994年09月
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    短編集

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    五里霧 (講談社文芸文庫)

    2004年12月31日 五里霧 (講談社文芸文庫)

    2.26事件、戦争、召集、労働運動、差別、左翼文学、東欧民主化、フェミニズム、エイズ……。1931年から1992年までの、ある年ある月の出来事を手懸りに、当時の時代相を鋭く抉り、人間の生き方を問い直す12の物語で構成された短篇オムニバス「十二か月物語」。俗情との結託を排し、厳格で論理的な文体により、時代の流れと生の意味の根源へと遡行する意欲作。 鎌田哲哉 大西巨人が自らの短編で絶えず提示したのは、「ひとりで立つ」ことを試みる者達が、互いの差異を維持しつつ古い言葉を破砕され、新たな言葉と出会って行く活動の原光景なのである。だが改めて考えれば、それは他ならぬ『神聖喜劇』の様々な急所にも存在したはずだ。<「解説」より>(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (5pt)

    ジェンダーを含めたいろいろな差別の在り様

    大西巨人拾い読みシリーズ。1992年〜1993年に雑誌「群像」に連載された短編集。今回読んで一番印象が強かったのは表題作でもある「五里霧」にあって作中人物下村氏が、文芸作品において男性器が名指されることは多くあったのに女性器が名指されることはなかったことを「これは、文芸表現の世界において、いかに女性が差別・圧迫されてきたか、ということの明白な一証左です。」の述べた部分。最近読んだ「禁断の果実 女性の身体と性のタブー 」 リーヴ ストロームクヴィスト (著), Liv Stroemquist (著) 相川千尋 訳 花伝社の内容と被っていて興味深かった。作品の動因となった事件への見解についても2010年代後半の相場では、下村による主人公・高村の批判が正当とされそうだが、それでも主人公は1990年代前半の70歳代男性として下村の批判に真摯に対峙していて、その姿はその後の性差別認識の深化・発展にも即しているように思われた。その辺りは流石は著者という感想を持った。
     本短編集は総じて様々な時点、場所、階層において、差別や格差付けの問題を扱っていてその中に自然に性差や性に関する主題が取り上げられ、飽きずに一読し、再読再々読することでますます得るものが大だろうと思われた。
    五里霧 (講談社文芸文庫)Amazon書評・レビュー:五里霧 (講談社文芸文庫)より
    406198392X



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